映画秘宝EX 映画の必修科目07 冷酷! 悪漢映画100 (洋泉社MOOK 映画秘宝 EX|映画の必修科目 7)
- 洋泉社 (2013年7月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800301963
感想・レビュー・書評
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大人気「必修科目」シリーズ第7弾!
ダースベイダー! ジョーカー! レクター博士!俺たちの悪のヒーローここぞとばかりに大集結!
全人類を震撼させた猛毒悪人映画100本!
映画の重要な要素である悪役の歴史を追うと、時代とともに変化している。
SF映画やスパイ映画や西部劇での無法者やナチスなどの当時の敵国やインディアンから、刑事物の映画が数多く作られるようになると凶悪犯やアンチヒーロー的な悪役やサイコな精神異常者やテロリストなど、多彩な魅力を持った悪役が観客を楽しませている。
「ジャンゴ繋がれざる者」の悪役カルビン・キャンディや「イングロリアスバスターズ」のランダ大佐や「ダークナイト」のジョーカーのように、複雑な内面を持った悪役も登場しており、映画が人間や現実の合わせ鏡だとすれば、主人公のヒーローが人間の善を象徴するように、悪役も時代の悪を象徴した物でリアリティのある悪役でなければヒーローは輝かない。
ヒーローと同じように、悪役もまた映画の華なのだ。
この本で紹介されている悪役は、凶悪犯型(ヘンリー、「ダーティーハリー」のスコルピオ、「ありふれた事件」のブノワ、「ダイハード」のハンス・グルーバー、「スピード」のハワード・ペイン、「エボラシンドローム」のカイなど)、ダーティーヒーロー的な悪役(「マッドマックス2」のヒューマンガス、「時計じかけのオレンジ」のアレックス、「俺たちに明日はない」のボニー&クライド、「スカーフェイス」のトニー・モンタナ、「ターミネーター」のT―800、「ナチュラルボーンキラーズ」のミッキー&マロリー、「ヒート」のニールマッコリー、「キル・ビル」のビル、「ダークナイト」のジョーカー、「トレーニングデイ」のアロンゾ、「フェイスオフ」のキャスター・トロイ、「ウォール街」のゲッコーなど)、サイコ系(「サイコ」のノーマン・ベイツ、「シャイニング」のジャック・トランス、「ミザリー」のアニー、「セブン」のジョン・ドゥ、「アメリカンサイコ」のパトリック、「ファニーゲーム」のパウルとペーターなど)、悪女系(「蜘蛛女」のモナ、「氷の微笑」のキャサリン、「危険な情事」のアレックスなど)など多数紹介。
現代悪漢監督10傑や犯罪者映画スター名鑑では、セレブ監督のダーティーな面も紹介しており、必読です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
悪役による悪役のための本。個人的には「ヒッチャー」のジョンライダーが好き。ルトガー・ハウアー怪演。
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悪口が誉め言葉。
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"映画秘宝の別冊、映画の必須科目7冊目は「冷酷!悪漢映画100」。
悪役が生き生きしている映画は傑作。
年代別に100の映画を紹介してくれる。
次に期待する必須科目は
背筋の凍る映画100
スパイ映画100
戦争映画100
涙なくては見れない映画100
歴史を学ぶ映画100
などなど
きっと続くシリーズに期待を込めてのリクエスト。" -
わはは!この本サイコーです!
「映画は悪役がポイントだぜっ!」
なんて思っている人にはもうたまらん本。
なんせ、この本には悪役しか掲載されていません。
悪の美学だぜっ!なんて思って読んでたら…
あれまっ!ホントにその素顔もぶっ飛んだ悪人だったぜっ!という俳優さん&監督の紹介もあったりしてかなり楽しめます。いやだって、オリヴァー・ストーン監督なんてマリファナをキメながらドラッグ雑誌の表紙を飾ってるんですぜっ!!それも満足そうなキメ顔!
60年代~2000年代の映画をピックアップしてるんだけどま~ホント今思えば昔の映画ってムチャクチャなシーン多くておもしろい~。
個人的には「ファスター・プシーキャット・キル!キル!」が選ばれていてびっくり。
ビジュアルのかっこよさでリバイバルを見にったけど、内容は全く覚えてないし、エロと悪と内容がないよう~的な映画だったてことしか覚えてなかったけど。この本を読んでからもう一度見たくなったかな。
いや違うな、この本を読みながら全部の映画を見直したいかな。
とにかくこの本のライターさんの映画愛あふれる&毒舌文章にシビレました!! -
おもしろかった!
個人的に
カッコーの巣の上でが
取り上げられてて
うれしかった。
あの看護婦さんは
リアルで怖すぎる…… -
表紙は最高に思えたけど、説明がつまんなかった。
まだ観てない面白そうな作品も見つからず。
よみごたえなし。 -
とりあえずメモっとく。