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- / ISBN・EAN: 9784799726686
感想・レビュー・書評
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この世に生まれ出でたときから何故か男男の世界に惹かれ、男男の世界が好きで好きで、大好きであるがゆえにモブにしかなれない我々のよろこびと切なさと、ほんの少しのさみしさが、あますことなく描かれていました。
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Twitterに流れてきた宣伝でコンセプト・作家・表紙等を見てなんだか気になってしまった。地元の田舎SCの書店でちょっと探してみたら、平積み残り1冊だったので、急き立てられてる気がしてつい購入。商業BLアンソロって、もしかしたら買ったの初めてかもしれないというくらい珍しい買い物でしたが、面白かったです。どのお話も少女漫画的な心理描写丁寧系のクオリティ高いもので、わりと上品な雰囲気の一冊でした。どれも面白かったけどためこうさんの作品を初めて読めてうれしかった。あとふみふみこさんの男の娘めっさ萌え。
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もう!もう!はらださんのラストに全部持ってかれた!!真理(笑)
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女子視点BL。好きな作家さんの単行本や短編集に掲載されているものが多く、知ってる話がほとんどだった。ためこう先生とはらだ先生が良すぎる…ためこう先生の闇が垣間見える感じほんとに癖になる
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女子視点のBL
みんな幸せになって欲しい -
『ごめんね高木さん。こいつ本当に無愛想で』
たまんねぇわ。
女の子目線だから、男の子たちが一体どこまで進んだカップルなのかとか二人がくっついてるきっかけは何なのかとかが断片的にしか分かんなかったり全く分かんなかったりするのが新鮮で面白かった。し、大好物の失恋ばかりなのもすんげ好き。
「ナチュラチュラリィ」「貪欲な花」「種田くんと付き合いたい」「はいはい、かわいいね」「わたしたちはバイプレイヤー」がむっちゃすき。愛。
ちなみに貪欲な花についてですけど、向日葵には「偽金持ち」っていう花言葉があるんですって……♡ -
女の子の主観や、感情などが入ることによって第三者に感情移入することが容易いです。
作品の中でモブとして2人を観察していたい……その思いが叶った感じでしょうか。かなり好みが分かれると思いますが、私は好きです。 -
どれも「へぇ~っ」という感じの読了感で、感動などはしませんでした><
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アンソロジーコミックは、掲載作品のレベルに波があるので、あまり好きではないのだけれど、名のある作家さんが描いているだけあって、収録されている作品はどれもめちゃくちゃレベルが高い。たった数十ページの中に、よくぞここまでドラマをちゃんと詰め込んだと唸るしかない。モブ女子としてBLを眺めるという面白い取り組みの本。正直、想像していたよりもずっと良かった。
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今までBL漫画を読んできて、女子からの目線でBLを見ることがなかったので、とても面白いアンソロだと思いました。
はらださんの話が面白かった!BLにおいて女子と中身が変わっちゃうなんて話読んだことなかったし…! -
物語の中では脇役である女子の視点で綴られる企画BL。秀良子さんの「少女C」と糸井のぞさんの「ストックホルム」が特に好き。ふみふみこさんのお話「神の道徳論的証明」女装子と女装子に惚れちゃうおっさん(に見えないけど)かわいい。女装子の理解者たらんとする主人公の地味女子、王道だ。志村貴子さんの「玉井さん、恋と友情」は「起きて最初にすることは」からスピンアウト。当て馬少女。王道だ。トリの「わたしたちはバイプレイヤー」はとりかえばや。はらださんの漫画初めて読んだけど面白い!これは豪華なアンソロジー。
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僕は果てしなくノンケの男で、この漫画も呼んだのは好きな作者が描いてるからという理由でした。なんて素晴らしく、残酷なストーリーなんだろう...と感じました。BLというのは男同士が結ばれ男同士が幸せになる漫画です。(例外はあるにしても)そんなBLを女の子の視点から描いていくというコンセプト自体が既に面白いなと感じました。そして、やはりBLの女の子は幸せにならない、あくまでも弁当のおひたしのように主役にはなれないもの...幸せになる2人をただ遠くから見つめることしか出来ません...女の子が介入しないからこそのBLだけれど、BL漫画に出てくる女性達の悲しみと虚しさを感じることが出来たのが何よりもこの漫画を読んでよかったと感じました。
