- Amazon.co.jp ・マンガ (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800002396
感想・レビュー・書評
-
力によってすべては解決できる。すべての問題の中心にいる千夜。その物語の核たる男の悩みと選択が描かれる12巻。
舞台は整いつつある。無の民との全面戦争がはじまり、両陣営とも役者を揃える準備段階に入りました。無の民は千鬼夜行に対抗し、龍神王ナダレを主とした闇の軍勢を作り上げる。強い運命力には劇的な舞台が必要というのはさすがの水上演出盛り上げますね。そして、悟りを得てできる男になってきた真介も今一度過去の後悔を振り返るときが来ました。千夜も認める男ですが、いまだ本人の中では成長したと思えないわだかまりがある模様。迅火と千夜が主人公であるように彼もまた主人公たりうる人物だとボクは思っています。舞台も役者も出揃ってきた戦国妖狐第二部。はてさてどうなるどうなる。
自分が持つ力を不幸のためだけにしないように動く千夜。それはある意味で無の民も同じことなのか。すべてのキャラクターが、自分の夢を掴むためその心を燃やす様はやっぱり燃えますね。大舞台での決着の果てしっかり見ねば。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あわわわわお久しぶりのあのひとがあわわわわ。えーと怒らなきゃいけないと思うんだけど何かうれしいぞ!
ムドと師匠の出会いが少年漫画的でおもしろかった。
水上さんの「もうちょっと売れてくれてもいいのに!」は強く同意。私もこの人のまんがは「もうちょっと売れてもいいのにな?」と常々思います。 -
神雲が無の民に攫われ山の神は深手を負った。厄介事は増えて事態はより難しくなった
だから千夜もこれまで通りとは行かない。その『これまで通り』の中に月湖との関係や自己認識も含まれてしまう点は哀しい所…
千夜が数多くの温もりを自分に与えてくれた人達や村を置き去りにして一人寂しく旅立つシーンは胸に来るものが有るね。それだけに恩着せがましい形にせず、千夜に同行したなうには頼もしさを感じてしまうのだけど
千夜を追うようにして旅立つ月湖と真介
特に村から開放された真介のはしゃぐ様ったら無いね。最近の彼は村の纏め役として長老のような風格を醸し出すようになってきただけに迅火達4人で旅をしていた頃のようにはしゃぐ真介の姿は懐かしい
それでもあの頃とは色々違うのだから、あの頃の姿をそのまま取り戻せるわけもなく……
酒に溺れていたのに闇が攫われる話を聞いて空気を一瞬にして強く変える真介には驚き。彼の中では灼岩の件がしこりとして残っているのだと伺えるね
そしてこの巻最大の驚きはムドの変化と成長ですよ
以前のムドといえば、強者であれば誰彼お構いなしに戦いを挑む戦闘狂のような人物だったけど、道錬に師事した影響か道理や縁故を重んじる人物に
というか、ムドと道錬があのような要素で気が合うとは思わなんだ(笑)
迅火の運命も千夜の運命も大きく変わった因縁の場所に集いつつ有る人と闇とそのどちらでもない者達
いよいよ最終決戦の始まりだね -
最終決戦が近いのかな。
拳とは、のところはいいね。 -
4.3
-
ドーレン,ムドイイヤツ。しんすけすげーやつ。
武とは,険しくも楽しい果てなき坂道である。拳とは!!全ての武人が生まれながらに携えし最初にして最強の解除不可武装!!男の魂の具現物・導根性打撃兵器である!! -
いやーーーーーーーーーーーー。
いやーーーー。
いやー、終わりに向かって、運命とともに因縁が絡みついてきますね。
ホント、水上さんの全部出し切る感じには、悦びさえ。 -
ストーリーテラー水上悟志。
表紙裏の「もう少し売れてもいいのに」はファンとしては心底そう思う。
物語は収束へ。さみだれの時もそうだけど限界まで削ぎ落とされた物語から生まれるテンポは小気味良い。 -
うわわん灼岩ッ!