江戸のスーパー科学者列伝 (宝島SUGOI文庫)

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  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800210388

作品紹介・あらすじ

「江戸」と「科学」には、なんの繋がりもないように思える。しかし、江戸時代には多くの科学者が日々研究に明け暮れていた。「行列式」を発見した和算家の関孝和、世界初の全身麻酔手術に成功した華岡青洲、ソメイヨシノを開発した遺伝学者の伊藤伊兵衛など。そのレベルは当時の世界を見ても決してひけをとっていなかった。本書では江戸の科学者31人を取り上げ、彼らの功績と人柄に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 関孝和と華岡青洲が気になっていたので借りた。

    医学や天文学、からくり職人など多岐にわたっていて興味深いし、ほとんどの人が研究を本にして発表しているのが凄い。
    小説じゃないから仕方ないけど、よくを言えばもう少し人間的なエピソードを紹介してほしかった。実績だけを並べられてもそれぞれのキャラが見えにくいんだよね。
    あんまり著者の愛を感じないのが少し不満。

  • 江戸

  • 江戸時代にもこんな凄い科学者たちがいたと知ると誇りに思う。

  • 「江戸時代の凄さを語る本」というのは、知識欲を程良く満たしてくれるし、最新の研究に裏打ちされた小説や漫画なんかも多く発表されているので、一大ジャンルを築いていて、この本もその中の一つに数えられるかもしれない。平賀源内・田中久重・関孝和などの発明家や数学者や天文学者などなどを集めた列伝形式の本になっている。

    江戸時代のスーパー科学者といえば、誰もが知る平賀源内は別として、どんな人物がいるのか分かっていなかったけれども、この本を読んでみると、ほとんど化学・天文学・博物学・医学・数学とあらゆる分野でそれなりの結果を残した人たちがいるということに驚かされる。

    江戸時代の自然科学を知るとっかかりとしては良い本だと思う。

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著者プロフィール

函館市生まれ。編集者を経て現在は歴史作家。歴史の意外な側面や人物のもう一つの顔に焦点を当て、執筆を続けている。著書に『江戸東京の地名散歩』(ベスト新書)、『江戸三〇〇年 あの大名たちの顚末』『江戸っ子はなぜこんなに遊び上手なのか』『水の都 東京の歴史散歩』(いずれも小社刊)など多数。

「2023年 『図説 家康が築いた 江戸の見取り図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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