そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800215154

感想・レビュー・書評

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  • 映画未視聴。結論から言うと、映像で観た方がいいかも。
    映画で観た方が、勢いとか、感情とか、そういうのが伝わりそうだなと思った。
    終わり方もちょっとぼんやりだなーと。
    あらすじのように取り違え以外の家族のことも描くなら、映画でしっかり観たい感じ。描写、あるのかないのかわからないけど。

  • 最後の終わり方が想像通りというか、意外とあっさりしていて、うーんやっぱりそうかーっていう感じ。
    問題の女の動機もイマイチだったし、全体的にモヤーっとしてしまった。

  • 愛しているならば、血の繋がりなんて関係ないと思いつつ、目の前に血の繋がりのある子がいるならば、そちらを可愛がりたいと思うのも親の心情のように思いました。

  • 映画が感動するっ!と評価が高いので読んでみた。
    主人公の葛藤、これはよくわかる、人物像もあいまって最後にどうなるのかの期待が高まった。
    しかし、出した答えががっかりというかそんな大雑把な解決方法選ぶの?って感じ。
    まず、わざと赤ん坊をすり替えた看護師は、時効によりおとがめなし。法的にはそうなんだろうがまったく納得できない。
    次に、6年間別の家庭で育った我が子との生活、6年別だったんだから数か月でダメだの判断を下すのがおかしい。同じように数年暮らしてからじゃないとつり合いが取れないのでは?
    もとになった実話の本(最後に大家族になる)があるようなのでそっちも読んでみよう。
    実話をもとにしたからあえて結末が同じにしたのかね。

  • 時の流れは血よりも濃いものを作ることがあるとB'zの歌を思い出した。最後に幸せの微かな兆しが見えたのは良かった。参考文献「ねじれた絆」にも興味が沸いてきました。

  • ノベライズと知らずに読んだけれど、やはりさっぱりとしていて心の描写が少なく感じた。
    もっともっと思うところがあったと思う、特に斎木家の2人の心情が全然描かれていない。
    ハッピーエンドで涙は自然に溢れたけれど、すっきりとした気持ちにはなれなかった。
    大人に振り回される子どもの気持ちを考えてみろよ!すごいイライラした笑。
    きっと取り違えがなかったら良多は自分のつっかかりに気づいていなかったと思う。
    取り違えがある、ないではなく、薄っぺらい表面上の家族はいつでも剥がれ落ちる危険性があると思うし、今の世の中どこにでもいる家族だと思った。
    斎木家のような家族を作るのは難しい。

  • やはりノベライズはあっさり。
    心の描写が浅い〜〜 読みやすいっちゃ読みやすいけどドキドキしないな!

  • 人に勧められ、前知識なしに読む。
    とは言え、表紙はこれだし、おそらく映画のノベライズか?くらいの印象は持ちつつ。
    当然、読む前からもう登場人物はこの人達の顔、で、スタート。

    こういうジャンルのストーリーは嫌いじゃないが
    それにしたってさすがにこれは無理やり感が否めない。
    設定がわざとらしい程に分かり易すぎるし
    文章はいっこも面白くないし、これなら映画で見ればいい。
    というか、映画なら面白く見れた気がする。
    キャスティングはハマっている気がする。

  • 子供の取り違い。そんなことが何故起こったの?知った時のショック、色々な決断までの苦悩の日々、そして何より当事者である子供の戸惑い。 
    自分の生き方、価値観まで揺らいでしまう日々。あまりにも辛い日々の中で違う生き方も尊重するという心の変化が起きる。
    映像で見たらもっとぐっと来るかも。

  • 取り違えが発覚してからまもなく両家とも(葛藤しながらも)子供を交換する事に向けて行動している点に違和感。
    私だったら病院や周囲に何と言われようとも交換しない選択しか浮かばない。
    でも人間模様は読みごたえがあって、ラストの展開も良かった。
    キャストが好きなので映画も観てみたい。

著者プロフィール

著者)是枝裕和 Hirokazu KORE-EDA
映画監督。1962 年東京生まれ。87 年早稲田大学第一文学部卒業後、テレビマンユニオン に参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。14 年に独立し、制作者集団「分福」を立ち 上げる。主な監督作品に、『誰も知らない』(04/カンヌ国際映画祭最優秀男優賞)、『そ して父になる』(13/カンヌ国際映画祭審査員賞)、『万引き家族』(18/カンヌ国際映画 祭パルムドール、第 91 回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)、『真実』(19/ヴェネ チア国際映画祭オープニング作品)。次回作では、主演にソン・ガンホ、カン・ドンウォ ン、ぺ・ドゥナを迎えて韓国映画『ブローカー(仮)』を 21 年撮影予定。

「2020年 『真実 La Vérité シナリオ対訳 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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