3日ずつのおくりもの

  • 文渓堂
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (26ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799902004

感想・レビュー・書評

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  • 自分ももう少し年をとると、このホープじいさんのような境地になるのかな。
    子どもと大人で、感じることが違いそう。
    それだけのキャパがこの本にはあるということかな。

  • 年取ってからの生き方…

  • リトルのひいおじいちゃんのホープはとても年をとっています。なぜなら毎年、誕生日のプレゼントにみんなが3日だけ寿命をくれているから。

    でもホープおじいちゃんは、もう寿命はいらないよと伝える。くれるなら本やCDやDVDがいい、と。
    ホープおじいちゃんの言う通り、誕生日プレゼントにみんなは寿命じゃなくて本やらCDやらをあげた。
    ホープおじいちゃんは楽しんでそれを読んで、リトルに話して聞かせてくれた。

    そして、静かに息をひきとり、次の誕生日はもうこなかった。
    でもリトルにはわかっている。ホープおじいちゃんがしていたように、一生懸命畑仕事をした。
    そして、生まれてきた弟はホープと名付けられた。

  • 長生きをしてほしい気持ちもわかるけどどう残りの人生を生きるかも大事だなって思いました。

  • ホープじいさんはどうして長生きなのか?それは昔誕生日にある贈り物をみんなにお願いして…けれど、その贈り物をやめにして他のものをお願いします。うーん、テーマのわりにちょっと内容が物足りない…

  • うさぎのおじいちゃんは誕生日のたびに、みんなに三日ずつ命を永らえますように、と願ってもらい、長生きしてきました。
    でもあるとき、今年の誕生日はそれを願わなくてもいいというのです。
    もう、疲れたからとーー。

    そうしておじいちゃんは亡くなりますが、孫はやっぱり願った方がよかったのか……と考えます。
    死と老人問題への新しい答えのひとつでしょう。
    そうしてイラストは抜群にうまい!
    本として、とてもできがいいです。

    2017/03/14 更新

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著者プロフィール

1959年、パリ郊外のショワジー・ル・ロワ生れ。パリの美術・グラフィック高等学院で学び、出版、広告業界で働きながら、絵を描き続けた。これまでに絵本をおよそ30冊出版しているほか、児童小説の挿絵も多数ある。国内外で絵の展覧会も開催する。ファンタジーと独自性にあふれるストーリーと独特の味がある絵を創り出しており、今後に期待できる若手作家である。

「2016年 『3日ずつのおくりもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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