- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800228055
作品紹介・あらすじ
ひょんなことから職場のモテ男とメール交換するようになったユリコを待ち受けていたのは…?(「リリーの災難」/真梨幸子)。息子とのDNA鑑定を依頼した主人公を打ちのめす、愛妻の隠された顔とは?(「初孫」/柚月裕子)。YouTubeで全国に確認された、聞こえるはずのない謎の声(「はいと答える怖い人」/岩井志麻子)ほか全27話。最短3ページ、最長でも14ページのショートショートストーリー集!
感想・レビュー・書評
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前に読んだ「5分で読める背筋の凍る怖い話」の方が面白かったかな。こちらの方が先に出たらしいけど。
【収録作品】(目次順じゃなく作家別)
井上雅彦「横切る」「赫い部屋」「履惚れ」「蘭鋳」「蛇苺」
真梨幸子「リリーの災難」「ジョージの災難」
柚月裕子「初孫」
倉狩聡「美術室の実話①〜③」「カプグラ」「混線#119」
岩井志麻子「はいと答える怖い人」「浮き浮きしている怖い人」「怖がる怖い人」
林由美子「喉鳴らし」「ひとでなし」「娑婆」
平山夢明「トイレまち」「お遍路」「すき焼き」
戸梶圭太「TL殺人」「ママ、痛いよ」「生き残り」
小路幸也「ぬらずみ様」
中山七里「ふたり、いつまでも」
好きだった、というかインパクト強かったのは以下2作。
「ふたり、いつまでも」
階段から落ちて内臓破裂の重症を負った妹に対する姉の心情。正直結末は予想出来てしまったのだけども、より恐ろしいやつだった。脳死になった人がどうだったのかなんて誰も知ることができないもんね。勝手に痛覚無いものって判断しちゃってるかも。怖っわ〜。
「すき焼き」
年寄り夫婦に善良な顔して取り入り金を巻き上げた若者の食らった強烈なしっぺ返し。エグいです。平山さんらしい作品。
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たった3ページで、見事にひーーーーーーー!!!
ってさせてくれる。
普通に怖いからすごいよね。
世間話風に語られて、読み終わって、、、
、、、、、、
、、、、、、
え?
ひーーー!!!!!!!!
ってのもあって、時間経ってから思い出して、ゾクゾクさせてきたりするんだわ。
すごい。ホントに1話1話は5分足らずで読めます。
退屈だーいやー退屈だなーってひと。おススメ。笑笑 -
怖い話といっても色々で、どちらかというとイヤミス系の話が多かった印象。
本当一話5分くらいで読めるので、ちょっとした移動時間の暇つぶしに最適でした。
お気に入りは、短い中にきっちりどんでん返しを仕込んでくる真梨幸子「リリーの災難」ラストの平山夢明「すき焼き」も強烈で好き。 -
10人の豪華作家によるホラーアンソロジー
あまり怖さはないが倉狩聡の連作「美術室の実話」と
岩井志麻子の「~する怖い人」が良かった
真梨幸子ブラックコメディ「リリーの災難」は笑っちゃったな -
短編、怖い話ばかり。
幽霊系の怖い話ばかりかと思ったら、初っ端は不思議話。
その次と次が対になった状態の話でしたが
こちらは精神的に…。
てっきり…と思っていたら、な騙され感満載でした。
もちろん(?)ごく普通の、そちら系の怖い話も。
1人でも読める話が多くて、良かったです…。 -
様々な作家が贈る、5分以内で読める怖いはなし。様々な形を伴ってやってくる恐怖はたちまちに貴方を慄かせる。恐怖の形は千差万別。きっとあなたのお気に召す怖い話がある事だろう。
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10人の作家による短編集。5分間で読める、大人向けの怖い話が収録されている。怖い話と一口に言っても、幻想怪奇譚、怪談話、短編ホラー小説、短編イヤミス小説など様々で、それぞれの作家の特色が5分間で読める物語の中に凝縮されており非常に濃密な一冊だった。
どの話も面白かったが、特にお気に入りなのは倉狩聡さんの美術室の実話シリーズ(勝手に私が名付けたので正式な名称は不明)。中学生であり、演劇部に所属する語り手の周りで起こる不可思議な出来事をつづった短編ホラー小説である。 この周りに起こる出来事というのがほんのり怖い話から、ゾッと鳥肌が立つような怖い話、くすっと笑えるような怖い話など様々な話があり、非常に面白かった。 この中学生演劇部のシリーズで一冊本を出してくれないかなぁ。このシリーズで一番面白かったのは、美術室の実話③。これはくすっと笑える話で、同シリーズの美術室の実話①、美術室の実話②に出てきた怪異が同時に出てくる話で、今までの恐怖の集大成の様な始まり方をするが、途中で出てきた別の怪異によって笑える展開になってしまう。 あれだけ怖い雰囲気を放っていた怪異は形無しになってしまい、途端に人間臭くなってしまう。その差が面白く思わず笑ってしまう。今後の展開が気になるので、ぜひとも続きを書いてほしい。 他にも、真梨幸子さんの「リリーの災難」、柚月裕子さんの「初孫」などゾッとしながらも面白い話が複数載っていた。
