- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800271105
感想・レビュー・書評
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改修工事で長いこと閉館していた図書館が再開して嬉しくて嬉しくて館内をウロウロしていた時に目に留まった本。
嬉しいから目に留まった本は片っ端から借りた中の一冊。
だただひたすらカップ焼きそばの作り方について書いてある。
それぞれの作家さんの味がよく出ていて面白かったなぁ。 -
太宰治や村上春樹、ドストエフスキーまで、もし彼らが「カップ焼きそば」の作り方を書いたら…
それぞれの文豪たちの表現の特徴をうまく捉えて書かれていて、思わず「わかるー!」と女子高生よろしく声に出してしまいそうになる、そんな作品です。
文学って難しそうと思っている皆さんにも、手に取りやすく、読むって楽しいんだ!表現って自由なんだ!と気づかせてくれます。
おすすめです。
『「このかやくがいいね」と君が言ったから七月六日はカップ焼きそば記念日』 -
タイトルに惹かれてしまった
ううっ、読みたい!
読みたいけど、さすがに図書館には置いてない
定価で買うのは勿体無い
ということで今回もお世話になりましたメルカリ様様
最初から真面目に読む必要なし
バッグに入れておいて、駅や病院の待ち時間など隙間時間に好きな所を
ただし、吹き出してしまってお隣の人に怪しまれるかも
世界の村上春樹が「はじめに」と「あとがき」を書いているので、しようもない本の格がぐっと上がるかな
と言っても本物の村上春樹さんではないのでお間違えなく
私のお気に入りは、沢木耕太郎の「深夜焼きそば特急」
又吉直樹「火ップ焼きそ花」・・・
『週刊文春』「VERY」・・・
しょうもないけど、よくもここまで考えられる
ある意味すごいわ -
文体模写もの。100種あって、「分かるなあ」と思える物が半分位。いろんな分野を読んできたつもりだけど、まだまだだなあ、と思った。
似てる、と思えたなかで、うまい、と思えたものを挙げると、最初の村上春樹と、最後の村上龍X坂本龍一対談か。純粋な娯楽本として気楽に読むのにちょうどよいです。 -
どれだけ「あ〜わかるわかる」と共感できるかが、面白さの幅を決める。
もちろん知らなくても、ある程度は楽しめるのだが、だんだん飽きてくる。
読み続けるのがキツくなってくる瞬間が訪れる。せいぜい5分がいいところか。 -
思ってたよりおかしくて、結構笑ってしまった。文体の真似が次から次へと登場して、その数何と百人(「文豪」だけじゃなくて、なかには人間じゃないのもまじってるけど)。読書量とセンスがないとできないと思うが、こんな方向で頑張らずとも良かろうに、というくだらなさ加減がわりと好きです。
「アハハ、うまい!そうそう、この人ってこういう書き方だよねえ」と思ったのは、池上彰・町田康・又吉直樹・小林よしのりあたりかな。吉田豪やロッキングオンのインタビュー記事も、いかにもそれらしくて笑った。新聞コラムや自己啓発エッセイ、広告でよくある「利用者の声」あたりも特徴が出てる。思わず吹き出してしまったのが「国語の問題」。あるよあるある、こういうの。
なかには「これ誰?」というのもある。ブロガーとかユーチューバーとか知らんもんね。でも、ははーん、この人はこういう感じの書き方なのね、となんとなくわかるところが面白い。
真似されて不愉快な人もいるだろうな。これは顔マネなんかも同じだと思うけど、ある種の「批評」になる場合があるものね。誰とは言わないけど、やたら小難しそうな持って回った言い回しがしっかり模倣されていて、これはちょっと痛快。
新聞広告にも使われていたが、「まえがき」も「あとがき」も村上春樹(のマネ)。これまたそれらしいのだけど、なんだか気取った鼻持ちならない感じが濃厚に漂う。もともと村上春樹ってそういう文体…あわわ、いやわたしは村上春樹の文章がとても好きなのだけど、どういうマジックで読むと快感を感じてしまうのか、あらためて不思議に思ってしまった。
解説は柳家小三治(のマネ)だが、これがすごくうまい。きっとファンなんだな。絵で参加しているのが田中圭一で、これも面白いけど、西原理恵子の絵はあんなにちゃんとしてないから。「土佐日記」などの古典で古文が間違ってるのもご愛敬? -
ああ、なんかもう絶対バカ本だってジャケットや帯で分かりすぎるくらいにわかる!
だけど、こういう本つい買っちゃう。
むしろ好きだったりする(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ -
タイトルの通り、文豪の特徴ある文体や名作に似せて、カップ焼きそばの作り方について書いたものを集めた企画本。
全てが文豪モノというわけではなく、アーティストの歌詞にかけたモノやインタビュー形式など変化球の方が全体的に多いがクスリと笑わせる小ネタが散りばめられている。
そして所々に登場する文豪作品は、特徴を捉えて小ネタよりもワンランク上の完成度。更に大文豪の作品の後には、田中桂一による一枚漫画が添えられていて、これがまた完成度が高い。
気軽に読める一冊である。
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読み終わって何も残らないことを目指すと書かれている通り、スカッと通り過ぎていくような、文学的には全く持って意味のない文章である。カップ焼きそばの作り方を、村上春樹なら、女性誌VERYなら、村上龍なら、など、本当にその特徴を捉えていて、思わず笑ってしまう。落合陽一のこ難しい言い回しだけど実態的にはあまり持ってまわる意味のない語りや、暮しの手帖や相田みつをなど特徴に思わずふふっとなるような秀逸な作品もあり。高城剛とか馬鹿にしすぎだと思うけど思わず吹き出した。
確かに、結果的には記憶に残らないし、不思議と誰かに話そうと思っても出てこない。それが本書の凄いところだろうか。村上春樹の言い回し、「完璧な湯切りは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」は、本当に思いついたときの衝撃は凄かったことだろう。素晴らしい発想、そしてあまりにもくだらない内容。 -
ものすごくくだらないと思うけど、凄いとも思う。
この作家ならこんな風に書きそうだなと思わせる。
面白かった。
私の名前、打ち込みのメンドくささ半端ないので、
「本と珈琲」で結構です(次回がありましたら‥)
小学...
私の名前、打ち込みのメンドくささ半端ないので、
「本と珈琲」で結構です(次回がありましたら‥)
小学生への読み聞かせ、いいですね〜。
子どもの真っ直ぐな眼差しや目の輝きは、何ものにも
変え難いですね。
今後も、是非子どもたちに本の素晴らしさ、夢を
与えてくださるよう、期待いたします。
子ども達から「あの本面白かったー!」なんて言ってもらえた日には飛び上がる程元...
子ども達から「あの本面白かったー!」なんて言ってもらえた日には飛び上がる程元気がでますね。
子ども達が本と出会う小さなキッカケになれるようがんばります!