彼女はもどらない (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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著者 : 降田天
  • 宝島社 (2017年7月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800273789

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彼女はもどらない (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想・レビュー・書評

  • タイトルの「彼女」とは誰なのか。二転三転する結末。さすが大賞、読み応えのある一冊。SNSって怖いね。
    あらすじ(背表紙より)
    雑誌編集者の楓は、娘の衣装を自作する人気ブロガーに批判的なコメントをしたことから、自身の過去のブログを匿名掲示板で晒され、陰湿なストーカー被害に遭うようになった。一方、寝たきりの妻を抱える官僚の棚島は、家庭や職場でのストレスを解消するため、ブログで執拗に絡んできた女を破滅に追い込もうとする―。ネット上の二人が現実で交叉したとき、驚天動地のどんでん返しが炸裂する。『このミス』大賞シリーズ。

  • また凄いありがちな問題を取り上げたミステリー作品。リアルで斬新で、ドキドキする、このミスには相応しい作家さん方です。

  • この作者さん(達)の前作も読んでいて、面白かったので今回も購入したのですが…

    作品のレベルが落ちることなく伏線の張り方等々、本当に二作目なのか?!と思いました…。
    これは、三作目にも期待です。

  • これは、怖い!思わぬ展開に驚く。雑誌編集社で勤める女性が 人気ブロガーに批判的なコメントを入れた事がきっかけで、自分の過去のブログを匿名掲示板に晒され、ストーカー被害に遭って追い詰められて行く羽目に---。 まんまと騙されました(;^ω^)このミスでは結構、面白い内容だと思います。

  • 面白かった!
    後半、え?あれ?もしかして…とは感じたけど。
    インターネットと人間って怖い。

  • snsは怖いね。批判されたくないしね。ここでの文章もあたりさわりのない文章になっていく。

  • なかなか良かった。でも思ったほどSNSは重要じゃなかった。

  • 息もつかせぬ展開で面白かった。
    女王はかえらないもそうでしたが、密度の濃い筆致でひと息に詰め込みすぎて、最終章(黒幕の語り)まではいらないんじゃないかなあと…それくらい一つ一つ細部までの文章の完成度が高いので重たくなってしまうのはもったいない…

  • 最後までまったく気づかなかったのが、名前の書き方でした。
    本をたぶんよく読む人の方が、何も思わずに読んでしまうのではないかと思ってしまいました。
    最初は現代のSNSのトラブルなのかと思っていたら、確かにそうだけど…結末にはゾッとしました。
    どんでん返しに、本当にやられた感。
    そして、本の中もですが、読み手も固定概念で読むとやられちゃう1冊でした。

  • 題材は面白く、現代に特有のSNSの闇をよくいかして書いていると思う。どんでん返しにこういった要素が絡んでくるのも、練られている印象。また、人間関係の普遍的な気持ち悪さについても書けており、嫌ミス的な面白さもある。
    反面、どうしても気になるのが、どんでん返しのためのどんでん返しになっている感が強いこと。叙述トリックにはつきまとうものかもしれないが。なんというか、叙述トリックを仕掛けるなら、ストーリーの中でそう書かざるを得ない必然性が欲しいと感じてしまう。
    母親とか過去の記憶のような部分が、とってつけたようで若干冷めてしまうところ。過去のブログというところともう少し伏線的に絡められたらよかった気がする。

  • 名前の表記に違和感が、と思っていたらそういうことだったんですね。確かに映像化はしにくいでしょう。
    あと、個人的にはイクメンパパは自己中心的過ぎて、同情できない。

  • SNSでの書き込みトラブルという身近な題材は(個人的に)興味を引きます。「現実に起こりそう」という点からくる怖さは、ページをどんどんめくって読み進めるのに十二分なモチベーションになっていたように思います。

    それだけに、いちごバンビの正体が微妙に感じられた(動機が小さなことに感じられたからかな?)ことと、今西の登場が唐突すぎて取ってつけた感を覚えてしまったこと。そして事件の黒幕の正体にあまり意外性が感じられなかったことと、その動機に納得感があまりないように思われた点が、個人的に残念でした。

    帯には「女王はかえらない」を超える衝撃!とありますが、先に読んだアドバンテージを加味しても「女王は〜」の方が面白いと思いますし、人に勧めるならそちらを選ぶかと思いました。

  • ラストのどんでん返しラッシュが良かった〜
    前のページを読み直しながら読みました!

    誰かに対する小さな悪意はみんな持ってると思う
    でもそれが一点に集中したとき、人間は限界を迎えるのかも…

    誰しもが、登場人物の誰にでもなり得ると思う…

  • 「女王はかえらない」の作者による新作。今回も映像化はまずできなさそうな作品になっている。

    主人公のひとりは夫と暮らす編集者。そしてもうひとりは事故で寝たきりになった妻を抱え、実家に娘を預けて働く国家公務員の男(子ども用のコスプレ衣装を作るお裁縫が趣味でそれを公開するためのブログも開設している)。この2人の物語がSNSやブログなどを通して絡みあっていく。

    周囲の登場人物にも何かがありそうだ。編集者のいわくありげな女友達、もうひとりの主人公がやっているブログをネタに企画書を通そうとするライター、彼女に粘着するイラストレーター、そしてウェブ上で彼女を励ますフォロワー。公務員の親友である元同僚、実妹、そして(回想シーンではあるが)眠っている妻のかつての謎の言動。

    コスプレ衣装は娘のためなどではなく単なる自己満足だと喝破した編集者は、思わずブログのコメント欄に辛辣なコメントを書き込む。書かれた男は彼女のSNSのIDを突き止め、晒すというやり方で彼女を追い詰める。彼女はしだいに不安定になり、やさしい夫の慰めも甲斐無く…イヤーな感じの展開だが、後半怒涛の畳み掛けがあり、縺れた糸が一気に解けるごとく隠されていた真実が明らかになっていく。

    まあ、今回も見事に騙されました。時代が進んだら作中で使われているさまざまなメディアも古くなってしまうのだろうなあというあたりは"賞味期限のある"作品かもしれないとは思う。

    お話として好みかというとそうでもないのだけれど、最後にパズルのピースが嵌って一枚の絵になる瞬間はある種の爽快感があった。

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彼女はもどらない (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の作品紹介

雑誌編集者の楓は、娘の衣装を自作する人気ブロガーに批判的なコメントをしたことから、自身の過去のブログを匿名掲示板で晒され、陰湿なストーカー被害に遭うようになった。一方、寝たきりの妻を抱える官僚の棚島は、家庭や職場でのストレスを解消するため、ブログで執拗に絡んできた女を破滅に追い込もうとする-。ネット上の二人が現実で交叉したとき、驚天動地のどんでん返しが炸裂する。『このミス』大賞シリーズ。

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