R 保険査定者・御手洗紗希の事件ログ (宝島社文庫 『日本ラブストーリー大賞』シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 33
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800227522

作品紹介・あらすじ

保険査定者として、日々の業務に打ち込む御手洗沙希(33)は、「あるべき契約の形」をまっとうにジャッジするため、しばしば契約者の個人的な事情に首を突っ込んでしまう。末期がん患者が残そうとしている保険金と、その受取人の真実とは?知人にかかった「告反(告知義務違反)」疑惑の結末は?16年前に恩師の身に降りかかった、冤罪事件の真相とは-。元保険会社勤務の著者による、書き下ろし保険ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 保険をテーマにしたところまではよかったのに、扱いが中途半端だったかな。
    人間関係の描き方も不完全燃焼の印象なので、シリーズ化して深掘りすれば良くなるかもしれませんが、本作にそこまでのパワーがないから難しいかな。

  • 私も多くの契約者と同じで、契約時にもらった
    保険約款なんて数行も読んでない。
    あれって文字が小さいし言葉が難しい(気がする)
    から読む気、失せる。
    いざというときは保険会社の人が説明してくれるから
    平気〜と勝手に思い込んでいるけれど、
    実際は沙希のように親身になってもらえないだろうなぁ。
    査定員だって、いちいち人情に流されていたら
    仕事にならないわけだし。人任せではなく、
    きちんと自分で保険内容について把握して
    おかなくちゃいけないんだよね。
    わかってるんだけどねぇ、面倒くさいのよ。

    とっつきにくい保険のこと、少し勉強になった気がする。
    できれば、ページ数増えてもいいから各章の保険の
    事例をもうちょっと掘り下げてほしかったかな。

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