【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (『このミス』大賞シリーズ)

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著者 : 岩木一麻
  • 宝島社 (2017年1月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800265654

【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (『このミス』大賞シリーズ)の感想・レビュー・書評

  • このミス大賞受賞作の医療ミステリー。これは傑作。良くぞこんなトリックを思い付いた。

  • 913
    3/9の選書ツアーにて購入

  • 『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
    末期がんが完全に消滅した!? しかも、半年のうちに4人も...。日本がんセンターの医師・夏目の目の前で、有り得ない事態が生じていた。がん患者たちに、一体何が起こっているのか?
    実際に国立がんセンターの研究者だった著者が放つ本格医学ミステリー。

    とても凄い作品だとは思うけど、素人っぽいあらが目立つのも確か...。
    地の文の視点が揺れていて、小説としては読み進めるのに時間がかかること。キャラクターが立っていないので、誰にも感情移入できないし、際立った魅力も感じないこと。会話だけで物語が進むため、躍動感に欠けること。

    ただ、医学ものはある程度専門知識がないと、説得力が生まれない。その点は抜群のリアリティーがある。知識ももちろんだけど、現場にいた人だけが描ける空気感みたいなものも。

    いろんな欠点があっても、この作品が大賞を受賞したのは、その懸念を超える魅力があったということなのだと思う。それは、医療の世界の現場感、そして数あるジャンルの中でミステリーを書こうという気概、か。
    これから著者がどのように推理小説を創作していくのか、見守りたい。

  • だいぶ細切れに読んでしまったので物語に入り込めていない部分はあります。医療に関する専門的な話がてんこ盛りなので理解しづらい部分もあります。なので――時間が出来たらもう一回読んでみたいと思います。

    多分、面白いんだと思います(^_^;

  • 面白いけどグッと引き込まれるほどのものはなく…。
    大賞受賞だし、最高の~なんて押し文句に釣られて読んだけど、続編あっても読むかどうか…。

  • これは大森望さんほめすぎでしょ。確かにがん消滅というメインの謎は魅力十分だけど、「史上最高レベルの医療本格ミステリー」などと絶賛されると、逆にあら探ししたい気持ちになってしまう。

    トリック一発!という感じではなく、層を重ねた作りであるところはいいけれど、「真相」がわりとあっけない。それに、それはちょっと不自然では?ということがあってすっきりしない(「彼女」が誰だかずっとわからなかったこととか、最後に出てくる「実験」ってバレずにできるものなのかとか)。

    この分野ってどうしても海棠尊と比べてしまう。デビュー作から確固たる世界があった海棠尊ってたいしたものだなあと思った。

  • 面白かった。バチスタを思い出させる医療ミステリーだった。最後の一言には驚かされた。

  • 医学的には面白いが、全体的に人物像がイマイチなのだ。

  • 成る程。
    これは確かに医師でないと書けないな。
    詳しい説明はわかったようなわからないような? だったけど興味深かく読みました。
    こういう事って、実際やろうと思えばできちゃうんだろうね。
    恐いな。

    ただ、(この話の中の状態での)ガンの寛解は、絶対ないとは言いきれないがまずあり得ない と言い切られてしまうのはツライものがある。

  • 最終的には思いもよらない結果でしたが、
    それに至る経緯は、なんとなく上滑り感。

  • トリック今までに無い

  • 面白かった。一気読み。医療の専門性をふんだんに盛り込んでいるのに、苦痛にならなずに読む事ができる。
    二つのミステリーが怪しい医療機関で交錯し、着地地点はどうなるのだろうか?と思いながら読み進めていたら、後半の加速度は想像以上で、登場人物たちのキャラの薄さを補って余りある面白さでした。

  • うーん、ちょっと私には難しすぎたような気がする。内容的には理解できるが、いかんせん、医学用語の難しさはあまりにも私の頭では理解するのが容易でなかった。それに、最後のラスト一行に重大な意味があるのであろうが、それでさえ、少し??的になってしまった。
    要するに、治るはずのないがんが完全に消失したというミステリーを私にはさらに分かりにくく説明したような気がして、ちょぅと「このミス」としては、何か期待外れのような気もする。まあ、私の理解力が無いだけかもしれないけど・・・。それにもう一つラストの意味をもう少し分かりやすくして欲しかった。

  • 岩木一麻著:「がん消滅の罠」
    私はかつて、肺がんの宣告を受けたことがある。
    その日から私の中に芽生えた人生に対する虚無感と死への恐怖は日常生活に起きるどのような楽しみも期待も粉微塵にしてしまうものだった。
    幸いにして私の肺がんは消滅し今もこうして生きながらえている。
    果たして誤診だったのか、本当に自然消滅だったのか?
    いずれにせよ今だに不治の病的な感覚を持つ「がん」の恐怖はそれこそ死ぬほど味わった。
    本作品ではそんな「がん」の恐怖を利用した世直しを企てる医療テロとも思える行動に出る医師たちを描いている。
    その手口は、もちろんネタバレになるので書けないが、現在のがんに対する治療の片鱗を素人ながらに味わえると思います。
    そしてかつてがんの恐怖を味わった私は、作品の面白さとともに過去の記憶が蘇り、面白かったと一言では済まされない読後感でした。

