カササギの計略 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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著者 : 才羽楽
  • 宝島社 (2016年7月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800257475

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カササギの計略 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想・レビュー・書評

  • これまた、いい本。読みやすい。序盤からページをめくる手が止まらなかった。終盤は悲しかったり、切なかったり、驚かされたり。でも最後はほっこり心温まった。表紙のイラストも胸にズンとくる。

  • 僕が講義とバイトを終えてアパートに帰ると、部屋の前に見知らぬ女がしゃがみこんでいた。彼女は華子と名乗り、かつて交わした約束のために会いに来たという。なし崩しに同棲生活を送ることになった僕は、次第に華子へ惹かれていくが、彼女は難病に侵されて、あとわずかな命しかなかった…。ともに過ごす時間を大切にする二人。しかし、彼女にはまだ隠された秘密があった…。

  • 数々のミステリーを読んできた私ですが、こんなに素晴らしい小説に出逢ったのは初めてです。
    ミステリー小説だという事を忘れる程の、途中までの美しく切ない恋愛ストーリー。
    そして最後の最後にホワイトどんでん返し。鳥肌が立ちました。
    内容や書き方や情景描写など、巧みで引き込まれて一気に読んでしまいました。
    一押しの作品です。

  • 知人に勧められ、騙されたと思って購入。

    読み進めていくと、登場人物のキャラクターに感情移入して、3箇所くらいで涙しました。
    この作品を勧めてくれた知人に感謝するとともに、私も人に勧めたくなる、素敵なストーリーです。

    胸がぎゅーっと締めつけられるラブストーリーでもあり、はっ!とさせられる展開もあり、電車で読むと夢中になりすぎて乗り過ごすので、お家でゆっくり読むことをオススメします!!

  • こんなに純粋で、すごく切なく、そして最後には…。こんなに気持ちを動かされたのは久しぶりでした。読んでいて次が気になり結局一日で読みきりました。それほど作者の描く人物に感情移入し、文章力、構成に引き込む力がありました。どんでん返し好きには間違いなく大満足の作品です。今年の小説を読んだ中で一番おもしろかったです。

  • 『このミステリーがすごい!』シリーズということで、購入。途中までは、恋愛小説!?と思っていましたが、最後にやられました。ミステリーでした。

    泣いた。面白かった。

  • とても良い小説でした❗
    作者の方にお会いしてみたいです。
    とても綺麗な文章でページをめくる手がとまらず、一気に読んでしまいました。
    次の作品も読みたいと思います。
    この作家さんには、ミステリーだけでなく恋愛小説やヒューマンストーリーのようなものも書いてもらいたいなと思いました。
    お薦めの一冊です。

  • やわらかな読後感。とても好きです。

  • 読み出しは、なんとなくありきたりな雰囲気を感じさせていたが、次々と登場するキャラクターの人間味の深さに、ストーリーにのめり込んだ。
    誰もが抱える、生きていく上での痛みがうまく描写されており、一人一人に、好感と共感を覚えた。
    ミステリーとしての展開もおもしろかったが、キャラクターのエピソードの方が印象深い。

  • これまで読んだ本でダントツにお気に入りの一冊♪

    最後の展開や結末には本当にまんまとやられました。
    想定外。
    読み終わって数日経つけど今でもこの作品で胸がいっぱいだし、きっとこれからもずっと心の中に残るだろうな♪
    そんな素敵な作品に出会えてよかった〜(*^^*)

  • 速報ランキングで1位になっていたので、本屋さんで購入。読了。いや、悲しいって。切ないって。終わり方は綺麗だけど、やっぱり切ない。華子を思い出すと泣けてくる;つД`)

  • 友人に勧められて、読んでみた。
    おお、そうくるかー!と唸ってしまったどんでん返し。描写も繊細。文章も美しい。なにより読みやすい。ミステリーぽくはないかも。恋愛小説としてかなりハマりました。引き込まれて泣きそうになります。今作がデビュー作ということですが、次回作も楽しみです。

  • 読了後、思い浮かべた作品は、乾くるみ『イニシエーション・ラブ』。物語の大部分が恋愛小説でありながら、最後にはミステリだったと気付く。

    メイントリックは決してオリジナリティのあるものではないため、ミステリとしてのインパクトはそれなり。
    ただ、純粋に物語の質が高い。どんでん返しが来るまでに、何度泣いたか…。
    時折挟まれるエピソードも面白いうえに、伏線となって最後に回収される。細部まで計算されている印象。

    「ホワイトどんでん返し」「白のどんでん返し」と紹介されているが、「白に近い灰色」くらいだと思う。いずれにしろ、読後感は悪くない。

    個人的に、今まで読んできた作品のなかでも非常に楽しめた一冊。
    傑作だと思う『イニシエーション・ラブ』よりも、強くオススメしたいと思います。

  • 「君膵」と似ているが、「君膵」程はラノベではない。
    「君膵」が10代とするなら、こちらは20代前半くらいかな。
    最後のどんでん返しは賛否両論あると思う。

  • 意外な結末。思惑通りに進まない。それもまた人のもつ魅力なのだろう。とても面白かった。
    あらすじ(背表紙より)
    僕が講義とバイトを終えてアパートに帰ると、部屋の前に見知らぬ女がしゃがみこんでいた。彼女は華子と名乗り、かつて交わした約束のために会いに来たという。なし崩しに同棲生活を送ることになった僕は、次第に華子へ惹かれていくが、彼女は難病に侵されていて、あとわずかな命しかなかった…。ともに過ごす時間を大切にする二人。しかし、彼女にはまだ隠された秘密があった―。

