サーベルタイガーの獣愛 (ビーボーイノベルズ)

著者 :
  • リブレ
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本棚登録 : 58
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799729793

感想・レビュー・書評

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  • 父王の側室に国を追われた王子ルシュカ×最強の戦闘民族・サーベルタイガー獣人族の族長ディオルク

    父や国の為にと助力を求め獣人族の地を目指して旅に出るルシュカと、中立の立場を守ろうと断るディオルク。ルシュカは獣人一族を説得するために獣人族の地へ帰るディオルクの後を必死に追っていくが、そんなルシュカの姿を見て途中で絆されていくディオルクが可愛い…!
    過保護(攻)×健気(受)のBL小説です。

    獣人族の地を目指す2人が初めてむかえる赤い満月の夜(オラーン・サラン)で発情し理性を失ったディオルクに無理やり抱かれ、その後ギクシャクしてしまう2人…ルシュカを怯えさせないように人の姿で接するディオルクと、そんな彼に気付いてるルシュカの不器用に愛を育んでいく様子が好きでした。
    えっちなシーンは多めだけど、しつこくなく、そこに重点を置いてない感じは読みやすいかなと思いました!

  • 恋に狂った獣人族は、理性を失う。なるほど!シリーズ通して納得。
    リシュカが頑張り屋さんで好感が持てました。

  • サーベルタイガー獣人族族長・ディオルク×カーディア王国第二王子・ルシュカ。
    「竜人と運命の対」がとてもよかったので、同じ世界観と知りこちらも読んでみました。とてもよかったです。
    ディオルクが、小さく可愛らしいというルシュカにどうして触れていいかわからないという不器用さがよいです。次第にその心の綺麗さや優しさに惹かれて、甘く優しくなっていくのが堪らない。でもオラーン・サランを境に関係がギクシャクしてしまう。深い悔恨と怯えさせまいとルシュカを避けるも、人間の姿で様子を見に訪れる。ルシュカは怯えながらもディオルクのことが頭から離れず、あのときの言葉の意味を考える。
    竜人と比べるとサーベルタイガーの恋情はだいぶ激しいですね。ディオルクもたびたび激情しててちょっとびっくりします。
    ルシュカが心が綺麗で優しいんですが、なにも出来ない王子様みたいなのがちょっと残念です。素直で可愛らしいんですけどね。
    ブラコンのお兄ちゃんが楽しかった。

  • 父王の側室の策略により王宮を追われた可憐で優しい第2王子の17歳受けと、最強の戦闘民族と称されるサーベルタイガー獣人の族長で堅物だけど面倒見の良い140歳攻めとの異世界ファンタジー異種間ラブストーリーです。

    BLです。
    同作者さんの『竜人と運命の対』と同じ世界です。

    獣人も匂いで感情が分かるというのは竜人と同じでした。
    サーベルタイガー獣人の平均寿命は300歳という事です。

    華奢で可憐な受けと巨躯な攻めという、体格差カップルでもありました。

    受けと攻めは獣人族の里を目指す旅の中で、少しずつ仲良くなっていきます。
    攻めは受けの小さくて可愛らしい庇護欲をそそられる所に惹かれ、受けは攻めの強くて優しい所に惹かれたのだろうと思います。
    受けと初めて迎えたオラーン・サランの夜に、発情した攻めは無理矢理受けを犯してしまうので大変残念な展開なのですが、受けも自覚がないだけで既に攻めに惹かれている…というのがまだ救われる気分になります。

    初めは怖いお兄さんかと思っていた攻めも(というか、最初はタイガーマスクに見えて仕方ありませんでした)、受けと打ち解け始めてからはしょんぼりと耳と尻尾をうなだれさせたりたりする姿が大きな犬に見えてきました(笑)。
    攻めは受けと恋人同士になってからはグルグルと喉を鳴らして、終始機嫌が良いのが可愛かったです!

    こちらのカップルは結婚式も挙げて、名実共に夫婦になります。
    政略的にも重要な結婚になりましたが、2人には純粋に愛ある結婚となったので末永くお幸せに〜と思いました。

    …しかし。
    サーベルタイガー獣人である攻めも人間の姿に変わる事が出来るのだから、人間の国に来る時は人間の姿になった方が目立たなくて良いのではないか…と思いました。
    ちなみに、攻めが人間になると黒髪になるのですね。
    獣人姿の被毛の色が黄金色なのだから、金髪でも良いのでは…と思ってしまいました。

    あと、受けが深窓の姫君の如くか弱いお姫様すぎて、父王の側室に拘束されても噛みつくという攻撃手段しかないのが何だかな〜と思いました。
    王族なんだし、最低限の身を守る術として剣技もしくは護身術くらい習っておこうよ…。(^_^;)

    あれ…?
    そういえば、将軍とその娘である側室の処遇について記述がなかったように思いますが、どうなったのでしょう。

  • ★3.65
    モフモフ&超溺愛でした!受けのことが可愛くて可愛くて仕方ないっていう攻めのメロメロっぷり最高w人間の姿にもなれるけど、ほぼずっと獣人姿だったディオルクのモフモフも良かった〜。

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著者プロフィール

12月20日生まれのいて座、AB型。近著に『伯爵と革命のカナリア』 (キャラ文庫)、『白狼王の恋妻』
(ビーボーイノベルズ)、『エルフ王と愛され子育て』 (幻冬舎ルチル文庫)など早いペースで精力的に活動中。
公式サイト「猫と小説と煩悩と」http://kushinoyui.blog.fc2.com/

「2017年 『君のいる世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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