  • 「このミス」大賞受賞作。余命宣告を受けたがん患者がその後、リビングニーズ特約で大金を受け取ったのにもかかわらず、がんが消えてなくなるという謎に、余命宣告をした医師・夏目と友人の保険会社社員・森川、そして同僚の羽島と共に立ち向かっていく。医療系ならではの難解な言葉は多いものの、登場人物が個人的に仲が良いので、会話自体に堅苦しさがなく、医療系ミステリーの割には読みやすかった。ただ、やはり謎の本質自体は、本当にそんなことが出来るのかどうか、素人では判断出来かねるので、「ふーん」って感じ。

  • 最後あたりで、罠や人間模様があれこれ明らかにぬり、なかなか面白かった。
    医療従事者にオススメ。

  • 余命半年を宣告された患者たちのがんが、生命保険の生前給付金をもらった後に消滅していく。
    それは奇跡なのか、それとも活人事件なのか。
    がんセンターの医師である夏目と羽島は、保険会社の森川とその謎を追う。

    「がん消滅」の謎が気になって、初めて手に取ってみた医療ミステリー。
    医療用語の解説がとてもわかりやすく、がんの知識を得ながら楽しめました。がんとは何なのかを知るにつれ、謎に対する疑問が膨らんでいくのがまたいいですね。
    そのトリックにも驚かされましたが、終盤はいろいろな仕掛けが施され、最後の最後までミステリーとして読ませてくれる一冊だと思います。
    読み終わった時はその意味が分からなくて、しばらく唖然としてましたね(笑)

    医療ネタだったり謎については満足しているんですが、選評にもあった通り、物語や登場人物が淡々としているのが気になりました。
    展開に納得はすれども、その流れや心情を読んで心が躍らないというか。
    終盤の展開も探偵の限界を感じて消化不良感が残りました。
    エンタメやドラマ性をもっと組み込んでもよかったように思います。

  • はじめ本屋でタイトルを見たとき、なぜか医療ものと勝手に勘違いし、小説だと知ったときとはびっくりした。

    本作の感想は惜しいの一言。末期がん患者のがんが生命保険の給付を受けた後に完全に消滅してしまうという壮大な謎に対し、チーム・バチスタを彷彿とさせる羽島と夏目のコンビが挑んでいく医療小説。ただ、羽島がチーム・バチスタでいうところの白鳥なのに、めんどくさくなく、結構まとも。もう少し変人的な要素がないと面白みがないかな。

    あと、恋愛がすんなり展開しすぎかな。いつの間にか夏目は結婚しているし、もう一人主要人物の恋愛もあっさり成就していて、淡白すぎて惜しいなと。もう少しひねれば絶対面白くなるのにと感じられる要素が多い。

    しかし、この小説のすごいところは、がんという極めて医療専門的な、素人を寄せ付けないような話を優しく解説していて、何となくわかったような気にさせてくれる。この解説技術はすごいものがあります。

  • 読了。面白い。スラスラ読んでしまう。
    いい意味でこちらの推理を何度も裏切られる。最後の一文が小気味いい。

  • 治せるはずのないがんが、消滅する理由を紐解いていくのがメインのテーマであるが、その横に遺伝子、DNAに関わる人間模様が隠されていた。

    物語の進み方としては、何回な医学用語(漢字が多い)が多用されるため、医学用語に不慣れな身にとっては、テンポよく読み進められるという訳ではなかった。
    物語の中盤からなんとなく真相がわかったような気になって読み進めていたが、最後の最後であっと驚く展開が次から次へと起こり、伏線が色々とつながっていく。

    このミス大賞ということで読んでみたが、楽しめる一冊でした。

  • 治るはずのないがんは、なぜ消滅したのか―余命半年の宣告を受けたがん患者が、生命保険の生前給付金を受け取ると、その直後、病巣がきれいに消え去ってしまう―。連続して起きるがん消失事件は奇跡か、陰謀か。医師・夏目とがん研究者・羽島が謎に挑む!医療本格ミステリー!2017年第15回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。

  • 余命半年の告知を受けた末期ガン患者、リビングリーズ特約で生前給付を受けた後にガン細胞消滅。他にも不可解な末期ガン患者のガン消滅。ある医療機関の自由診療にその謎があり、なぜガン細胞消滅ができるのか?黒幕の正体や理由。主人公の夏目医師が仲間と共に解明に挑むのだが…最後の方は強引な設定の展開に感じたが、ガン消滅の謎も明かされるし、医療ミステリーとしては面白く読めた。

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