検事の本懐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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著者 : 柚月裕子
  • 宝島社 (2012年11月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (465ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800202895

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検事の本懐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想・レビュー・書評

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  • 柚月さんの本は『最後の証人』に次いで2作目。
    ヤメ検弁護士・佐方貞人の検事時代を描いた連作短編。
    このシリーズ、面白い!
    第3弾を読まなければ~

  • 「検察の正義は法だけを裁くものではなく、人として裁くものでなければならない」を信念とする、佐方検事の短編連作集。5話どれも読み応えあるが、特に第5話「本懐を知る」は、検事佐方の背景を知る上で、秀逸である。

  • 一遍一遍嚙みしめる様に、踏みしめる様に読んだ。
    決して読みにくい訳ではないんだけど「次は?」と勢いづいて読む感じではなかった。
    検挙率をあげるには「正義」「真実」は不要なのか?
    警察・司法って何?
    その中では佐方はとても生きにくいだろうと思った。
    それでも真実の為決して曲げない。
    清々しい程自分の信念に真っ直ぐだ。
    その真っ直ぐさは父親譲りなんだろう。
    派手さはない。だけど「実直」という言葉が似合う短編集だった。

  • 佐方貞人、やっぱりスゴイ。
    検事時代の話に戻って、5話の短編。

    どれも、良かったけれど、
    「罪を押す」と「本懐を知る」が特に。

    同じ本を読んだ学生の息子が
    「思うに、普通のことをきちんとできる人が
    仕事のできる人、なのかなぁと思ったよ」と。

    その通り。
    でも、それがもっとも意志のいることなのだよね。

    佐方氏シリーズはあと1冊。
    もっと書いてほしいなぁ。
    こういう、真面目な人好きだわぁ。
    なかなか、現実にはいないものね。

  • 五話から成る連作短編集。主人公は『最後の証人』で活躍したヤメ検弁護士の佐方貞人。この作品では佐方が弁護士になる前の検事時代のエピソードを描いている。中でも『本懐を知る』が非常に良い。読みながら涙が溢れた。これまで柚月裕子の『臨床真理』『最後の証人』と読んだが、最高傑作ではないだろうか。

    この本に収められた作品のどれも素晴らしい。『樹を見る』では佐方の視点と推理力に舌を巻く。『罪を押す』でも佐方は類稀な才能を発揮するのだが、何よりもその真っ直ぐな気持ちと真相に涙する。『恩を返す』では佐方の過去に触れ、佐方の人間性がいかにして育まれたかの断片を知る。『拳を握る』。組織に従属することと正義を貫くことの難しさを佐方の人間性が物語る。最後の『本懐を知る』。佐方貞人の父親の真実に迫る最高傑作。

    池上冬樹の解説も非常に良い。本当に良い。

  • 前書「最期の証人」に出てきたヤメ検弁護士佐方の検事時代を描くオムニバス。検察の正義は法だけで裁くものではなく、人として裁くものでなければならない。法と人、両方を深く追求する検事の人物像に魅了される作品。

  • 参考人であれ、被疑者であれ、人として向き合い、事件の奥底にあるものを見極めていく。
    上司の思惑も、自分の保身も、関係なし。
    佐方検事の人間性が魅力的。
    警察側から描いたり、ジャーナリスト側から描いたり、バラエティに富んでいて面白い。
    「本懐を知る」はじーんときた。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-e5ec.html

  • 佐方弁護士の検事時代のエピソード短編4編と佐方の父親のエピソード1編の計5編でしたが、検事エピソードは、佐方の真骨頂である人を深く観た慧眼で事件の真相に迫る話はもちろんのこと、佐方という人物が父親の影響をかなり受け継いでいることが分かったエピソードが良く面白かったですね!残る「検事の死命」も読んでみようと思います!

  • 前作の主人公「佐方」の検事時代の話。佐方を中心にし、友人、父などの話短編集。あっと思うような謎解明と、主人公の強さを感じ、読み応えがあり楽しい。

  • 2011年11月宝島社刊のものに加筆修正して2012年11月宝島社文庫刊。シリーズ2作目。佐方検事が活躍する5つの連作短編。いずれも秀逸で、佐方検事が、興味深い。「検事の本懐」のストーリーは「本懐」がテーマだとは思うが、「検事」は関係ないと思う。次作が、楽しみ。

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検事の本懐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の作品紹介

骨太の人間ドラマと巧緻なミステリー的興趣が見事に融合した連作短編集。県警上層部に渦巻く男の嫉妬が、連続放火事件に隠された真相を歪める「樹を見る」。東京地検特捜部を舞台に"検察の正義"と"己の信義"の狭間でもがく「拳を握る」。横領弁護士の汚名を着てまで、恩義を守り抜いて死んだ男の真情を描く「本懐を知る」など、全五話。第25回山本周五郎賞ノミネート作品。

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