田村耕太郎の世界で戦う君のための世界経済入門 (別冊宝島)

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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800207692

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  • ・日本社会の構造変化は「グローバル化」「高齢化」「テクノロジー」。当たり前だがどれもがピンチでありチャンスである。

    ・日本の良さは「経済力から技術力までを含めた、ずば抜けた総合力と強靭な社会の安定性」と「世界中から好かれる日本人」。

    ・日本人のダメなところは「自虐的過ぎるところ」「多様性がないこと」「消極性」の3点。それらは日本でしか通用しない常識。

    ・日本人は最悪を想定するということが得意ではない。何事においても、最悪の事態を想定しておくことは大切なことだ。そもそも、実際にそこまで最悪の事態が起きることは極めて少ないだろうし、事前に最悪を想定しておくことで、準備思考が身に付くという効果もある。心に余裕をもって準備をしておけば、ピンチがチャンスにも繋がることになる。

    ・日本に足りないリーダー教育。リーダーになるために必要なのは経験だ。人や組織をまとめるためには、小さなころから集団を率い、まとめる経験をどんどんさせることが大事。リーダーにとって一番大事なことの一つは、期待値をどうコントロールするかだと思う。リーダーは能力以上の期待をさせてはいけない。ただし、持たせた期待には応え続けなければならない。それが実行できれば人はついてくる。

    ・孫子とマキャベリから学ぼう。
     ●計画や準備が勝利をもたらす。計画や準備のない戦いは論外である。
     ●敵が襲来してこないことを期待するのではなく、いつ来てもいいよう、備えがこちらにあることを頼みとする。
     ●聡明な君主や優れた将軍が戦って敵に勝ち、人並み外れた成功を収めることができるのは、あらかじめ情報を探りだしているからだ。 by孫子

    ・次から次へと英語勉強法を浮気しても構わない。とにかく「英語が話せるようになりたい」というモチベーションを保ち続けることが大切だ。

  • 20130825

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著者プロフィール

田村耕太郎(たむら・こうたろう)

国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院 兼任教授
米ミルケン・インスティテュート フェロー/一橋大学ビジネススクール 非常勤講師

早稲田大学卒業後、慶応大学大学院(MBA)、デューク大学法律大学院、イェール大学大学院各修了。オックスフォード大学AMPおよび東京大学EMP修了。

証券会社社員、新聞社社長を経て、2002年に政界入り。10年まで参議院議員。第一次安倍政権で内閣府大臣政務官を務めた。日本人政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公となる。

その後、イェール大学研究員、ハーバード大学研究員、世界で最も多くのノーベル賞受賞者(29名)を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を歴任。他、米国、シンガポール、イスラエル、アフリカのベンチャーキャピタルのリミテッド・パートナーを務める。

「2023年 『地政学が最強の教養である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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