負けて強くなる ~通算1100敗から学んだ直感精読の心得 (宝島社新書)
- 宝島社 (2014年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800224149
感想・レビュー・書評
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昨日は、都内某所で将棋棋士の「ひふみん」こと加藤一二三さんを取材。
加藤さんの著書『負けて強くなる――通算1100敗から学んだ直感精読の心得 』(宝島社新書)と 『老いと勝負と信仰と』 (ワニブックスPLUS新書)、それに雑誌記事多数を読んで臨む。
いまやその楽しいキャラクターでテレビ等に引っ張りだこの加藤さんだが、棋士として、勝負師として、やはりすごい方なのだ。
今回読んだ2冊のエッセイ集は、加藤さんの勝負哲学が棋士としてのキャリア(今年引退されたが)をふまえて語られたもので、それぞれ感動的である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ひふみんを知らなけらば、ただの、調子こいた自慢話。
でも、ひふみんを知らない人はそもそも読もうと思わないか。 -
加藤一二三の自伝的な一冊。
自画自賛が多いものの、彼の人となりが知れて面白かった。 -
ニコニコ生放送の将棋番組で紹介されていたときに興味を持って購入しました。羽生さんや森内さんの著書と同時期に読了。負けや挫折をものともせず、糧にしてきた人の生き方・考え方とは?
すべてのことに意味があるから挫折もただの挫折じゃない、というのが要のメッセージでしょうか。信仰を土台としたぶれない軸と生来の気質のためか、迷いや葛藤などはほとんど記されていませんでした。もしあったとしてもすぐに軌道修正できる強い信念があるのでしょう。コンディションを常に整えておくという心構え、そのための行動、まっすぐな道を支えてきた神秘体験の話など、天才ひふみんの内面が垣間見えました。なんというか、子供のように素直な人だなぁ、と思いました。
葛藤だらけの私にはとても至ることのできない境地ですが、澄んだ精神状態を作るために有効なことを色々考えて試してみようと思います。対局の裏話や他の棋士の先生の話なども面白かったです。 -
通算1100敗。将棋界の最多敗戦記録を持つ加藤一二三先生の本。14歳のプロ入りから約60年間指し続けているのはさすがとしか言えません。
山田道美先生の思い出や、対局中倒れられたときに、高野秀行先生が助けた話が印象的でした。
将棋のルールや、加藤先生に興味がある方は、是非手に取っていただきたい本です。 -
将棋の名人が書かれた本とは知らずに図書館で借りて読みました。昔、将棋少年だった頃が懐かしく思えました。
負ける事が嫌で、勝負を避けてきた自分が小さく感じました。負ける事で学べる事を思い出させてくれた本でした。
将棋がわからない人が読むと、30~40%はわけのかわからない部分があるのかと思いました。