最悪最愛の婚約者 (乙蜜ミルキィ文庫)

著者 :
  • リブレ出版
3.60
  • (0)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 15
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799729014

作品紹介・あらすじ

引っ込み思案な伯爵令嬢のレティシアに結婚を申し込んできたのは、意地悪でちょっと苦手な侯爵のウォルフ。何で私を妻に欲しいの?熱烈に抱かれ愛を囁かれても、過去のトラウマからウォルフを信じられないレティシア。そんな時、彼と王女の結婚の噂が持ち上がり!?傲慢だけど誠実で優しいウォルフ-そんな彼が好き。不安に揺れながらも自分の気持ちに気づいたレティシアは、彼に想いを告げようとするけど思わぬトラブルに巻き込まれて!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【ネタばれ感想注意】

    内気で読書好きな19歳伯爵令嬢ヒロインと、顔を合わせるとすぐに意地悪な態度を取ってくる24歳侯爵ヒーローとの幼なじみラブストーリーです。

    今時、好きな女の子に「ぶす」発言する大人げないヒーローを久し振りに見ました(笑)。
    しかし、本当はヒロインの事が「天使」に見えて可愛くて仕方ないヒーローが、ヒロインにぞっこんという幼なじみカップルのお話でした。
    好きな子をついいじめてしまうという、大人になりきれないヒーローですが、社交界ではあまり快く思われていないヒロインの読書好きを肯定してくれる優しいヒーローでもありました。
    …が。
    初Hが、泣いて抵抗するヒロインを無理矢理…というのが駄目でした。
    それ、ただのレイプだから!
    無理矢理、駄目、絶対。

    実は一番衝撃的だったのが、「陰毛を剃る習慣の国」という設定だった事です。
    ヒロインがまさかのパイ○ン…!
    ただ、ヒロインはパイ○ンの筈なのに、266頁9行目では「二人の茂み」と書かれていたり、ラスト近くで設定がぶれぶれになっていたのが残念でした。
    更に、271頁9行目は「ウォルフ」ではなく「トマス」の間違いですよね…?
    その他、TL小説では当たり前の誤字もありましたし、校正もっと頑張って欲しいです。(^_^;)

    一応、貴族社会で生きているヒロインとヒーローですが、結婚前の純潔を重んじる国じゃないのかと首を傾げました。
    ヒロインは結婚前に純潔を奪われているのだから、ヒーローとの正式な婚約の前に一種のマリッジブルーなのかどうか知らないけど、今更結婚を悩んでいたのが謎です。
    あと、ヒーローは子供の頃に本好きなヒロインから色々教わった事がきっかけで好きになったと告白しますが、5歳も違うヒーローにヒロインが教えられるのかとも疑問が…(笑)。
    仮にヒロインが6歳でも、ヒーローは11歳。
    あくまで個人的感想ですが、せめて2~3歳違いなら教える事も無理がないように思えました。

    エピローグは2人の結婚式となっていましたが、ヒロインに契約結婚を申し込んでいた妹思いの当て馬君と、ヒロインしか見てないヒーローに熱烈にアタックしていた王族の娘さんがその後どうなったのか簡単で良いので知りたかったです。
    意地悪な幼なじみヒーローとのラブストーリーという設定も好みで、好きな作家さんだっただけに、個人の好みですが色々と惜しい作品になっていて残念でした。

全1件中 1 - 1件を表示

玉木ゆらの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×