珈琲と白昼夢 (マッグガーデンコミック avarusシリーズ)

著者 :
  • マッグガーデン
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本棚登録 : 79
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800003126

感想・レビュー・書評

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  • 表題作とその他2作、計3作品が集められた短編集です。

    「珈琲と白昼夢」
    どんな人にでも姿が見えてしまう幽霊・嶺と、嶺の姉が入院する病院の近くにある喫茶店の店長光太郎のお話。
    霊感のある光太郎の喫茶店には嶺以外の幽霊も沢山おり、みんなのやりとりが楽しいです。
    お姉さんのことが大好きな嶺の心情が切ない。

    「箱庭のあぜみち」
    祖母に会うため夏休みに田舎にやってきた東京の大学生風太と、祖父の代わりに風太の祖母の土地を借りて畑の世話をしている大学生理一郎のお話。
    3つの作品の中で唯一ファンタジーでなく、家族と同居を考えるお年寄りや廃れていく田舎など、身近な問題をそのままテーマにしている作品です。
    ゆったりとした、田舎に流れている空気感が良かった。

    「ぼくのすきなもの」
    楽しそうなことが好きで人間の近くにふらりと立ち寄る魔法使いセルジュと、男子校の生徒会長を勤め中心となって文化祭を盛り上げる人間ナオのお話。
    殆どの魔法使いが人間を毛嫌いし、人間も魔法使いを気味悪く思っている中、一応双方で同盟を結んでいるという世界観です。
    ファンタジーですが、描かれていることは現実世界にもある問題だと思いました。

    収録された作品3つとも、心が温まるお話でした。
    そのまま終わるのが綺麗なので続きをリクエストするというようなことではないですが、それぞれのその後が気になります。

  • 表題が一番好きで、思わず泣いた。きょうだいスキーとしては反応せずにいられない話だった。お姉さんが嶺に泣いて「行かないで!!」って叫ぶシーンがやばい…。

  • ほんわか

  • 本屋で面出ししてて、表紙にキューンときて思わず購入。好きな絵です。
    話は幽霊とか魔法使いとか、中々にファンタジー。
    でも現実的な話もあって、それもおもしろかった!
    その現実的な話っていうのが「箱庭のあぜみち」っていうタイトルで、都会に住む少年が田舎にいるおばあちゃんに会いに行く話なんだけど、個人的にそれが好き!
    風太くんも理一郎もかわいい♪

    あと、この漫画家さんの絵が好きな人は「真柄うしろ」さんという漫画家さんの絵も好きだと思う。真柄さんはBLだけど。

  • 読み終わり_('ω' 」 )_
    人魂ナイトは遠くから見たい

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