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特典 なし
リブレ アンソロ 漫画のみ
全体的に言うと、わたしがBLの中に見たかった女の子はそんなに描かれてはいなかったかなぁ。
卒論関連の文献読んでてフェミニズムとかジェンダーに敏感になってるからかもしれないけど、なんていうか、別にそればBLでなくても良かったんじゃない?って話が多かったかなって。
カバーも担当してらっしゃる秀良子さんの表ヅラは完璧、実は腹黒美少年×暗くてキモい男子を見てしまうモブ女子っていうお話は、やはりカバー+巻頭担当なだけあって読み応えってか、うんうん、女子BLってこういうことよなー!っていう手応えがあった。
私たち女子はきっと一生、BLの主人公には、あのきらめきの最たる人物にはなれないんだ、って。
そんな想いを抱きました。
次の糸井のぞさんの孝行教師→×誘拐犯(?)→反抗期の思春期女子高生の奇妙な生活を描くお話も好き。
途中の誘拐犯と女子高生、しかもそこに女の子の通う高校の先生も絡んでくるっていうおかしな生活も好きだし、最後に結局女の子が二人の元に帰ってくる、っていうのが最高に奇妙なんだけどものすごく切なくて好みだった。
まぁ糸井のぞがそもそも好き、この人の描くお話のへんてこ切ない部分が好きってことは大分大きいと思うw
女子BL云々ってか、糸井のぞの大勝利感はあるw
ふみふみこはやっぱり男の娘のスペシャリストwww
肝心の主人公ってか語り部たる女の子の描き方の雑さもなかなかだけどw、あくまで男の娘であって女の子ではないっていうのがちゃんとね、描かれているんですよね。
これも理想の女の子@BLだったなぁ。
途中、他にもちらっと知ってる作家さん、知らない作家さんといたのだけれども、個人的にはそんなにヒットはなかったかなー。
ラストは はらだ。
おーおー、はらださん久々ー、こうやって見たらこの人曲線に抜群のセンスあるなー、やっぱり絵上手いんだーってw今更かいw
学校一の才色兼備美女(→♡学校の王子様男子)とキモ男子が入れ替わるっていうドダバタコメディwww
全然BLっぽい要素もなくて、ただただはらだお得意のテンポ感の良いコメディが続くんですよ!
私の大好きなメタ発言もあるしw
なんなら入れ替わりをきっかけにキモ男子×美女の恋が始まりそうなフラグすらあるのよ!
だから油断してたの…まさか突然のR-18ホモ展開が1Pまるまる来るだなんて…。
それもキモ男子×王子様男子!!w
そしてそこからの展開が流石はらだ…としか言いようがない…。
そう、私たち女は絶対にBLにおいて幸せにはなれない…。
前述の通り、これもメタメタな発言(ダブルミーニング)なのですが、この見開きページを話のラストに、並びにこのお話を本のラストに持ってきたのは完璧にドラマティックな展開だった…。
途中(私的には)ぬるい女子BLも挟んだこの本全体としては、そして幸せ展開を描いたこのお話としては、まぁある意味バッドエンド(過激派腐女子には最高のハッピーエンドかも?)なんだけど、これこさ真の女子BLなのかもなーと妙に納得。
やっぱりはらださんは上手いわ…。
完全に一枚上手。読者の期待を良くも悪くも裏切ってくれる…。くそー!!
そんな本でした!! -
はらださん天才か。
全体的に面白かった!シリーズ化して欲しい。まじで。
女子がキー(ウー)マンというか、攻受の間で重要なキーパーソンになってる作品には名作が多い、と、勝手に思ってるし、というか好きなんだけど。
どれも面白かったけどはらださんのは半端なく面白かったなー。ギャグセン高。
ビッチの話は今まで考えた事なかった展開だったので新鮮でした。
どんなBLでもハピエンっていう表舞台の裏ではひっそりと身を引いていった女達の存在があったよね、
と思うとラスト見開きの意味もぐっと
っていう。
そう、私達が幸せになったらこのお話はなりたたないから!
あと
「なんじゃこら」
くそかわいい。 -
とてもとても良かったです。
どのお話も女の子が本当に可愛くて、嬉しくなりました。
元から女の子の出ているBLが好きなんだけど、その扱いには時折疑問を抱いていたので、こうしてフォーカスを当てて大切に描いてくださってありがとうございます…って気持ちです。
普段から商業BLを読んでる人にも、あまり読まない人にも、ぜひ読んでみてほしい。
女の子の出てくるBLが好きな人ほど読むの怖いと思うんだけど、というか私がそうだったんだけど、少なくとも私は解釈違いとか全然なかったです。
むしろいろんな解釈や関係性があって、いろんな二人がいて、その二人を見る女の子もいて、そんな世界がとても良かった。
読んだあとはちょっと切なくて、でも暖かい気持ちになります。 -
女の子視点のBL好きなので待ってました!な感じでした。もっとこういうの出ないかなあ。女装が多いですね