一千兆円の身代金 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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著者 : 八木圭一
  • 宝島社 (2015年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800236524

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一千兆円の身代金 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想・レビュー・書評

  • うーむ。どこにミステリーがあるんだ!?
    毎回、このミス作品は合わないのぉーと思いながらも、つい読んでしまい、激しく後悔と苛立ちを感じる。一体誰が選んでいるんだ?

  • あまりにも著者である八木さんの伝えたいことが全面に出すぎて、ミステリーとしての面白さが目減りしてしまっているような気もしてしまう。
    登場人物も年齢差が歴然とあるはずだ。
    なのに、何故か読んでいるとそれぞれの言動から年齢をうかがい知ることが出来ない。
    たぶん描き分けがはっきりとしていないためだろう。
    主人公である犯人の言っていることは間違ってはいないと思う。
    でも、すべてが正しいわけではない。
    どうしても犯人の方法に共感することができなかった。
    物語を通して伝えたいことはわかるけれど、力が入りすぎてしまって多少辟易しないでもない。
    本当に伝えたいことはもう少し淡々と描いてもらったほうが読みやすいような。
    国家の財政問題をとりあげたのは興味深かったけれど、ミステリーとしては題材としてこなれていない。
    人物描写も含めて残念な思いが残る物語だった。

  • 結構骨太なミステリー小説で読み応えあり。かなり面白い。

    フィクションだけど、フィクションだと言い切れない、リアルな問題に疑問を投げかけている。
    日本に巣食っているいろんな闇、長年放置されてきた様々な問題に、誰も責任を取らず、何ら説明をされないこの世の中を憂い、既得権益にすがる政治家や官僚に怒り、一石を投じようとする犯人。法を犯すことは許されないことかもしれないけど、後世を慮り闘おうとする姿勢は、犯人とは言え加勢をしたくなる。

    単純に解決しない構成と愛のある登場人物たちが非常に魅力的な作品。

  • 評判倒れの社会派ミステリー。日本政府の財政赤字と同額の1085兆円を要求する誘拐事件というアイディアは面白いが、それだけだった。多くの登場人物の視点で綴られるストーリーもあまりに断片的過ぎて、物語にのめり込めなかった。

    帯には『このミステリーがすごい!』大賞受賞作で、『週刊新潮』『毎日新聞』『産経新聞』で話題だとか書いてあるが、騙された感が残る。

  • あまり、この手の小説は読まないのだがそこそこ面白かった。主題は財政破綻であり、これからの世代へのツケ越しの話である。それを豪腕でなる元副総理の孫を誘拐する話に仕立て繰り返し啓発してくるスタイルはややもすると鬱陶しいのだが、本作はしっかりと周辺やプロットが練られ、小説の体を十分なしており、エンターテイメントとしても読むに十分耐えられる。

  • すごくよかった…
    込められた政治思想に偏りはあるけど、政治を見ながらこういうことまで考えられてなかったなーって思ってこの本に出会えてよかった
    また絶対読む
    映画も観る

  • ドラマ化されてから小説を読んだため、読み進めるとドラマの情景が浮かんでしまった。それはともかく、とても面白い話であった。

  • 政府の財政政策に異を唱える目的で元副総理の孫を誘拐し、身代金として日本国債と同額を要求する事件が発生する。
    学生運動を彷彿させる拙く短絡的な正義感が、その欠点と美点も理解したうえで上手く描かれていると思います。なかなか面白い作品でしたが、中盤で事件の真相に予想がつき、結末までもが予想通りだったので、もう少し捻りが欲しいところでした。

  • おもんない。全然犯人に共感できない。身勝手、あほとしか思えない。「〜はいけない」というのは誰でもわかっているんだからその解決策を考えてほしい。9歳児じゃあるまいし、説明してほしいとか、自分より若い世代に責任ないようなこと言っているけど。なんでこのミスとったのか謎。

