異世界居酒屋「のぶ」四杯目 (宝島社文庫)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 230
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800277954

作品紹介・あらすじ

春が訪れた古都。昼のランチ営業では「ヒガワリ」の定食を求める声が上がり、いつにも増して店は繁盛していた。ある日、連合王国からやってきた遍歴商人から貰った豆が大豆だと分かり、さらにその壺から微かに醤油のにおいがした。こちらの世界にも醤油があるかもしれないことに、ハンスの胸は高鳴った。そして夏のある日、海を越えてきた男が「のぶ」の戸を敲く。様々な縁が交錯する異世界グルメファンタジー、第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • 古都の世界に、連合王国からの思いがけない尋ね人が。
    異世界が広がり、また魅力的なお話になった。

  • 毎度のことながら読んでほっこりホッとする物語!

    今回は異世界にある醤油と大豆の謎に迫る物語が主軸で回ります!?

    ノブに勤めて研鑽を積むハンス!
    ノブに関わる人達の手で少しずつ確実に蘇る古都!
    お客様と共に成長していく店『居酒屋ノブ』

    新たな登場人物達と共に物語が進みます。


    個人的にではありますが2020年の最後のレビューとなるかと思います!
    2021年も宜しくお願いいたします!!!

  • #読了
    とりあえずお腹がすいてしまうシリーズ笑
    他にも同じようなひとがいたとは!?みたいな感じで驚かされたけれども。
    のんびりしたい時に美味しそうだなーって思いながら読むくらいがちょうど良い1冊

  • 何巻まで読んだかわからなくなっていましたが、ようやく3巻まで読んでいたことがわかり、再開しました。やっぱりおもしろいですね。
    ヨダ・コーザの話は驚きました。ロビンソンクルーソーだったか、十五少年漂流記だったか、家族ロビンソンだったか忘れたけど、最後の方でこういう話が出てきたなって思い出しました。

  • カルラさんの月と筍にまつわる話興味深かった(^^)
    それと相変わらずジャンの勝手な振り回されっぷりは面白い。大好きキャラw

    今巻の目玉はなんと言ってもヨダさんの話!
    これを転機にこの先また大きなイベントが発生しそう。楽しみ!(^^)

  • 3巻目の時点で少々同じパターンで大丈夫だろうかという心配があったが、杞憂だったようだ。
    新たなキャラクターや新たな挑戦を前にのぶは一層賑やかさを増していく。乾杯!

  • 料亭で修業を積み
    独立のために料亭をやめた「矢澤信之」
    矢澤信之が修行していた料亭の経営者の
    一族でお見合いが嫌で家出をした「千家しのぶ」
    が「居酒屋のぶ」を開店させるも
    入り口が異世界につながり
    異世界の住人を相手に商売をすることになる
    物語の第4弾

    今回は前作で弟子入りして修行に励んでいる
    元傭兵であり常連だった「ハンス」にとって
    重要な出来事があったり
    それに関連した居酒屋のぶにとっても
    びっくりな人物が登場する

    1巻(1杯目)が出来が良くアニメ化されたものの
    2巻からは少し下火な感じの展開ではあったものの
    3巻4巻と良い展開になっていったと
    個人的には感じました

    異世界の拠点となる古都(アイテーリア)で
    手に入りにくい食材が手に入るようになったり
    無いと思われた食材がなぜか遠くの国で
    見つかると言った大きく展開していったところは
    良くも悪くも新たなエッセンスと言いますか
    単なる料理を食べさせてリアクションを楽しむ
    作品とは違うところが展開されていく感じで
    5巻に期待しつつ
    少し寝かせてから読もうと思います

  • 2021年9月17日(金)ジュンク堂書店三宮店で購入。

  • 2020/5/11 読了

  • ★3.0
    シリーズ4作目、全23話が収録された連作短編集。これまでは食べ物の印象が強く残っていたけれど、今回は食べ物よりも人間関係に重点を置いた作り。お馴染みのキャラクターは勿論、さらに新たな人物が何人も登場し、そろそろ誰が誰だか分からなくなってきた(笑)。そして、良く言えば安定、悪く言えばマンネリで、少し飽きてきた感も無きにしも非ず。それでも、奇譚拾遺使のジャン=フランソワ、海を越えたダミアンのエピソードは楽しかった。また、マルコに依田さん、昔を懐かしむ信之としのぶ等、故郷を思うエピソードも印象に残る。

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著者プロフィール

1983年、大阪府生まれ。大阪市立大学文学部卒。会社勤めの傍ら、読書趣味が高じて文章を捻り始め「邪神に転生したら配下の魔王軍がさっそく滅亡しそうなんだが、どうすればいいんだろうか」でデビューするに到る。著書は他に『異世界居酒屋「のぶ」』(宝島社)がある。

「2016年 『邪神に転生したら配下の魔王軍がさっそく滅亡しそうなんだが、どうすればいいんだろうか6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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