にがくてあまい 8 (マッグガーデンコミック EDENシリーズ)

著者 :
  • マッグガーデン
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800002624

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  • 渚の亡兄の元恋人で人気女優の青井ミナミに不倫疑惑が浮上。しかも、その相手は渚やマキが良く知る人物だった。またしても起きた騒動に。相容れない生き方をする男女の食ライフラブコメディ第8弾。

  • ユーミンのアルバムを買ったから持っていく
    なんて関係、お父さんと随分仲良しに戻れて微笑ましい。
    自分のアレルギー体質が子供に遺伝する事を心配するアラタさん。
    気持ちは分かるけれど、可能性を詰むことにもなる訳で。
    子供はすごく欲しいというアラタに
    「今奥さんと生まれてくる子供を不幸にしてるのはキミ自身だよ」
    と言ってあげるお父さんが流石だと思うし、
    取ってつけた言葉ではなくて自分の経験から出てきた言葉なのが良い。
    お母さんも、もしマキがアレルギー体質を受け継いでも
    「私の経験がこの子を守ってあげられるから大丈夫」
    と言えるようになったのがとても素敵だ。
    ”子供を守る術を持ってる”という考え方、良いな。

    マキがPVを作ることになる話も好きだった。
    きっかけは酔っ払っての口約束だったとしても
    娘が作ってくれて、その為にみんなが集まってくれて
    というのはとても嬉しい。

    ミナミがヤっさんを好きだとは思わなかった。
    近くで後ろ姿を見ているだけで幸せで
    明日も頑張ろうと思うというのはきゅんとする。
    そういう小さな恋心も抱けないのを有名税とするのはあまりに酷だ。
    マスターには妻子がいて、自分はイカルさんありきの存在と思っているのも切ない。
    「マキさんあたしを嫌いにならないで」
    になんだかもらい泣きしそうになる。

    一方で奥さんの幸子さんが怒っている理由が
    「あたしの所になんで取材が来ないのか」
    なのが恰好良い。
    若い頃も旦那が家出しても忙しいから構ってらんない、
    とはっきりしている。
    満たされていると思っていたけれど
    夢に溺れていただけだったと弱音を刷きつつも
    渚に襲われて「勃ってもないのにこんな狼藉、失礼だ」
    と言う怒り方なのがやっぱり恰好良くて。
    渚がゲイであることも気がついていて、どこまでも粋な人。

    翼がヤっさんに「おまえが最低なのは今始まったことじゃない」という励まし方をするところ、
    渚と兄弟なんだなという感じ。

    ヤっさんもミナミの気持ちに気がついていて、
    それなのに突き放さなかったから自分が悪い
    と思っているのがすっきりしている。
    翼さんが生きていれば、とも思うけれど
    いなくなってしまったから今こうやって皆が
    寄り添うことになっているのかもしれない。

  • イカルさんを中心に繋がっている人たちが皆、サッパリしていて、温かくて、素敵。
    渚もミナミも皆に守られていたのだなぁ。
    うらやましいなぁ。
    それにしても、アレルギーを持っている人たちは、誰もがアラタさんのように悩むものなのかしら?
    それって、どれほど苦しいことなのだろう。
    どうにもならないことに悩むすべての人に、マキのお父さんのような言葉をくれる人がいてくれたらいいな。

  • 子を思う親の愛と親を思う子の愛。いい親子じゃないか。
    ノスタルジーなストーリーもあり、人間模様がおもしろい。

  • 「もしこの子が私の体質を受け継いだとしても私の経験がこの子を守ってあげられるから大丈夫」喘息とアトピーだったマキ母が妊婦の時に語った言葉。大豆アレルギーが子供に遺伝したらと恐れるアラタにマキ父が伝えた言葉。ふすまの裏で聞いてた渚とマキ。泣けるわ。

  • もう、料理よりも人間模様が気になります。

  • カバー下におまけ、あとがきあり。

  • マキパパ登場回のいい話率の高さは異常(笑)
    ミナミも渚も漸く一歩前進かな?

  • 渚が変わりつつあるのが。
    最後になってみないとわからないけれど。

    マスターが気になる。

  • 毎度ですが、3と4の間。一時、うーん…もう買わなくてもいっかな〜なんて思ったのですが、ここにきて復調かな。

  • アラタの離婚騒動。ミナミの不倫騒動。
    そして登場ヤッさんの奥さん徳永デュバリー!!
    あのサバサバした性格と見せる優しさに、さすがヤッさんが惚れた女。
    なんでこの作品に出てくる登場人物はみんな魅力的なのか。混ぜてほしい。そして美味しいごはんが食べたい。

  • マスターって奥さんいたのね!
    そしてマスターの奥さんってそういう人だったのね!

    今回もおいしそうなものいっぱい。
    特に気になったのはカレー味の粕汁。
    一度作ってみようw。

  • いつも思うけど、江田さんはまだ若いのに重要なポストを得てるのが不思議です。30代ならまだ分かるけど。

  • た、耕されたいっ…!!

  • 面白かった〜そして美味しそう。

  • 201402/転換期な巻。PV作りのとこはジーンときた。今回も野菜メインで個性的レシピが多いのも良。…オビによると実写化企画進行中だそうで、どーなるのかな。

  • キャラ設定を徐々に崩しにかかり始めた巻。キャラクターの関係性も変わるきっかけになっているので、この作品の終わりの始まりなのかもしれません。

  • PV作りの回、感動的〜
    何気にハートフルな漫画なんだよね〜
    お料理の難易度がたか〜い

  • 1〜7巻既読。

    アラタさんとヤッさんの夫婦事情が判明。ヤッさんはキャラでマスターしてたのか〜

    アラタさん、ヤッさん、渚と、みんな大人の気遣いができる人達ばかり。さりげなくそれができる人って、かっこいいよね。

  • せっかくのホモ設定を崩しにかかってる巻。繁殖してこその命、的な終焉が見え隠れ。レシピはまだまだストイックでいい。

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著者プロフィール

東京都出身。広告代理店勤務を経てフリーのイラストレーター、マンガ家になる。代表作に『にがくてあまい』(マッグガーデン)、『ZERO ONE』(朝日新聞出版)。

「2016年 『にがくてあまい公式レシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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