ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800226105

感想・レビュー・書評

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  • 久々に恋愛もの。おおお、異世界というか、ファンタジー設定で、もだえた。SFっぽい。思わず二度読みして泣きそうになる。一冊で二度おいしい本。

    彼女は、この物語を成り立たせるために、がんばって演技をしてくれていたんだなあと思ったら、なんて健気な、と思った。あとは、同じ世界で同じ時間を過ごせることの幸運さも感じた。

    これはSF設定ならではなんだろう。今の自分の身が、なにかすごくラッキーなことのように感じさせてくれる。

    好きな人と同じ時代を、同じ時間を過ごせていること。同じ時空に存在していること。当たり前だけど、なんてラッキーなんだろう。好きだと言おう。一緒の時間を楽しもう。なんて、そんな気持ちがふわふわとふくらんでしまう、とっても甘いストーリーでした。

    恋愛っていいなあ、恋愛したいなあと思える本。好きな人がいてくれる日常こそ、幸せなのですね。

  • 映画を見ていたから驚きはなかったがやはり人間の表情や雰囲気を言葉で表せるということはすごいことだ。

  • 読み進めていくとどんどん切なくなるラブストーリー。

    感動モノです。

    説明

    内容紹介
    京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。
    高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。
    気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて──。

    「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」

    奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。

    彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。

    内容(「BOOK」データベースより)
    京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて―。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。 

  • 設定はあるようで今までなかった気がする。
    恋愛がテーマの小説で、感動や切なさを誘うのはどちらかが死亡するというものが多い中で、それをせずにここまでの感情を掻き立てるのはすごい。
    切なさという点ではトップクラスの恋愛小説だと感じた。

  • 映画を観てから原作を読みました。とても切ないお話だけど私は好きです!
    タイトルからはどんな内容なのか想像出来なかったけど、話を読み進めて、種明かしをされると、なるほど!そういうことかと納得。
    人生のほんの僅かな時間しか一緒にいられなかった2人の純愛に涙、涙でした。

  • タイトルから彼女は別次元の人だとは予想していたけど、お互いに子供時代からほど深い繋がりになるは思ってはいなかった。片方の初めてが片方の最後になってしまうという関係のなんと切ないことか。二人の始まりと別れのシーンがどちらも印象的。悲しくてきれいな終わり方。

  • わたし、だいぶ涙もろい
    の意味がわかってからがまた新しい物語だと思う

  • タイトルでなんとなく大筋が読めてしまった
    仕組みを理解して展開を先読みしてしまうと面白さ半減になるので、何も考えずぽんぽん読み進めていった方が絶対いい
    紛れもない純愛小説です

  • 1月の朝活読書サロンでにしやんが紹介していた本書。『イニシエーション・ラブ』よりもいいよ、という評判だったのですが、間違いありません。一押しです。

    凝ったストーリー設定のため、説明しだすとネタばれしてしまいますので、あらすじについて迂闊に書けませんが、『イニシエーション・ラブ』が小悪魔的であったのに対し、本書は正統派純愛ものです。しかも、胸にぐっときます。タイトルがそのまま本書を的確に表しているのですが、人によっては酷評するんでしょうね。私は太鼓判を押します。お薦めです。

    http://naokis.doorblog.jp/archives/yesterday_and_tomorrow.html【書評】『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 : なおきのブログ


    <目次>
    プロローグ
    第一章 きみ
    第二章 箱
    第三章 ぼくは明日、昨日のきみとデートする
    終章
    エピローグ


    2016.01.07 朝活読書サロンで紹介を受ける。『イニシエーション・ラブ』を超えるらしい、かつ、泣けるらしい。
    2016.01.07 予約
    2016.07.31 借りる
    2016.08.02 読了

  • 俺、これ何でもっと早くに読んでなかったんだろう(^ ^;
    もの凄く好きな感じの一冊(^ ^

    あまりに売れた本は、ひねくれて読まない
    私の性格が災いしてか、未読のままであった。
    いや、素直に感動...というか、切ない気持ちに(^ ^;

    帯にもあったが、電車でなければ号泣もの(^ ^;
    事情が分かってから、最初の方を読み返したりすると
    それはそれはもう滂沱の涙(^ ^;

    読みやすい文章で、ほとんど一気読みしてしまったが、
    途中から読み進むのが切なくてもったいなくて(^ ^;
    敢えてちょっと休憩を挟んだりして、
    なるべく読了を先延ばししてしまった(^ ^;

    これはきっと読み返す(^ ^;
    しかも、近いうちに(^ ^;

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著者プロフィール

大阪府生まれ。『Astral』(電撃文庫)でデビューし、ライトノベル、一般文芸などジャンルを超えて幅広く活躍。第3回京都本大賞受賞作『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(宝島社文庫)はミリオンセラーとなり話題を集めた。他の著書に『君にさよならを言わない』(宝島社文庫)、『ケーキ王子の名推理』(新潮文庫)などがある。

「2021年 『100万回生きたきみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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