様々な作者さんの話を少しずつ手軽に読める贅沢な一冊。新しい作家さんの開拓にもつながるし、かなりお薦めの一冊である。 -
『5分で読める!怖いはなし』
「このミステリーがすごい!」編集部/宝島社
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中山七里さんの「ふたり、いつまでも」は話としてよくできてた。
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おばけの怖さというより性的な怖さが目立った印象。
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ブックオフで100円だったので中山七里目当てで買いました。描写が好みじゃなかった、、、普通に不気味なホラーを期待して読んだのに性的な話が多くて私には合いませんでした。
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面白かった話
リリーの災難
初孫
ひとでなし
娑婆
ふたり、いつまでも -
5分で読めるということなので本当に隙間時間で読もうとしていたら思いがけずに本当に怖かったのでびっくりしました。5分程度と甘く見ていてすみません。柚木さん、中山さんはどっしりとした上手さで安心して読めます。平山さんは2編とも短編でもしっかり彼らしいお話で読後の余韻がすごいです。真梨さんのタイプはある意味彼女らしいのでしょうが私はあまり好きじゃないです。初読み作家さんで印象的だったのは倉狩聡さんの「美術室の実話」林由美子さんの「喉鳴らし」。収録されている他の短編もよかったので他の作品も読んでみたくなりました。
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10人の作家が綴る27の物語
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全く怖くなかった。強いて言えば、最後の『ふたり、いつまでも』と『すき焼き』がざわざわしたくらい。
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幽霊系じゃなく、ドロドロ系が多くて面白かった。短くてさらっと読めるし。
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怖いっていうか厭な話の印象しか残らない。肉…。
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怖い話が読みたくなって偶然図書館で借りました。
内容は怖くないのと本当に怖いものがありましたね。
グロくて下品な作品があったので最後のほうはパラパラ読み
してしまいました。 -
ショートショート、ていうのか、短編は、ある意味どんでん返しがおもしろい。
あぁ、そうキタか、と思わせる話がどんどん出てきて。
おもしろかったっすわ。 -
2015年、41冊目はアンソロジー(?)。「このミス」のショートシリーズ。
団鬼六のコッテリ官能長編の後、軽いモノを欲しました。また、ラーメン屋の行列待ちを想定した、チョットの隙間時間の活用にチョイス。
ショートの怖いはなしが10作家、27話納められてます。実話怪談的なモノから、(ライト)ホラー、イヤミス的なモノと「怖さ」の方向性はそれなりに色々取り揃えております。
お気に入りは、ラストの平山夢明『すき焼き』が、らしさ全開でダントツ。真梨幸子『リリーの災難』『ジョージの災難』はイヤミス風コメディなオチで大笑い。中山七里『ふたり、いつまでも』は予想してた展開だが、オーラス、半ヒネリ効いてた。後は★★☆☆☆~★★★☆☆の作品がほとんど。
このシリーズは隙間用には、イイが、単独作品読みたいとまではなかなか行かないのよね。 -
登録番号:11246 分類番号:913.68タ
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このミス系作家のショートショート集。
怖いというより後味悪い系がほとんど。
中山七里はよかった。