カササギの計略 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

  • 510人登録
  • 3.65評価
    • (31)
    • (46)
    • (36)
    • (16)
    • (3)
  • 53レビュー
著者 : 才羽楽
  • 宝島社 (2016年7月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800257475

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
恩田 陸
森見 登美彦
辻村 深月
辻村 深月
宮下 奈都
有効な右矢印 無効な右矢印

カササギの計略 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想・レビュー・書評

  • 僕が講義とバイトを終えてアパートに帰ると、部屋の前に見知らぬ女がしゃがみこんでいた。彼女は華子と名乗り、かつて交わした約束のために会いに来たという。なし崩しに同棲生活を送ることになった僕は、次第に華子へ惹かれていくが、彼女は難病に侵されて、あとわずかな命しかなかった…。ともに過ごす時間を大切にする二人。しかし、彼女にはまだ隠された秘密があった…。

  • これまた、いい本。読みやすい。序盤からページをめくる手が止まらなかった。終盤は悲しかったり、切なかったり、驚かされたり。でも最後はほっこり心温まった。表紙のイラストも胸にズンとくる。

  • 数々のミステリーを読んできた私ですが、こんなに素晴らしい小説に出逢ったのは初めてです。
    ミステリー小説だという事を忘れる程の、途中までの美しく切ない恋愛ストーリー。
    そして最後の最後にホワイトどんでん返し。鳥肌が立ちました。
    内容や書き方や情景描写など、巧みで引き込まれて一気に読んでしまいました。
    一押しの作品です。

  • とても良い小説でした❗
    作者の方にお会いしてみたいです。
    とても綺麗な文章でページをめくる手がとまらず、一気に読んでしまいました。
    次の作品も読みたいと思います。
    この作家さんには、ミステリーだけでなく恋愛小説やヒューマンストーリーのようなものも書いてもらいたいなと思いました。
    お薦めの一冊です。

  • やわらかな読後感。とても好きです。

  • 知人に勧められ、騙されたと思って購入。

    読み進めていくと、登場人物のキャラクターに感情移入して、3箇所くらいで涙しました。
    この作品を勧めてくれた知人に感謝するとともに、私も人に勧めたくなる、素敵なストーリーです。

    胸がぎゅーっと締めつけられるラブストーリーでもあり、はっ!とさせられる展開もあり、電車で読むと夢中になりすぎて乗り過ごすので、お家でゆっくり読むことをオススメします!!

  • 読み出しは、なんとなくありきたりな雰囲気を感じさせていたが、次々と登場するキャラクターの人間味の深さに、ストーリーにのめり込んだ。
    誰もが抱える、生きていく上での痛みがうまく描写されており、一人一人に、好感と共感を覚えた。
    ミステリーとしての展開もおもしろかったが、キャラクターのエピソードの方が印象深い。

  • こんなに純粋で、すごく切なく、そして最後には…。こんなに気持ちを動かされたのは久しぶりでした。読んでいて次が気になり結局一日で読みきりました。それほど作者の描く人物に感情移入し、文章力、構成に引き込む力がありました。どんでん返し好きには間違いなく大満足の作品です。今年の小説を読んだ中で一番おもしろかったです。

  • 『このミステリーがすごい!』シリーズということで、購入。途中までは、恋愛小説!?と思っていましたが、最後にやられました。ミステリーでした。

    泣いた。面白かった。

  • 意外な結末。思惑通りに進まない。それもまた人のもつ魅力なのだろう。とても面白かった。
    あらすじ(背表紙より)
    僕が講義とバイトを終えてアパートに帰ると、部屋の前に見知らぬ女がしゃがみこんでいた。彼女は華子と名乗り、かつて交わした約束のために会いに来たという。なし崩しに同棲生活を送ることになった僕は、次第に華子へ惹かれていくが、彼女は難病に侵されていて、あとわずかな命しかなかった…。ともに過ごす時間を大切にする二人。しかし、彼女にはまだ隠された秘密があった―。

  •  評価がよさそうだったので購入。
     退屈はしない展開で、最後のどんでん返しもいい感じにハマっていたと思う。
     最初の数ページを読んで気になった方は読んで損はなさそう。

  • ホワイトどんでん返しというより、静かなどんでん返し
    と言った感じです。
    華子の登場のしかたがあまりにも謎だらけだったのでどんなに大きな返しがあるのだろうと思い最後まで読みました。
    真相が明らかになってからは『アヒルと鴨のコインロッカー』みたいだなぁと思った(私と弟の章は時間軸がズレている)。
    勝也が彼女を男の家に送り込ませていたという真相は、それまでいい人だった勝也に対して「?!」と思わせるのに十分なネタ。
    ホワイトって言うより十分ブラックですな。

