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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800259325
感想・レビュー・書評
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非常に面白かった。
特に自分をあえて下において、相手を尊重して安心させ、人を集めて仕事をしてもらうとは、まさに政治家ということなのだろうが、政治家に限らず人間関係を構築する上で普遍的な極意といえるのだろう。しかし、なかなかできることではない。
通常は自分をよく見せようとしたり、俗に言うマウントを取りたくなってしまうものなのだから、よほどの器がなければできることではない。
私も本書を読んで頭では大事だな、と思っても、実践できるかというと何とも絶望的である。
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また、以下の箇所は印象的だった。
実はマジックの世界でも女性のお客様に手伝いをお願いするときに、その場にいる一番年上の女性にお願いするのが鉄則というのがある(出典は忘れてしまった)。
人と気持ちよく関係するときの真理はどの業界でも知恵として結集しているのだなと思った。
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演説をした後にその場にいる人から握手を求められても、時間が非常に限られているので、全員と握手することは不可能です。そこで田中先生から言われました。「そういう時に、その中で一番若くてきれいな女の子と握手したら、そこにいる票は全部なくしたと思え。『どうせ私なんか握手してくれない』と、一番後ろに目立たないようにしているお婆さんと握手すればいいんだ。そしたら、そこの票はみんなお前のもんだ」
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