鬼の花火師 玉屋市郎兵衛 下 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
4.00
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 4
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800243720

作品紹介・あらすじ

老舗花火屋・鍵屋の手代として働く新八は、一世一代の悪計によって、犠牲は大きかったが、二大花火屋の一角、三代目玉屋市郎兵衛の座を手に入れる。独り立ちした市郎兵衛は、理想の花火創りに邁進する。より綺麗な色と形の、より響く音の、そして江戸城をも超える高さの打ち上げ花火をあげるために男は、殺人、放け火、店の乗っ取りと、悪の限りを尽くす。小嵐九八郎の大傑作『悪たれの華』が『この時代小説がすごい!』でついに文庫化!

著者プロフィール

1944年、秋田県生まれ。早稲田大学卒。『鉄塔の泣く街』『清十郎』『おらホの選挙』「風が呼んでる」がそれぞれ直木賞候補となる。1995年、『刑務所ものがたり』で吉川英治文学新人賞受賞。2010年、『真幸くあらば』が映画化。『蜂起には至らず 新左翼死人列伝』(講談社文庫)、『ふぶけども』(小学館)、『水漬く魂』全5巻(河出書房新社)、歌集『明日も迷鳥』(短歌研究社)など著者多数。近年は、『悪武蔵』『我れ、美に殉ず』『蕪村―己が身の闇より吼て』(ともに講談社)、『天のお父っとなぜに見捨てる』(河出書房新社)、『走れ、若き五右衛門』(講談社)などの歴史小説、また体験的新左翼小説『彼方への忘れもの』『あれは誰を呼ぶ声』(アーツアンドクラフツ)を刊行。

「2021年 『ここは何処、明日への旅路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小嵐九八郎の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×