スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800234131

感想・レビュー・書評

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  • 辛いことを乗り越えると
    人はここまで、優しくなれるのか、、

    早朝に食べる美味しいスープ
    (レシピはなく残念だが)

    BGMはないが
    あたたかい空気が流れる
    スープ屋しずく

    人を見ると
    その人の弱っているところが
    見えてしまう露ちゃん

    そして、
    弱っている心と身体に沁みる
    美味しいスープを作ってくれるシェフ

    疲れている時はそんな場所で
    ただ何も考えず、羽を休めることができたら
    また歩き出せるだろう

    自分の住む町にも
    こんな
    木のうろのような店があるといい

  • スープ屋しずくシリーズ!①
    タイトルに惹かれて購入!
    美味しそうなスープがいろいろ出てきて読んでるだけでお腹が空いてきました(笑)

    ちょっとした謎を行動や言葉から導き出す麻野さん、スゴイ!!

    こんなお店が近くにあったら行きたいなぁ〜っと思いました!

  • 2017年11月12日

    読み終わりました。
    この本も30まじかの登場人物が・・・
    「あまからカルテット」と同様、
    色々な言葉にハッとさせられました。

    なぜか最近読む本が30近いという。。
    私もそのぐらいの年になってしまったので
    色々と考えさせられました。苦笑


    280 今はまだ、自分の居場所はない。でも、いつかきっと。


    247 弱い子供には、親の事情なんて関係ないはずだ。親のせいで苦しむ子供は世の中にたくさんいる。


    107 でも運命とまで信じた相手のことは、簡単に忘れられないらしい。

    伊予と椎名先輩のお話、切なかった。。
    切なかった・・・(>_<)報われない恋はつらい。。

    忘れられない気持ち分かります。



    理恵と麻野さん露ちゃん。。
    露ちゃんかわいくて
    3人で一緒にご飯を食べるシーン
    ほほえましかったです//ω//

    理恵と麻野さんの関係にも、これから注目したいです!
    好きということに気づいたその後が気になります。


    麻野さんの過去のエピソードもあって
    色々な事が明かされていって・・・驚くこともしばしば

    細かく丁寧に描かれていますね。



    静句さんと慎哉くんの関係にもびっくり
    会ってたんですね。。


    麻野さんのエピソードの話は
    確か慎哉くんのことを内藤さんで。。
    どこか雰囲気が同じだからそうなのかなと
    薄々思ってたけど。。当たった~





    お話も見逃せないですが、食べ物も魅力で。。
    クラムチャウダーとかポタージュとか、
    身体に優しいものまで、みんな美味しそうでした。

    スープ屋さんってほんとにあったらいいなとか
    通いたいなとか思いました。


    ふくちゃんのお話、最初はどうなるかと思いましたが
    最後良かったな。。

  • 続巻がすぐにでも読みたくなる作品でした。
    短編になっているので、読みやすかったです。
    哀しくもあるストーリーもありましたが、
    温かな気持ちになれる内容でした。

  • 弱った心に染み渡るスープのように、さらさらと読めました。ちょうど胃痛に悩まされているので、とても共感しながら。こんなお店があったら私も通っちゃうなぁ。読んでから、少しだけ、汁物作りは大切にしています。

  • 店主の手作りスープが自慢のスープ屋「しずく」は、早朝にひっそり営業している。早朝出勤の途中に、ぐうぜん店を知ったOLの理恵は、すっかりしずくのスープの虜になる。理恵は最近、職場の対人関係がぎくしゃくし、ポーチの紛失事件も起こり、ストレスから体調を崩しがちに。店主でシェフの麻野は、そんな理恵の悩みを見抜き、真相を解き明かしていく。心温まる連作ミステリー。

  • 短編のストーリーがいくつも入ってる感じなのかな?と最初読んだ感じがありました。スープ屋さんに訪れるお客さん視点だけの話みたいな。でも、読み進めていくと全然違ってました。謎の解き方が凄くシンプルで、読みながら「そうなのか!」ってよく思ってました。また店主である麻野さんが過去が凄い。後半でポンっと急に投げ込まれるので、一瞬誰の話?ってなっちゃいました。出てくる料理が本当に美味しそうなものばかりで、レシピ集とかあったらいいのにと切望してしまいました(笑)
    あと、理恵との恋の行方も今後期待してますw

  • 読了。ひっそりと朝営業しているスープ屋しずく。そこは、弱っているココロもカラダも癒されていく美味しいスープと居場所。最後は、きっちり伏線を回収しながら、良い意味で予想を裏切られました。
    #読了
    #読書好きな人と繋がりたい

  • 続きが気になり、一気に読んだ。登場人物はそれぞれ、様々な悩みを抱えているが、どの悩みに対しても麻野さんの優しさが強く感じられた。心温まる作品。続きも読みたいと思う。

  • スゴく良かった。人気が出るものっていーもんだ。納得。

著者プロフィール

2011年、『僕はお父さんを訴えます』で第10回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞してデビュー。14年、『ボランティアバスで行こう!』が名門ミステリファンクラブ「SRの会」13年ベストミステリー国内第1位に選ばれる。著書に“スープ屋しずくの謎解き朝ごはん”“さえこ照ラス”“レシピで謎解きを”の各シリーズ、『映画化決定』など。

「2023年 『無実の君が裁かれる理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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