魔法少女育成計画 QUEENS (このライトノベルがすごい!文庫)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800262172

作品紹介・あらすじ

着々と進行するプク・プックの「魔法の国」救済計画。多大なリスクを孕んだその計画を阻止するため、そして囚われの身となったシャドウゲールを救い出すため、プフレは記憶を失ったまま起死回生の一手を打つ-。TVアニメ化された話題のマジカルサスペンスバトル『魔法少女育成計画』のシリーズ最新作がここに登場!「魔法の国」と自らの運命を賭けて、魔法少女達が激突する!

感想・レビュー・書評

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  • アニメ化もされ勢いにのってる魔法少女育成計画の最新刊。
    「だれとでも仲良くなれる」魔法を使い「すべての魔法少女とお友達になる」プク・プックの野望の全貌が暴かれます。
    敵味方さまざまな魔法少女が入り乱れ利権と愛憎と思惑が絡み、話の筋がかなり複雑になっています。
    戦闘面は一対一より集団戦に比重がおかれていますが、固有の魔法を使った抜け駆け出し抜き不意打ちで、「まさかここで!?」と唸る場所で意外なキャラが脱落していくシビアさは健在。
    今巻のラスボスプク・プックはシリーズ通してもトップレベルのキチ(略)で頭がおかしい。良い意味で感傷に傾きずドライな描写でテンポよくさくさく進む。視点の切り替えが頻繁なので慣れるまでは混乱するかもしれませんが、慣れてしまえば一気呵成に読めます。
    気持ちいいほどエゴイスティックかつスッパリ割り切りのよいキャラが目立つ中で、マナとうるるはいちいち人間臭く、苦悩と葛藤、信頼していた人の裏切りや大事な人との別離を経て一皮剥けていく姿は感動的。
    姉妹の遺志を引き継いで成長したうるるの台詞に少し涙腺が緩みました。二人とも若干ヒステリーではありますが……

    そして終盤に待ち受ける衝撃の展開。
    吉岡の正体はわかる人にはわかると思うのですが、意外すぎるキャラのまさかの退場にショックを受けました。ここでか!!
    本人は満足して逝ったんでしょうが遺された人の心中を慮ると惨すぎる……その為の処置といっても……

    概ね楽しく読めたのですが、今回敵側に回って八面六臂の活躍をした「彼女」が、数多の魔法少女を殺傷した事実にまったく心を痛めてないのが気になりました。いくら洗脳されてたといっても、彼女を今の彼女足らしめる正義と信念に照らして、自責と反省の描写がないのは不自然に感じるのですが……

  • 年末に読んだ

    プクプックこわい
    そして死にまくる‥(笑)

    読み返したいなぁ
    全然覚えてない

  • スノーホワイトが敵になる怖さがわかる話。
    プク様も良いことをしてるつもりでとんでもないことしてて怖い。
    新キャラのレーテも予感はしてたものの死亡。
    restartから出ていて、作品に寄っては黒幕だったプフレがまさか死ぬとは…。
    シャドウゲールは廃人ぽくなっちゃったし、もう登場しないのかな…。
    ファルも好きだったのに宇宙空間に…何かしら魔法を使わないと復帰できなさそう。
    最後の袋井魔梨華からの連絡が何だったのかも気になる。
    全体的に濃密で面白かった。

  • 1年以上も間が空いているので前の本をたいがい忘れているが読了。タイトルがジョーカー→エース→クイーンと変わる理由が分かった。これにて三部作終了。次がいつかはわからないけどまた新たな話に続………………………

    …………

    …………………プク様! プク様! ああ、プク様のお姿をを表紙で見ることができるとはなんという幸せ!

  • プク・プックがめちゃくちゃこわい。しかも悪気がないのが輪をかけてるよーこわいよー。
    いやあしかし、スノーホワイトさんは本当…頼もしくて困っちゃうなあ……
    プフレとシャドウゲール…そしてファル……ああーどうなるのかな…。

  • プク・プックが笑顔で黒すぎる巻。


    以下ネタバレ。


    面白かったなーと思うのは、今まで完璧な白を誇っていたスノーホワイトの主人公落ち。
    そうだね、彼女であっても三賢者には敵わないのだね、としみじみ頷くのだった。

    からの、衝撃のプフレとシャドウゲール。
    彼女たちがQUEENSの軸であることは間違いないのに、まさかそういう結末が待っているとは。
    (自分としては『咲』の怜と龍華を彷彿とさせる)

    で、上手いこと配置されている既巻メンバー。
    デリュージもモブ的扱いで終わらなくて良かった。

    次巻はフレデリカとリップルが台頭してくるといいなぁと思っているんだけど、それより魔法の国は二人の賢者すら失って、いよいよ枯渇の危機にあるんじゃないのか……。

    ファル奪還求む。

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著者プロフィール

1979年、新潟県生まれ。
『美少女を嫌いなこれだけの理由』で、第2回『このライトノベルがすごい!』大賞・栗山千明賞を受賞しデビュー。
代表作は『魔法少女育成計画』シリーズ(以上、宝島社)。

「2020年 『帝都異世界レジスタンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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