公開処刑人 森のくまさん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 3202
感想 : 391
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800200761

作品紹介・あらすじ

公開処刑人「森のくまさん」。犯行声明をネットに公表する連続殺人鬼だ。捜査本部は血眼で犯人を追うが、それを嘲笑うかのように惨殺は繰り返され、世間は騒然となる。殺されたのはレイプ常習犯やいじめを助長する鬼畜教師など、指弾されても仕方ない悪党ばかりで、ネットには犯人を支持する者まで出始めていた。一方、いじめに苦しみ、自殺を図ろうとした女子高生の前に、謎の男が現れ…。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルと皆さんの評判から読んで見たが、平均評価値が3以下と微妙なところ。
    読んでいる途中で結末が分かってしまうし、犯行も身勝手な個人的思いから、また最後も犯人は生き残っているし。スッキリ感が薄め。
    今時の犯罪としてネットの怖さが描かれているが、安全な場所からの無差別攻撃は何とかならないのかといつも思ってしまう。

  • ちょっと一息
    な感覚で読むのにベストな内容と容量だ。

    童謡から始まる不穏な空気が好き。殺人鬼くまさんのターゲットの条件は犯罪者。キ〇様さながらの神扱いを受けるのは必然やもしれない。
    良くも悪くも想像通りに話が進み、着地の想像は付きやすい。悪の正義が次々と執行されていく展開は完全にデスノ○トだ。マスク警察が例え同じ偏った正義だとしても、私はキラ様を信仰するなぁ。

    欲を言えば、童謡の入りに心を掴まれたので、もう一度何処かでくまさんに歌ってもらいたかった
    (๑・㉨・๑)

  • R1.5.25 読了。

     ふざけたタイトルでしたが、内容は面白かった。
     でも、犯人につながるヒントが隠されていたけど、犯人が分かっても、ふう~んとなる感じでした。
     登場人物のその後がどうなるのか気になりますね。
     続編も読みたい。

  • 森のくまさんは悪人を処刑するサイコパス殺人鬼。被害者と加害者の面識はなく犯人特定が難しい。歪んだ正義感の犯人が歌いながら殺害するのは不気味。

  • ある日 森の中 くまさんに 出会った〜♬って、口ずさみながら人を殺める…
    なかなか良い感じ?のすべり出し!
    殺める人は評判が悪い人ばっかり。なので、ネットでの評判高し、処刑人「森のくまさん」!
    でも、ただの殺人鬼やからね!自身が、悪いことしてるんやからね!
    登場人物は、少なめなんで、ある程度、犯人は絞れるけど、何か最後に一波乱…
    こういうのは、犯人特定しても、既にネットで広まってるから、代わりは次々に出そうで怖いな。
    どこにでも代わりの人は、登場しそう…
    ほら、あなたの後ろに歩いてる人がそうかも?
    キャ〜〜〜!

  • よくある設定とよくある展開と言われれば、少し悪いように聴こえてしまうが、逆にいうと大きく外す事もないということ。まるでミステリの入門書かのように、無難に卒なくまとめ上げられている佳作だった。
    ただ、意外性やどんでん返しを期待していると、少し肩透かしを食らうかも。。

  • ありふれた内容とストーリー、ラストもなにかで見たような。ミステリー好きには、あっさりしすぎと感じるかも。再度はしないかなー。

  • ネット上で実名公開された悪辣なやからが次々殺害されていくシリアルキラーもの。果たしてその正体は。なかなか展開が面白いミステリー。これは掘り出しもの。現代の世相がよく織り込まれている。

  • 罪人に自らの手で罰を与えていく森くま。そこにどんな理由があろうとも結局は自分自身も大罪人。

  • さらっと読める一冊。犯人はわりとわかりやすいかもです。表紙と中身のギャップ(そして中身もちょっと)が、中山七里さんの「カエル男」を連想させました。

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