にがくてあまい 10 (マッグガーデンコミック EDENシリーズ)

著者 :
  • マッグガーデン
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本棚登録 : 263
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800004154

感想・レビュー・書評

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  • マキが仕事で悩んでるのが妙に共感してしまってうっかり泣いた。渚と渚のごはんがあるだけいいなぁ(笑)
    映画化とは…ドキドキしますね。
    レシピ本もそろそろ欲しいです。

  • 純ちゃんが仕事で地元に戻ったのでついでに寄り道したら、
    お肉屋さんのおじさんもしー君もあつしとの結婚を
    喜んでくれるところにじんとした。

    学園祭の準備で忙しい渚を心配してばばっちに事情を訊いたり、
    頑張っておにぎりを作って、自分の部屋は汚いままでも
    台所は綺麗にしているマキ、良い子。

    マキはやりたいことを見つけたのに他人に依存したと言うが
    それも努力のひとつではあると、正直思ってしまう。
    あの頃の自分が目指した場所に、今自分は居るのかもしれない。
    そう思えることは、成功と言えないだろうか。
    支社長のCMを見て、圧倒されてへこむのも
    やっぱりついていくべきだったと思うのも、当り前ではないのだろうか。

    今は愚痴になるから話さないとか、
    駅前で演奏してた人のCDを渚の分も買ってくるとか
    落ち込んでいても酔っ払っていても
    マキのそういうところが可愛い。
    それを見て落ち込んでいるなと気がついて
    柚子湯にしてくれたりハルバルに誘ってくれたりする渚。

    マキのお父さんはお父さんで、マキの気持ちも考えず
    自分のやりたいことをやってきたという自覚もあって
    PVを撮ってもらって嬉しかったし寂しくもなって。
    それでもそうやって築き上げた農園は、自分がいなくなっても誰かが継いでくれて
    未来をつないでくれたら、それは誰かを喜ばせることになる。
    切ないお父さんの思いを聞いて、翼が家を継ごうとした時こんな気持ちだったのかもと思う渚。
    ここへ来づらいなんて思わないでね、と
    察して声をかけてくるお母さんは本当に凄いなと思う。
    渚の髪の毛についた葉っぱを取ってくれながらの「ごめんねぇ」が優しい。
    お父さんの作ったビールを確信犯で冷やしておかないところも強くて好き。笑

    マキが転んだところにばばっちが居合わせて、
    生徒の為に持ち歩いている応急セットで手当をしてくれるのもきゅんとするし、
    「傷になったらどーすんですか」と女の子扱いしてくれるのは嬉しい。
    変な意味ではなくて、自分が人であること、女であることを思い出すことで気持ちが救われると思う。
    深い意味はなく本当にそう思っているだろうからこそ、
    ばばっちがマキをプロ中のプロと言ってくれるのが嬉しい。

    気分転換のつもりで高遠さんの仕事を手伝いながら
    図らずも、人脈を生かして仕事を取ってくるだけで自分の手で納得のいくものを作れなくなったギルバートと同じ立場になってしまう。
    いつもじっくり育てるように仕事に接していたのに
    マキさんの人脈を利用してるだけなんじゃないの
    とミナミにずばっと言われると、薄々自分でも思っていたことだけにキツイ。
    高遠さんは多分悪い人では無いのだと思う。
    ただ、捨て身になるしかないし恩や情は重要ではなく
    マキとはやり方が違い過ぎる。
    違うというくらいやり方を確立できたのは
    紛れもなくマキのここまでの努力だと思う。

    渚に全部話すマキに、渚が
    危機感は成長因子、目指していたはずの場所を居心地悪く感じるのは価値観が変わったということ
    昔の理想は今の自分にとって窮屈ってこと
    と言ってくれるの、とても素敵だ。
    この2人は片方が落ち込んでいる時に、片方が掬い上げてくれる言葉をさらっとあげられて
    とても良い関係だと思う。

  • 料理はいつも通り美味しそうでもう…なんだけど、
    今回は江田の状況に何だか共感した。
    自分の立ち位置ってほんとわかんないし、
    ふと不安になることってあるよね。
    ちょうど事務所の定時連絡の前後に読んでたしよけいに。
    引っぱられて落ち込まないようにしないと(^^;。

  • 娘マキをおもう父親がギャグで表現されているけど、なかなかいい。

  • 渚も、マキも、ミナミも、真剣にプライドを持って仕事をしていて、だからこそ悩んだり、怒ったり、カッコいいな。
    高遠さんのやり方は、ビジネスとしては間違っていないのかもしれないけれど、カッコよくないと思ってしまう...甘いんだろうな、私(苦笑)
    マキが渚のために作ったおにぎり、見た目悪すぎだけど、美味しそうだなー。
    凝った料理じゃなくて、おにぎりっていうのがいいよなー。
    そして、おにぎりを食べる渚の表情が…いいんだよなぁー。

  • マキが道を外れるのかと思ったよ。よかった、本来の自分を取り戻して。

  • たいした仕事をしてなかった私には、こうやって仕事で悩んでる人達が羨ましく思う。

  • 読飛ばしていたので買いました。わりと大事な巻だった。

  • どうやっておわるんだろうと思いつつ、読んでますが、出てくる料理はおいしそうだな~。

  • 10冊まとめてレンタルしてきたけど、5巻の途中でギブアップ。不幸自慢の設定のオンパレードにうんざり。新しい登場人物がでてくるたびに思い出話で話が進むため、まるで感情移入ができない。そもそも、登場人物の顔が一定しないので、誰が誰だかよくわからんときがある。
    おいしそうで作ってみたいと思うメニューもあるけど、有機野菜以外のものを否定されているみたいで、感じが悪い。

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著者プロフィール

東京都出身。広告代理店勤務を経てフリーのイラストレーター、マンガ家になる。代表作に『にがくてあまい』(マッグガーデン)、『ZERO ONE』(朝日新聞出版)。

「2016年 『にがくてあまい公式レシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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