ねこのセーター

  • 文渓堂
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本棚登録 : 208
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799901762

感想・レビュー・書評

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  • ぶかぶかでボロボロで大きな穴が開いてる。寝てるところがさみしい。

  • 作者は「コップちゃん」(文/中川ひろたか)、「まるさんかくぞう」などを描かれたお二人。

    ゆるい。
    ゆるくてだら〜んとしてて、フフフとなる絵本。

    ねこはさむがりで、怠け者で、だらしなくて、泣き虫で、着ているセーターには大きな穴が2つも空いている。穴空きセーターをからかわれたねこはシクシク泣いて寝た。しかし次の日も着るのだった。(完)

    え? 何の話?
    穴を繕ってステキになったとか、新しいセーターを手に入れたとかないの?
    と思ったが、野暮だった。

    これは、ねこのやる気のない一日を眺めて「なんてどうしようもないねこなんだ!」と、ねこを味わう本なのだ。セーターなど添え物に過ぎない。違うかな。

     このねこは まいにち 
     どんぐりに ぼうしを かぶせる しごとを
     して いるのでした。

    なんだその仕事。ちょっとやりたいわ。

    ぼうしをかぶせられてびっくりするどんぐりに、声をかけて安心させるねこ。
    おお、いいとこあるじゃない。

    でも3つもかぶせたら面倒くさくなっていつも怠け始める……
    たった3つで!?
    なんてどうしようもないねこなんだ!

    とまあ、終始こんな調子なのだが、読み終わるとなぜかまた本を開き、気づくとニヤニヤしてる自分がいる。

    そしてまた思う。
    う〜ん何の話だったんだ、念のためもう一回だけ見てみようかな……せめて10個は頑張れ……あれ、ちょっとねこを好きになってきたぞ……。

  • どんぐりたちが歌う怠け者のねこの歌を適当にメロディ作ったら、息子も気に入ってくれていつでもどこでも思い出したら歌ってた。

  • ちょっぴりだめなねこがかわいい。冬に読みたい絵本。

  • ねこの性格がダメダメなんだけど、そこに親しみがわいてくる味わい深い本。

  • 娘が気に入って何度も読んだ。

  • さむがりで なまけもので せっかちで おぎょうぎがわるく はずかしがりやの なきむしで ちょっとだらしないねこ。

    でもはやおきで あさごはんはしょくパン2まいとこうちゃを2はい。
    いつも「きょうは よい てんきだね」とひとりごとをいう。

    なんてチャーミングなねこなんだ。ダメなところがたくさんあるけど、毎朝きょうはよい天気だねって感じる。そして、きっと穴の空いたセーターを気に入っている。自分だけの美学に従って、家の中という小さな、自分だけの世界を謳歌しているねこが羨ましい。 

  • 怠け者の恥ずかしがり屋

  • 個性的な絵で、寒がりで、怠けもので、せっかちで、恥ずかしがりで、そんなねこの1日を描いた絵本。

  • なまけものので、せっかちで、泣き虫で、おぎょうぎの悪いねこさん。
    ねこさんの仕事はどんぐりに帽子をかぶせる仕事なのでした。
    とてもかわいくて、どんぐりに冷やかされているところもまた面白いです。

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著者プロフィール

1975年千葉県生まれ。多摩美術大学卒業。90年代半ばから100%ORANGEとして活動を開始。イラスト、絵本、漫画など幅広い分野で活躍している。『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』で日本絵本賞大賞を受賞。絵本に『ぶぅさんのブー』『コップちゃん』『ねこのセーター』『まるさんかくぞう』『バナナのはなし』『よ・だ・れ』『まちがいまちにようこそ』『ここは』などがあり、漫画に『SUNAO SUNAO』(全4巻)がある。

「2022年 『お月さまになりたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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