  • 国家財政について一般的に言われていることに対する憤りと事件を絡めているが、物語の緊迫感には欠ける。

  • 2016/03/04
    移動中

  • ドラマが結構良かったので読んでみたんですが、文章があまり頭に入って来ず、結末も知っていたのでハラハラドキドキすることもなく。。。ちょっと物足りなかったです。

  • 誰もが持っている。国、政府への不満。「このミス大賞」だしタイムリーではあるが、個人的にはちょっと消化不良

  • あまり印象に残らなかったが、最近の時事問題を取り入れているので、今読むには意味があると思う。
    国の借金問題は、遠い話のように思えるが実はそうでない。改めて考えさせられます。

  • 劇中人物の“独白”に近いような型で展開される“主張”的な部分…「既に、取り返しが簡単に利かない程度に過ちを重ね続けていながら、それを悔いて何とかしようとしない、この国の政府は一体何なのか?」という、素朴で純粋な疑問と憤怒と…或いはこうした問いが、自身にもぶつけられているような気がしないでもない…

    「途方もない事件」を巡る、刑事モノであると同時に、素朴で純粋な疑問と憤怒とを胸に秘めた青年の物語という感の本作…なかなかに高評価であると後から聞いたが、それも頷ける。それにしても…次第に明らかになる“事件”の顛末は、私にとっては余りに意外だった…

  • TVドラマ化だって
    入院中探してたらあったから読んだ。

  • 国の借金とかSNSとか今読んどいて良かった。

  • 元大物政治家の小学生の孫が誘拐され、日本政府に突きつけられたのは身代金として財政赤字とほぼ同額の1085兆円の支払いか、巨額の財政赤字を招いた責任を公式に謝罪し具体的再建案を示すかの二択だった。
    国家の威信をかけて操作する警視庁捜査一課特殊犯係はあるブログにたどりつくが…。
    奇想天外の要求をする犯人グループと捜査一課の攻防がスリリングで、政治家やエリートの酷い部分も見えてきてページをめぐるスピードが早くなった。さすが「このミス」大賞の作品だなと思った。

  • テーマが財政赤字であるとするならば、もう少し政府の対応についても踏み込んでみて欲しかった。
    犯人と結末については、ある程度予想が出来てしまったのが残念。

  • 天藤真の「大誘拐」を思い起こさせる。誘拐されたのは大物政治家の孫で小学5年生の男の子。身代金は1085兆円。物理的に用意することも受け渡しもできない金額だ。ならばオチはどうするのか。代わりの何かを受け取るしかない。しかし、この物語のオチは、そうではなかった。ミステリーとしての緊迫感はやや弱かった気がするが、国民全員に等しく背負わされている危機そのものを分かりやすく伝えることが狙いだとすれば、上手く仕立てられている物語だ。

  • 単行本及び文庫本双方のレビューとも、あまり評価が高くないが(すなわち、ミステリーとしてイマイチ。意外性がなく展開が読める。人物設定が散漫。等々)、現代日本の危機的財政状況を、エンターテイメント分野で正面からとらえたという一点で、評価できるのではないか。
    何しろ、誘拐犯の要求が、財政赤字と同額の1075兆円を支払うか、巨額の財政赤字を招いた責任者の公式な謝罪と具体的な再建策!何とも痛快な要求。
    ネタバレになるかもしれないが、雄真君が将来何年後かに、あるいは政治家になっていて、どういう活躍をするか、そんな後日談的な続編を期待したいが。

  • 一見スケールが大きな誘拐ミステリーだが…。

    余談。大賞受賞時の題名は完全にネタばれですな。

  • 一気読み。それぐらい読みやすくて面白かった。けど、浅い。警察モノとしてはやっぱり横山秀夫が上。

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一千兆円の身代金 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の作品紹介

第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。元副総理の孫が誘拐された。日本政府に突きつけられた犯人からの要求は、財政赤字とほぼ同額の1085兆円の支払いか、巨額の財政赤字を招いた責任を公式に謝罪し、具体的再建案を示すかの二択だった-。警視庁は捜査一課特殊犯係を直ちに全国に派遣し、国家の威信をかけた大捜査網を展開させる。やがて捜査陣は、あるブログを見つけるが…。

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