- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800271105
感想・レビュー・書評
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常々真似が出来る人を尊敬します。
何だろうとその人(雑誌)の事を徹底的に調べ上げてないと出来ないから。
そういった意味で文才と努力の無駄遣いとも言えるこういったのは好き。
文体とか漢字の開き方とか、話の展開の仕方とか、一部悩ましいのあるけど。
選んだ人々がなぜこの人? と思いつつ、読んだことがある人がいると馬鹿だなーと笑える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一冊で何十人もの味を楽しめる、ここから読んでみたい人いっぱい見つけられた
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割と面白い。人に勧める類ではない
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面白い。アイデアは面白い。でもそのくらいかな
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めちゃ面白かった。芥川龍之介や太宰治に始まり、百田尚樹や星野源まで、その作家ならカップ焼きそばをどう書くか、紹介されている。rock'n on Japanや文春、道徳の教科書調まであり、笑えた。
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以前、話題に上がっていた本書。やっと読めることを楽しみにしていたのだが、正直いまいちだった。文豪などがカップ焼きそばの作り方を書いたらどうなるのかが実際に書かれているのだが、分かりにくい。もしこの文章を読みながらカップ焼きそばを作ってくださいと言われたら困難であると考える。
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思わず、くすっと笑ってしまいます。
読書好きではなくとも、面白いかもしれませんが、読書好きなら、なお面白い1冊です。 -
気に入った表現
"完璧な湯切りは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。"
—村上春樹
"かやくって何だよ。普通に具でいいじゃないか。"
—星野源
"男もすなるかっぷ焼きそばといふものを、女もしてみむとてするなり。"
—紀貫之
タイトルに「文豪」とあるのに漫才やらヒカキンやら尾崎豊やら池上彰やら、何でもありで笑ってしまった。
しかもどれも何となく分かってしまうという。
もっと作家さん達の文体の特徴が分かっていたら楽しめた。 -
個人的にはハリポタ作者と相田みつをのやつがツボだった。
「はじめに」からもう全開。
絶妙な文体遊びに終始ニヤニヤが止まらず、気楽に読める感じも最高。 -
カテゴリを何にしたら良いのかわからない。とってもしょーもないと言えばしょーもない本。「カップ焼きそばの作り方」の文章を、いろんな文体で書いてみたっていう設定。1~2ページが一人分。私は村上主義者なので、村上春樹の文体なんかは、たしかに文体は似ているけどなんか馬鹿にしているような気がするぞ、とちょっと腹も立ってしまうが、あくまで文豪たちをリスペクトして書いてある(らしい)。著者二人が、いろんな人のいろんな文体を、こんなカタチで再現して、ある意味すごい才能だとは思う。たしかに面白い。けっこう売れているらしい。
よく知らない作家の文体を読んでも面白くないので、かなり飛ばし読みしました。沢木耕太郎、さくらももこ、糸井重里、又吉、俵万智、星新一、大江健三郎、などなどなど…確かにこんな感じ!面白い!と思いました。作家じゃなくて、「ポパイ」とか、「週刊文春」とか、「読売新聞の編集手帳」とかも、それっぽく書いてあって面白い。漫才バージョンや、迷惑メールバージョンや、自己啓発本バージョンなどもあります。
よくこんなこと思いつくなぁ。
私が村上主義者だという話をしていたら、同僚が貸してくれました。ちなみにその同僚は、アンチ村上春樹らしくて、これを読んでばかうけしたらしい。つまり、村上春樹があまり好きではないという人は、この文体こそが好みじゃないということなのだろう。