- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800309235
感想・レビュー・書評
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文章イマイチで読みにくかった。
しかし、未だにお殿様がお殿様として
扱われている世界があるんだなぁ…と
素直に驚き。
華族はいいところにつとめられますな。
きちんと教育受けられるせいもあるのかな⁇詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本の有力な会社に旧大名などが多いのにはびっくりした。立派な旧大名だけでなく、家柄のために不自由さを感じて受け入れられなかったという人生を歩んだ人の話もでてきて、そこが身近に感じられた。
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下衆な上にも下衆だって? 百も承知。こういうテーマ、大好物です。
同意を取りつけての直接インタビューにふさわしく、基本「いいこと」しか書いてない。それでも著者あとがきによると、「そんなことまで書くのなら、この取材は受けられない」と決裂した例が少なからずあったそうで…つまるところ、ポジティヴでありながら情報量は多い、なかなかの好著になっている。
直木賞作家と息子の相克を描いた久留米藩有馬家編、ダンディな父と娘が国宝を守りぬいた犬山藩成瀬家編、一通の封書からドラマ顔負けの奇蹟が展開する請西藩林家編あたりが白眉か。その他の各章も読みごたえがあり、ラストを飾るのは「真田丸」のあの方と、同い年ながら対照的な彦根藩井伊家の若殿様。
この手の本は見かける限り手に取っているが、「華族」(金沢誠他、昭和43年刊)に匹敵する出来と言いたい。おすすめです。
2016/5/21読了