研究公正局・二神冴希の査問 幻の論文と消えた研究者 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 119
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800253545

感想・レビュー・書評

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  • 一大スキャンダルとなった論文捏造事件を元ネタに書かれていて興味深い。細胞はあるのかないのか。話の流れというのはあるだろうけど、著者はあるよりなのだろうか。
    ヒロインはハンターというより処刑人という感じなのが怖い。
    サイエンスを愛しているというよりも、サイエンスを愛した男を愛しているという印象なのがちょっと残念。

  • タイトルになってる二神の登場までが長かったけど、彼女が出てきてからは火がついたみたいに展開した。例の件を土台にしてるのは誰が読んでも明らかで、あの件について、作者がこう思ったんじゃないか? もしくは、こういう意見が周囲に多かったんじゃないか? と思わせる描写もあった。読み始めは、専門的過ぎて難しいかな?と思ったけど、読み進めるとそんなことも無く楽しく読めた。

  • 現実の事件をなぞっているだけに、あざとい感じが否めない。そうするだけの必然性をもったストーリーでも真相でもテーマでもなくて残念。

  • 2018/1/10 Amazonより届く。

  • 世間を騒がせた某論文捏造問題をモチーフにした化学ミステリー。
    喜多氏の作品は流行りのパターンを踏襲する売れ筋狙いが大半ですが、今回はバチスタシリーズを模したようですね。
    ただ、専門分野である化学の知識を上手く織り込んでいたので、いつもよりは楽しめたかも。

  • やっと読み終わったー!
    すごく時間がかかった…疲れた。
    安易にジャケ買いするべきではないね。
    科学に関する専門用語とかたくさん出てくるから、話がなかなか頭に入ってこなかった。
    話の内容は、あの細胞の騒動をモデルにしたんだろうなぁというのが随所にと言うか、もろにそうだろうなという感じ笑
    そう、なんで疲れたのか、これの前に読んだ本も、研究公正がテーマだったから笑

  • この論文捏造問題を題材にしたミステリは二冊目なのだけど、水鏡の方が自分には合っていたな。
    こっちは、まぁ不思議な力を持った女性が登場して解決するので、ミステリではなくオカルトだな。

  • 論文ねつ造事件をモチーフにしたと思われる作品。実際の事件とは当然異なるだろうが、なかなかにショッキングな結末だった。
    不正を糾弾していく二神冴希はなかなかいいキャラだが、テーマがテーマだけにシリーズ化はできるんだろうか。

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著者プロフィール

喜多喜久

一九七九年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞、二〇一一年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー。主な著書に『青矢先輩と私の探偵部活動』(集英社)、『桐島教授の研究報告書 テロメアと吸血鬼の謎』、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ、「死香探偵」シリーズ(中央公論新社)がある。

「2022年 『死香探偵 真心は捧げられた死と香る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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