  • 単なるラブストーリーではない。要所要所に埋め込まれている挿話、魅力的な登場人物により織りなされる会話、精緻な描写、により紡がれる計算されつくされた物語である。そして最後に結末に収斂し、えもいわれぬ読後感を与えてくれる。おすすめの一冊。

  • これまで読んだ本でダントツにお気に入りの一冊♪

    最後の展開や結末には本当にまんまとやられました。
    想定外。
    読み終わって数日経つけど今でもこの作品で胸がいっぱいだし、きっとこれからもずっと心の中に残るだろうな♪
    そんな素敵な作品に出会えてよかった〜(*^^*)

  • 速報ランキングで1位になっていたので、本屋さんで購入。読了。いや、悲しいって。切ないって。終わり方は綺麗だけど、やっぱり切ない。華子を思い出すと泣けてくる;つД`)

  • 友人に勧められて、読んでみた。
    おお、そうくるかー!と唸ってしまったどんでん返し。描写も繊細。文章も美しい。なにより読みやすい。ミステリーぽくはないかも。恋愛小説としてかなりハマりました。引き込まれて泣きそうになります。今作がデビュー作ということですが、次回作も楽しみです。

  • 読了後、思い浮かべた作品は、乾くるみ『イニシエーション・ラブ』。物語の大部分が恋愛小説でありながら、最後にはミステリだったと気付く。

    メイントリックは決してオリジナリティのあるものではないため、ミステリとしてのインパクトはそれなり。
    ただ、純粋に物語の質が高い。どんでん返しが来るまでに、何度泣いたか…。
    時折挟まれるエピソードも面白いうえに、伏線となって最後に回収される。細部まで計算されている印象。

    「ホワイトどんでん返し」「白のどんでん返し」と紹介されているが、「白に近い灰色」くらいだと思う。いずれにしろ、読後感は悪くない。

    個人的に、今まで読んできた作品のなかでも非常に楽しめた一冊。
    傑作だと思う『イニシエーション・ラブ』よりも、強くオススメしたいと思います。

  • 「君膵」と似ているが、「君膵」程はラノベではない。
    「君膵」が10代とするなら、こちらは20代前半くらいかな。
    最後のどんでん返しは賛否両論あると思う。

  • 大切な人への想いを思い出させてくれる本。そして、良くも悪くもほっこりする本。

    ちょっと、甘酸っぱく、ちょっと騙された気分になる、弱った時に読みたくなる本だと思った。

  • どんでん返しを予想しながら読んでいたけれど、予想が外れ衝撃を受けました。終盤、読む手が止まらず、一気に読んでしまいました。登場人物それぞれの想いが伝わり、心が温まり、同時に切ない気持ちにもなりました。読んだ後に表紙をみると、さらに切なくなります。

  • 冒頭の“掴み”がよかった。
    いったい何なんだ?という強烈な謎がポーンと出されて一気に引き込まれていった。
    結末は予想外の展開。色々と伏線が張られていて、読み終わるともう一度確認しながら読みたくなる。特に勝矢さんの心情を考えながら再読したい・・・

    ホワイトどんでん返しを謳っているものの、これをハッピーエンドといえるのか…?
    俊介の狂気といい、智美の精神状態といい、「心温まる」のかは違和感。
    岡部と智美は幸せになってほしい。岡部は素の青山智美を好きになれるのかなぁ。智美と付き合ったとしても、なにかと華子を重ねていそうで…。


    ○合わせて読みたい本○
    『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』七月隆文
    『君の膵臓をたべたい』住野よる
    『植物図鑑』有川浩

  • 愛するということ…
    この本を読んで、見つめ直そうと思った。

    恋愛にしろ何にしろ、愛するということを実践することは、他の誰かを傷つけてもいい理由にはならないのだと。

    自分本位で物事を判断し実践したときには、喪失感だけが残されることは少なくなかった。
    それを思うと、自分の愛のため、人を利用し、傷つけた彼は、最後に何を思ったのだろうかと考えてしまう。

    自分本位ではなく、誰かのために愛するということを出来た者だけが、この本の謳い文句であるホワイトどんでん返し(奇跡)と出会うことができるのかも知れない。
    そんなことを考えさせられた。

    でも、滅多に起きないから奇跡って言うんですけどね(笑)

  • 岡部はアルバイトをしてからアパートに帰ると、ドアの前に女性がいた。
    女性はミシェルと名乗るが、どこの誰だか記憶にない。

    岡部の反応を見て、女性は頬を叩いた後、「部屋の中に入れるよう」言ってきた。
    危険とは思うのに、何故か言う通りにしてしまう。

    どうやら、女性とは前に会ったことがあるらしい。
    女性は華子という名前で、岡部と約束をしたから会いに来たようだ。
    それ以上のことは教えてくれず、「思い出して」としか言わない。