  •  評価がよさそうだったので購入。
     退屈はしない展開で、最後のどんでん返しもいい感じにハマっていたと思う。
     最初の数ページを読んで気になった方は読んで損はなさそう。

  • ホワイトどんでん返しというより、静かなどんでん返し
    と言った感じです。
    華子の登場のしかたがあまりにも謎だらけだったのでどんなに大きな返しがあるのだろうと思い最後まで読みました。
    真相が明らかになってからは『アヒルと鴨のコインロッカー』みたいだなぁと思った(私と弟の章は時間軸がズレている)。
    勝也が彼女を男の家に送り込ませていたという真相は、それまでいい人だった勝也に対して「?!」と思わせるのに十分なネタ。
    ホワイトって言うより十分ブラックですな。

  • 大切な人への想いを思い出させてくれる本。そして、良くも悪くもほっこりする本。

    ちょっと、甘酸っぱく、ちょっと騙された気分になる、弱った時に読みたくなる本だと思った。

  • 単なるラブストーリーではない。要所要所に埋め込まれている挿話、魅力的な登場人物により織りなされる会話、精緻な描写、により紡がれる計算されつくされた物語である。そして最後に結末に収斂し、えもいわれぬ読後感を与えてくれる。おすすめの一冊。

  • 冒頭の“掴み”がよかった。
    いったい何なんだ?という強烈な謎がポーンと出されて一気に引き込まれていった。
    結末は予想外の展開。色々と伏線が張られていて、読み終わるともう一度確認しながら読みたくなる。特に勝矢さんの心情を考えながら再読したい・・・

    ホワイトどんでん返しを謳っているものの、これをハッピーエンドといえるのか…?
    俊介の狂気といい、智美の精神状態といい、「心温まる」のかは違和感。
    岡部と智美は幸せになってほしい。岡部は素の青山智美を好きになれるのかなぁ。智美と付き合ったとしても、なにかと華子を重ねていそうで…。


    ○合わせて読みたい本○
    『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』七月隆文
    『君の膵臓をたべたい』住野よる
    『植物図鑑』有川浩

  • 愛するということ…
    この本を読んで、見つめ直そうと思った。

    恋愛にしろ何にしろ、愛するということを実践することは、他の誰かを傷つけてもいい理由にはならないのだと。

    自分本位で物事を判断し実践したときには、喪失感だけが残されることは少なくなかった。
    それを思うと、自分の愛のため、人を利用し、傷つけた彼は、最後に何を思ったのだろうかと考えてしまう。

    自分本位ではなく、誰かのために愛するということを出来た者だけが、この本の謳い文句であるホワイトどんでん返し(奇跡)と出会うことができるのかも知れない。
    そんなことを考えさせられた。

    でも、滅多に起きないから奇跡って言うんですけどね(笑)

  • 凄く綺麗な話なのに・・・
    なんだろう・・・
    うーーーん・・・
    ミステリー?
    勝矢の行動がどうしても無理矢理感があってあれ?って感じでした。

    主人公が家に帰ると入り口の前に見知らぬ女性が座っている。
    その女性にいきなりビンタされて・・・
    と、最初の掴みはバッチリはまりました。
    「ホワイトどんでん返し」と帯にあった為あらゆるオチを探しながら読み進めるのは楽しかったです。
    この作家さんはこれが処女作なのかな?
    次の作品が出たら是非読みたいです。

  • 最初は、恋愛系でずっとお話が続くのかと思いきや....最後に碁盤をひっくり返されました。
    ありきたりなファンタジーミステリーなのかと思ったのですが、
    その中にはきちんと理由が存在していて、最初と最後が
    結びついたとき、鳥肌が立ちました。


    途中で飽きることもありましたが、インパクトは薄いものの、読んで損はないと思います。

  • 才羽 楽のデビュー作長編。

    主人公 岡部のアパートの前に見知らぬ女性が待っていたところから物語は進んでいく。

    女性は自分のことをミシェルと名乗り自分に覚えがないかを岡部に確かめる。

    ミシェル=華子は強引に岡部のアパートにに住みこむことになる。
    次第に岡部は華子に惹かれていき、華子も自分の素性を岡部に明かす展開に。


    岡部目線で進んでいた物語は途中で華子目線の物語に変り華子が岡部を訪ねるまでの経緯が分かる。

     このまま進めば華子病気のため岡部の前から姿を消すだけのラヴストーリたのだが、華子が死んだあとにミステリー全開となる!

    華子と名乗っていた女性は華子になり済ました別人で、華子の弟の彼女であり彼により岡部のもとに送り込まれた姉華子のことを忘れていた岡部に対する復讐であった。

    華子の別人である智美の岡部に魅かれていく気持ちが最後に綴られ、岡部と再会する寸前でこの本は終わる。


    かなり面白く評価5としようと思ったが、華子の弟の復讐するという気持ちが全く理解しがたく、無理やりの動機付けのような感じで納得いかなかった。

    それと、この大どんでん返しをもうちょっと別の描き方でしてくれたならもっと衝撃が大きかったであろうと思う。

    ただどんでん返しがなくとも、ラヴストーリーとしてもかなりの面白さがあったことは確か。

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