スマートマシン 機械が考える時代

著者 :
  • 洋泉社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800307705

作品紹介・あらすじ

人工知能、ロボット、ドローン、自動走行車…機械と人間との"競争"と"共創"の行方は?IT史上最大の革命が世界を激変させる!

感想・レビュー・書評

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  •  近年、AI(人口知能)の進化がすさまじい。「スマートマシン」とは、AIを搭載したロボット、ドローン、自動走行車など、自己学習機能を備え、自律的に行動する電子機械のことらしい。
     本書の副題は「機械が考える時代」となっている。これまでの機械化、オートメーションは、考えるのは人間であり、機械は人間の指示・操作に従って動くだけだったが、これからは、機械が自ら考え、行動するようになるというのだ。子供のころに本で見た「未来の夢物語」が実現しようとしている。
     これから30年後の2045年には、コンピュータの能力が全人類の知能を上回る「シンギュラリティ(技術特異点)」に達すると言われている。機械に超えられた人間が、機械とどう共生していくのだろうか。
     機械に人間の仕事が奪われるマイナス面はあるが、少子高齢化による労働力不足を補うというプラス面もある。それが、本書で言うところの「『競争』から『共創』へ」の意味するところだろう。

  • AI、ロボット、ドローン、自動走行車、身体拡張など最新テクノロジーに関する状況、今後の見通しを概観。

    特定・特別なマシンがあるわけではなく、技術の最新動向が広く紹介されていました。

  • 2017年の販売に向けて開発されているのが、エアロフェックス社が開発している空飛ぶバイクAero-X。
    ドイツのeロボ社は人を乗せて飛行可能なバッテリー駆動型巨大ドローン「ぼろこぷたー」の開発を進めている。
    スロバキアの航空機ベンチャーのエアロモービルは2014年10月に空飛ぶ自動車の試作機AeroMobile3.0を公開し、初飛行試験を成功させた。マサチューセッツにある2006年創業のテラフージャは個人向け空飛ぶ自動車T-FXの開発を進めており、3Dのイメージビデオも公開している。

  • BGM 未来は僕らの手の中/ザブルーハーツ

  • ロボットだとかAIだとかの本。少子高齢化の日本には、今後どんどん増えていくんだろなと思った。
    ロボットやAIが仕事を肩代わりしてくれると、週の労働時間は15時間ほどですむことになり、その分余暇を楽しめるんだとか。そういう時代が早くこないだろうか(というより、本当に来るのだろうか……。コンピュータは効率化のための道具なはずだけど、コンピュータが普及する前から平均勤務時間って減ってないんじゃ……)。
    他にも、AIやロボットやドローンといった、最近のいろいろな取り組みについて書かれており、特に香川県で瀬戸内海の離島にドローンで商品を発送するプロジェクトの『KamomeAirプロジェクト』や『篠崎愛AIプロジェクト』が気になった。いろいろやってるんだなぁ。

  • スマートマシン、主にAIを搭載したロボットの最新事情が網羅的に纏まっている。(2015年10月時点)主要プレイヤーと研究状況、知能段階まで概観できる一冊だ。

    ガイダンス的内容なので賞味期限は短そうだが、スマートロボットの世界を知る手始めにはなりそうだ。

  • スマートマシンの今を著者のブログのタイトル通りにビジネスの視点から入門を経て機械学習、ロボット、ドローン、自動走行車、ウェアラブルそろぞれの分野についてとても分かり易く解説、民間に呼応する行政の動きも網羅されていてとても勉強になりました。表紙のマシントレーニングするロボットがシュールでとても良いですね♪

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著者プロフィール

NTTコミュニケーションズ株式会社 エバンジェリス

「2020年 『IoT・AIを利活用したヘルスモニタリング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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