- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800217455
作品紹介・あらすじ
大学に助手として勤務する香坂啓介は、先輩・佐倉雅幸の一人娘・五歳の真奈佳に亡くなった妹の面影を重ねて可愛がっていた。ある日、真奈佳は一人でプールに出かけ、そのまま行方不明になる。真奈佳の行方を必死に探す雅幸と妻・貴子。そこへ誘拐を知らせる電話が…。啓介の物語と雅幸の物語は、螺旋のように絡み合いながら、誘拐事件を軸にやがて一つに収束していく-。
感想・レビュー・書評
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おー、なんだかうまいことだまされた。時系列……ね。うん。これはタイトルが秀逸としかいえない。2013/431
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途中まで全然読み進められなかったけど
最後にきて面白くなった -
○サイエンスをベースとした作品を得意とする喜多氏の作品。
○大学の薬学研究室を中心に、2つの誘拐事件の発生とその関連性を明らかにしていく作品。
○本作は、「科学」というよりも「研究室」「研究者」という部分が中心になっているが、それを含めて喜多氏らしさが出ている。
○本作のキーワードは“時間軸”と”マナちゃん”。 -
大学に助手として勤務する香坂啓介は、先輩・佐倉雅幸の一人娘、五歳の真奈佳に亡くなった妹の面影を重ねて可愛がっていた。
ある日、真奈佳は一人でプールに出かけ、そのまま行方不明になる。真奈佳の行方を必死に探す雅幸と妻・貴子。そこへ誘拐を知らせる電話が……。
二つの誘拐事件が描かれるが、トリックとしてわりとよく見るネタなのだったのであまり驚きはなかった。雅幸の方の誘拐も、わかりやすいように丁寧にひっかけを作っている感じなので、ある意味では親切なのかも。ただ、啓介が気持ち悪いんだよなーとにかくキャラクターが気持ち悪い。それが最後までひっかかってしまって、ラストの落ちにほっこりできなかった。 -
登録番号:10881 分類番号:913.6キ
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アメリカの大学院への留学を夢見る製薬会社の社長を父にもつ研究者の娘が誘拐される。父と息子との確執を軸に、物語は思わぬ方向に展開していく。妻による偽装誘拐であることが判明するが・・・
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ラブロマンスとしてもミステリとしても家族の話としても、どの切り口からも中途半端感が否めません。ケミストリーシリーズの出来が良かっただけに残念です。