- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800302496
作品紹介・あらすじ
政治家、有名人、歴史上の人物、Twitter…etc.書評ブログ月間100万PVのαブロガー・カリスマプログラマーの著者が古今東西の失言を一気に斬る!
感想・レビュー・書評
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堂島のジュンク堂で見かけ、もともと弾さんの本は好きだったので購入。
著名人や歴史上の人物たちの失言を取り上げ、分析した本。少し前(2013年)の本だが、失言の背景/何が問題になったかについても説明しているので、わかりやすい。本書では、失言と取られるかどうかは発言そのものではなく、発言者の立場と文脈で決まると主張している。その上で、失言を無くす(減らす)ためには、恐れて何も発言しないのではなく、日頃からまめに発言することで文脈を形成し、失言リスクに対するセーフティネットを構築することを提言している。
非常に納得のいく話だし、これからは心がけていきたい。ただ、一つ一つの発言がこれから先ずっと自分の文脈を形成する要素の一つだと思うと心理的ハードルが高いなぁ…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容(「BOOK」データベースより)
政治家、有名人、歴史上の人物、Twitter…etc.書評ブログ月間100万PVのαブロガー・カリスマプログラマーの著者が古今東西の失言を一気に斬る! -
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非公式な場ならともかく、為政者というのは、建前を言うのが仕事だからです。14
為政者は台本を読め。台本をきちんと書かせて、それをきちんと読み上げるのが彼らの仕事。アドリブでつぶやいている時点で負けたも同然15
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「お口は固いでしょうな」
スペードは首を横に振り、「おしゃべりは好きなたちです」
「ますますけっこうですな」太った男は声高にいった。
「口の固い男は信じないことにしています。そういう手合いにかぎって、具合の悪いときに、具合の悪いことをしゃべってしまうものでしてね。日頃の訓練がなければ、まともな会話はできません」33
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1▼情報を得るために読む(黙読)
2▼相手に伝えるために読み上げる(音読)
3▼相手の共感に訴えるように読む(演読)60
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頼まれれば嫌といえない、サービス精神の旺盛な人物は、ふとしたことで失言をしてしまうものですが、それと同様の匂いを森善郎にも感じます。90
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う〜ん、残念ながらつまらない本だった。
著者は本を読むのも早く、頭も非常に良いし、社会的・資産的に成功している。ブログも面白い。
しかし、本の作家としてはイマイチと感じる。
今回も‘失言’というテーマで無理矢理ページ数を稼ぎ何とか本の体裁につなげたのでは?と感じる取り敢えず出版したというレベル。
この内容で1,500円は高い!その価値無し。 -
○プログラマー、ブロガーの小飼弾氏の著作。
○世の中で実際にあった”失言”を取り上げつつ、なぜ失言が起こるのか、どうしたら防げるのか、むしろどうしたら許されるのか、といった観点から失言の構造等に迫った作品。
○「あ~こんなのもあったな」という懐かしい失言が多く、それを元に解説されているので、とても面白く読むことができた。
○特に、台本の棒読みを演技力でカバーするという視点は、仕事でも役立ちそう。
○読み物として面白い。 -
弾さんの本はいつも楽しく読むが、今作は正直もの足りなかった。失言のタネの多くを時事に求めた結果、失言主の底なしの阿呆さに付き合いきれなくなり興味を失ったのかなと思った。
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値段の割に内容は薄めだけど,まあ弾さん好きなら
今までの本とはかぶっていないため許せます。
中身はさらりと読める失言集という感じ。弾さんなりの解釈を加えているのでふむふむと流せます。