幕臣伝説 (歴史新書y 48)

著者 :
  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800305060

感想・レビュー・書評

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  • 幕府に仕えた男女たちの知られざる仕事と事件の数々。(2014年刊)

    本書は、歴史に埋もれた幕臣たちの23のエピソードを紹介している。どれも興味深い話である。既に知られた話もあるが、類書をなぞるだけではないのも嬉しい。
    特に「選ばれた十人の御家人」と「喜連川には気をつけろ」が良い。前者は、幕府の記録を残そうという旗本御家人たちの地道な努力が、後者は、格式が大事だった江戸時代において、あわよくば家格を向上させようという喜連川家と大目付の攻防が面白い。

  • <目次>
    細かいので略。

    <内容>
    江戸時代の文献から面白い話を引き出す第一人者である、氏家幹人さんの本。磯田道史さんと共に必ず当たりだる人。久しぶりに読みましたが、衰えていない。最初に忍者(御庭番)から始まって、学問所関係、大奥や将軍などのトイレ番(公人朝夕人)まで、ニヤニヤして読むこと間違いない!

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著者プロフィール

氏家 幹人(うじいえ・みきと)
1954年福島県生まれ。東京教育大学文学部卒業。歴史学者(日本近世史)。江戸時代の性、老い、家族を中心テーマに、独自の切り口で研究を続けている。著書に『大名家の秘密』(草思社)、『かたき討ち』『江戸人の老い』『江戸人の性』(いずれも草思社文庫)、『増補版 江戸藩邸物語』(角川ソフィア文庫)、『武士道とエロス』(講談社現代新書)、『江戸の少年』『増補 大江戸死体考』(いずれも平凡社ライブラリー)、『不義密通』(洋泉社MC新書)、『サムライとヤクザ』(ちくま文庫)などがある。

「2021年 『文庫 江戸時代の罪と罰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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