竜人と運命の対 (ビーボーイノベルズ)

著者 :
  • リブレ
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本棚登録 : 92
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799734018

感想・レビュー・書評

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  • 竜人×日本人。異世界ワープもの。
    受けの良い子キャラがちょっと苦手だしステレオタイプの展開だなぁとはじめの方は正直、斜め読みになってしまった…けど半ばくらいから攻めがヤキモチ妬くやら一途やらでラブラブになってきたところから、かなり萌えツボにきた。
    攻めは胴体から人間という半獣状態なんだけど、一応人間にもなれるらしい。にもかかわらず、人間の姿でラブシーンがなかったのがとても高ポイントでしたし、結構ムッツリな攻めだったのも萌えた…

  • 竜人のジーン×異世界に迷い込んだ青年・陽翔。異世界トリップファンタジーもの。
    とてもよかったです。ふたりが相手を受け入れて心を通わせてずっと側にいる決意をするまでが、とても染み込んでくる心癒されるお話でした。ふたりがどこまでも相手を思いやる様子がぐっときます。
    元の世界のことを恋しく思いつつも、こちらの世界のことで心を痛めて懸命に生きる陽翔。素直で優しくて天真爛漫な様子がとても可愛らしい。ジーンに自分の気持ちをわかってもらおうと懸命に伝えようとするところがとても好きです。
    ジーンもとても強くて優しい。最初は照れ隠しにぶっきらぼうな様子が可愛いらしくて。本当に陽翔が好きなのが行動で伝わってくるのがよいですね〜。尻尾をびたんびたんするところがもうおかしくておかしくて大好きです。

  • 突然異世界に迷い込み、奴隷にされた陽翔。こんな状況の中でも一緒にいるニャムのことを放っておけなかった陽翔は強くて優しいと思った。ジーンに対しても、態度が悪かったことをちゃんと謝ったり、慣れると好意しかなかったりと本当に素直。ジーンの溺愛っぷりと陽翔の無邪気さが楽しかった。

  • ★4.3

  • 展開にご都合主義な所があっても陽翔やジーンが好ましくてファンタジーとして楽しめました。

  • 人外BL、異世界トリップファンタジー
    ハードな展開がなくて安心して読めました!ライトだけど、ちゃんとファンタジーとしての本筋ストーリーも脇キャラも活躍してて良かった。

  • 異世界トリップもの。主人公はいい子だし、攻も竜人なのが気にならないくらいいい人でノーストレス。これといってグッとくる場面がないのが、欠点といえば欠点なのか。男の子らしい潔さ、溌剌さがある主人公だけど、女性でも話の運びは変わらないような設定なので、読み手が自己投影するにはいいのかな。

  • 突然、異世界に迷い込んでしまった前向きで頑張り屋の17歳受けと、砂漠で行き倒れていた受けを助けてくれた竜人で人間が苦手な280歳攻めとの異世界ファンタジー異種間ラブストーリーです。

    BLです。

    タイトルですが、「うんめい」だと思っていたら「さだめ」と読むようです。
    同作者さんの『サーベルタイガーの獣愛』と同じ世界です。

    高校生の受けが、ある日突然、異世界トリップしてしまいます。
    トリップした先ですぐに奴隷商人に捕まり奴隷として売られてしまいますが、何とか逃げ出して砂漠で行き倒れていた所をキャラバンの用心棒をしている竜人である攻めに助けられます。

    竜人は、頭は竜で、体は鱗に覆われていますが人間の体に近く、太い尻尾を持ち、2本足で歩きます。
    普段は隠れていますが、背には翼があり、空も飛べます。
    天気の変化や人間の感情も匂いで分かるという、万能生物です。
    人間の姿にも変じる事が出来、攻めが人間になると白銀の髪をしたかなりのイケメンになります。
    …人間の姿をした攻めの挿し絵があったのが嬉しかったです!

    オラーン・サランの夜の攻めの告白シーンを見てから、いつから受けが特別になったのだろうかと読み返すと楽しいです。
    剣の稽古の後に背中を拭いてくれた時には既に意識していたんだろうな〜とか、その直後の砂嵐の後に黒ずくめの男達に襲われた受けを抱き締めた時には自分の気持ちを自覚したんだろうな〜とか、攻めの気持ちの変化を想像すると萌えました(笑)。

    166頁2行目
    「お前に一度でも触れられるなら、どんな苦痛も俺にとっては喜びでしかない」
    攻めのこの台詞が情熱的で震えました。
    受けの嫌がる事は決してしたくないと考える攻めは本当に優しいです。

    結局、オラーン・サランの夜は途中迄で、2人の本番初Hは想いが通じ合ってからラスト近くに1回というのも良かったです。

    竜王の逆鱗の力を狙った人間達との戦いがあったりと決していちゃラブしているだけの話ではないのですが、その中で異世界人で人間である受けと竜人の攻めが少しずつ仲良くなって異種族恋愛に発展していく様子がほのぼのしていて、癒され効果が絶大でした。

    受けは自分から頼んで攻めに剣を習ったり、力不足ながら自分のやるべき事を見定めて戦いに志願したりと、前向きで正義感に溢れた強い子です。
    そんな受けが元の世界に帰るか否かの葛藤をするシーンは切なかったです。
    …そう考えると、少女小説やTL小説のヒロインの方が元の世界に帰る事をスパッと諦める方が早いな〜と思います(笑)。

    尻尾をべちべちと床に打ち付ける攻めの可愛さの破壊力が凄まじかったです…(笑)!

    最初は攻めの外見を「異形の化け物」と思っていた受けが、最後は「美しい生き物」と思うようになった気持ちの変化が感慨深かったです。

    とっても面白かったので是非、続編が読みたいです!

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著者プロフィール

12月20日生まれのいて座、AB型。近著に『伯爵と革命のカナリア』 (キャラ文庫)、『白狼王の恋妻』
(ビーボーイノベルズ)、『エルフ王と愛され子育て』 (幻冬舎ルチル文庫)など早いペースで精力的に活動中。
公式サイト「猫と小説と煩悩と」http://kushinoyui.blog.fc2.com/

「2017年 『君のいる世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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