    翌日、華子が荷物を沢山抱えて岡部のアパートに来た。
    アルバイト先の友人・勝矢に相談したら「深入りはするな」と忠告されたが、華子に逆らえなくて泊めてしまう。

    華子には願いがあった。
    星と映画を見ることである。

    当初は困惑していた岡部だが、次第に華子がいる生活が楽しくなる。
    勝矢は華子のことを訝しんでいるが、「流星群を二人で見に行く時は車を貸す」と言ってくれた。

    華子に念願だった映画と流星群を見せることが出来た。
    岡部は華子を尾行したことがあって、何故、病院に行っていたことを隠していたのかが気になっていた。
    華子に尋ねると、「もうすぐ死ぬ」「だから私を愛して」と言われた。

    華子は、生まれつき難病に冒されていた。
    発病するまでは普通に生活出来るが、治療法はない。
    発病してしまえば脳細胞が死に、神経機能が働かなくなるそうだ。

    華子は病気のことを知ってからは、やり残すことがないように生きようと決める。
    小さい頃、河原で一緒に遊んだ男のコがいた。
    「バノン」「ミシェル」と渾名で呼び合っていたので、男のコの本名は知らない。

    華子は父親の都合で引っ越してしまうが、バノンと再会の約束をし、七夕の短冊に「会いに来てくれますように」と書いたがそれっきりになる。
    ある日、バノンの飼い犬をTVで見て、華子はバノンに会いに行こうとする。

    弟に近くまで送って貰い、バノンの家に到着する。
    バノンは大学進学を機に家を出ていたので会えなかった。
    バノンの母親から現在、彼が住んでいる住所を教えて貰い、「突然行って驚かせたい」と華子は企む。

    岡部は華子に誘われて、旅行へ行くことになった。
    ここで、ようやく岡部は華子がミシェルだと分かる。

    旅行から戻り、華子は定期検査を受けたらしい。
    「『もうそろそろだ』と医者に宣告されたので、一週間後に入院する」と言われる。
    岡部は「入院するまでは一緒にいて欲しい」と華子に頼んだ。

    華子の為に朝食を作ったりピクニックしたりドレスアップしてレストランへ行ったりする。
    「愛している」と言い合ったのに、翌朝、華子は手紙を置いていなくなってしまった。

    華子が消えて、岡部は部屋にこもりきりになる。
    華子がいなくなって三週間が経った頃、アパートに勝矢が来た。

    華子の弟に会ったらしく、彼女は亡くなったらしい。
    「ロックの掛かったスーツケースを開けて欲しい」と言われて預かっていたようだ。

    勝矢の機転でロックが解除され、スーツケースの中には日記が入っていた。
    華子のやりたかったことリストが書いてあって、叶えた項目には丸がついてたが、「いっぱい愛して、いっぱい愛される、そして今よりもっと幸せになる」だけは丸がついていなかった。

    ここから真実が明らかになっていきます。
    岡部は母親から「一年前に華子が訪ねてきた」と教えて貰います。
    華子はいつ発病するか分からない状態なのに、何故、一年経ってから岡部の元に来たのか不可解に思います。
    母親から小さい頃に岡部と華子が一緒に写っている写真を見せて貰って、自分の前に現れた華子はミシェルではないことに気付きます。

    今回の出来事を仕組んだのは勝矢でした。
    「勝矢は下の... 続きを読む

  • 凄く綺麗な話なのに・・・
    なんだろう・・・
    うーーーん・・・
    ミステリー?
    勝矢の行動がどうしても無理矢理感があってあれ?って感じでした。

    主人公が家に帰ると入り口の前に見知らぬ女性が座っている。
    その女性にいきなりビンタされて・・・
    と、最初の掴みはバッチリはまりました。
    「ホワイトどんでん返し」と帯にあった為あらゆるオチを探しながら読み進めるのは楽しかったです。
    この作家さんはこれが処女作なのかな?
    次の作品が出たら是非読みたいです。

  • 最初は、恋愛系でずっとお話が続くのかと思いきや....最後に碁盤をひっくり返されました。
    ありきたりなファンタジーミステリーなのかと思ったのですが、
    その中にはきちんと理由が存在していて、最初と最後が
    結びついたとき、鳥肌が立ちました。


    途中で飽きることもありましたが、インパクトは薄いものの、読んで損はないと思います。

全53件中 1 - 25件を表示

カササギの計略 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)を本棚に登録しているひと

カササギの計略 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

カササギの計略 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

カササギの計略 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする