悪徳の褥 (ビーボーイスラッシュノベルズ)

著者 :
  • リブレ出版
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本棚登録 : 104
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799711293

感想・レビュー・書評

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  • めっっちゃめちゃ面白かった!!
    “悪徳の褥”“悪徳の楔”を続けて一気読みしたので、シリーズ2作合わせての感想となります。

    男前×男前の執着愛というか、愛憎劇というか、スリリングでエロくて熱いっ!!
    そしてそんな2人に心酔する男達。
    恋愛感情とは関係ないところで慕い慕われる男達もカッコいいですよねぇ〜^^
    受視点メインのため、どうしても受に感情移入してしまうので、2作とも辛い場面がありました。
    これ一般的な作品なら受をただ見守り待つだけの攻視点も辛いものがあるんでしょうが、この究極の俺様攻はたぶん“自信”しかなさそうだな、と。
    どちらも男前なので、攻推しも受推しもどちらも同じくらいいそうな感じがしますが、私は受推しです!!
    普段は冷静沈着なのに、愛する男にだけは熱くなる…あぁ、たまらん(≧∀≦)

    このシリーズ、もっと読みたい!!

  • 若頭×右腕
    ヤクザもの

  • 自分への本当の気持ちに気づかせるためにあえて裏切り、棄てていく…そんな攻様の愛に受様が気づくまで。極道らしくバイオレンスあり、色気あり。舎弟さんたちもそれぞれ個性が際立っていてすごくイイ!

  • 名倉組若頭・黒田×黒田の右腕的存在・二宮。

    黒田の組みを裏切った理由が最後まで読んでもイマイチわからなかった^^;
    ただ単に二宮の身体も心も手に入れる為だったとしたらあんなに苦悩した二宮が可哀想に思えるんだけど^^;
    真意がはっきりせずスッキリしない終わり方だったから悪徳の楔 で黒田の行動の意味がはっきり分かると信じたい!

    ストーリーとしてはエロ多めで極道物と面白かったかな

  • 若頭(攻)が裏切った理由がスッキリしない。一応文中で説明されてはいたが…。「天下とるぞ」で終わってたが、それでいいのか受。

  • 全部読み終わっての感想は
    「なんだ、壮大な(かつハタ迷惑な)攻めによる愛情確認か」
     
    まぁそこに至るまでの受けの切なさったらなかったけど。

  • 攻め:若頭・黒田
    受け:二宮


    子供の時に父親を殺した際のトラウマで不能な二宮は若頭・黒田が目の前でどんな女や男を抱いても少しも動じなかった。二宮の願いはただ黒田に組のトップになって欲しいだけ。18才の時に黒田に拾われ誠心誠意尽くし今では黒田の右腕になっていると自負していたのに黒田は自分を置いて組を裏切り出て行ってしまう。二宮は一転黒田を追いかけることに…。


    中原さんに陸裕さんの挿し絵かぁ、と読んでなかった作品。陸裕さんは大好きな絵師さんだけどヤクザを描かせるには線が綺麗過ぎると思ってました。毒々しさが足りないというか。でも見事に裏切ってくれました。華やかな美麗さはそのままに攻めの背中の刺青を美しく仕上げていました。絵師さんによっては背中一面の刺青がチャチな時もあって興醒めでしたがさすが陸裕さんでしたね。

    さて、作品の方です。
    これまた、積んでいたのを後悔させるエッジの効いた作品に仕上がっていました。
    最近の中原さんはちょっと緩い感じで、とりあえず淫具を使ってネチっこく攻めればいいかな的な作品が多かったですが、今回は追っていく受けの今までの自分の信頼に対する裏切りと女扱いされて、そんな風にしか思われてなかったのかという悲哀がない交ぜになった複雑な気持ちが緻密に描かれていて良かったです。
    しかも何年もインポだったのに攻めに抱かれてそれが治ったとか、男のプライドはガタガタです。殺してやる!と思うほどの憎しみさえ湧いてきているのに、長年遣えていた実力ある男の魅力には抗えず葛藤する。

    背景もハードボイルドなヤクザもので読ませてくれました。

    ところで、このあと組とはどうするんです?(笑)恋愛(二人の気持ち)に重点を置いてるので二人の気持ちが繋がって終わりは、いいと言えばいいですが、あれだけヤクザの組の話を書いてるのだから、決着まで書こうよ!(笑)
    決着まで書いたらページ数が足りないのは分かるけど。気になる。いや、黒田が天下をとるのは明白なんだけど、どうやって取るのか、そこもきっちり読みたかったな。

    ということで評価を3にするか4にするか超迷った作品でした。

  • 豪胆で男も惚れる若頭×若頭に拾われほれ込みついていく右腕の極道モノ。久々のハード系中原さん。『淫雨』とか好きな方にはおススメかも。テイストはあれに近い。恋とか愛とかそれ以上の男の関係旨し。キャンディーバーが出てきて笑った

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著者プロフィール

2001年に白泉社にてデビュー。シリーズ物を多く手掛ける。

「2016年 『極道の淫らな挑発 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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