- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800311511
作品紹介・あらすじ
「価値ある情報」を掴みとるために-「仕事で新規プロジェクトのための調べ物を任せられた」「子育てや病気のことで悩んでいる」「情報の真偽に不安を感じる」こんな時、図書館はあなたの強い味方となる。本書は、あなたの仕事、さらに人生をも充実させる図書館の活用テクニックを紹介する!
感想・レビュー・書評
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便利なサイトやデータベースがまとまっていて、有益だった。文献の検索能力が少し上がった気がする。特に、レファレンス協同データベースはおもしろい。
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「カーリル」とか、他の街の図書館の本も借りれるとか、知らない図書館の使い方が知れました。
私の街の図書館には、電子書籍が借りるシステムがないので、これはぜひシステム投入してほしいなと願うばかり。
電子書籍のシステムができても、もちろん図書館には通うけれども。 -
図書館利用の達人たちの活用術が面白かった!
特に編集者のハマザキカクさん。
週末に大量に返却されてきた本が落ち着く火曜日が、本を借りるのに一番いい、とか、国立国会図書館では、貸付カウンターに一番近い端末のある席に陣取って、最初に頼んだ本が出納されるまでの間に、ブラウザのタブを20個くらい作って、閲覧したい本の検索結果を表示させておいて、カウンターで本を受け取ったら即座に次の本の閲覧申し込みをする、とか。
本当に図書館を使い倒してる感じ。 -
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まさに「人生のパートナー」とも言えるような機能があるのだから、今すぐ使わない手はない。また、これらの機能は、先に挙げたような最新型の図書館に限ったことではない。
杉並区で上限の15冊まで借りても必要な本を全部調達できたわけではないので、隣の中野区の図書館も利用することになる。もっと借りたい時はまた別の隣接区である新宿の図書館にも行くし、以前文京区で働いていたので、そこでも利用カードを作っていました。複数の図書館を使えば、2週間で冊くらいは借りられます。時々は妻にも協力してもらって借り、100冊近くになったこともあったかな。
図書館と書店の最大の違いは、書架に並んでいる資料のラインアップだ。書店はよくも悪くも現在の世相を重視したものになるのに対し、図書館の場合は売れ行きや出版嫌なく配架されている。また、公共図書館における資料の収集は思相スタンスの偏りがないよう、可能な限り留意されている。つまり図書館では、目の前の並んでいる資料は「よく売れた本」「話題になった作品」に限らず世相にとらわれずニュートラルな見地から資料の収集がなされているた的な話題に左右されずに、幅広い見識を得ることができる。
図書館では、希少価値の有無で所蔵や除架(書架から除くこと)を決定いので、書店ではすでに購入できない絶版本も所蔵し、書店で入手できなかった本のタイトルを近場の図書館の蔵書検索0PAC)で検索してみるとよい。意外と所蔵されていることに気づくだろう。最寄りの図書館に所蔵されていなくても、同じ自治体の他館に所蔵していれば、予約すれば借りられる。
図書館に来てみたものの、実はそんなにはっきり「自分の読みたい本」を明確に思い描いて来館しているわけではない時もある。また、調べたいことがあるのに、うまく調べられないという場合もあるだろう。そういう時は気になる分野の書架の前に立って、並んでいる本のタイトルを目で追ってとよい。館内を歩いて背表紙を漠然と眺めたり、資料を手に取って拾ることを、図書館界では「ブラウジング」と呼び、その偶然の出来非常に重要視している。入館時には漠然としていた知的欲求が、たくさんを眺めることで、より具体的に「こういう本が読みたい」などとブラッシるはずだ。図書館でコンセプトを決めて本を集めて並べる「企画展示開催しているのも、ブラウジングによる利用促進を図るためだ。た、書架の前を歩いてみるというやり方も効果的だ。PCやスマホを使った槍違い、書名の方から目に飛び込んで来るため、思考が活性化され、アイディアが浮かぶかもしれない。
ただし、図書館の複写サービスにはいろいろな制限があることを知っておこう。まず、複写できる範囲は「一冊または一作品の半分まで」と著作権法上で定められている。
ペルシャ語やミャンマー語など大型書店に行かないと参考書を入手できない言語でも図書館の資料で学ぶことができる。このような言語の学習書や辞典は非常に高価なものであることがほとんどで、自費で購入して学習するのはよほどの覚悟が必要だ。
2010年頃から、人気イベントとして話題なのが「ビブリオバトル」。参加者がお薦めの本を1人5分間(公式ルール)の持ち時間で紹介しあい、一番読みたくなった本へ投票する書評ゲームだ。プレゼンする力を養い、本を通じて人とつながることができるという魅力もあいまって幅広い層に支持されている。 -
自分も含めスマホ世代は、何でもググって何本か記事を読んだだけで分かった気になっていると思う。調べたいことがあるなら、NDLのホームページ(国立国会図書館なので全国の図書館本を検索可)、リサーチ・ナビ("パスファインダー"というテーマごとにまとめられた「調べ方の手引き」が豊富)、レファレンス協同データベース(各図書館で実際にあった質問事例及び回答集)を使ってみて、その結果たどり着いた本を図書館で借りてみてはどうだろう。効率的な借り方は、この本を参考にして。わたしがどうして図書館にこだわるのか?それは、著者も言っているように、"図書館の重要な役割の一つは「生きるうえで必要なありとあらゆる情報と利用者をつなげる」こと"だから。
なお、図書館は使えるデータベースが豊富なので、新聞や雑誌のデータベースの利用や、専門的な文献の情報を得るにはぜひ図書館へ。
館内で使えるデータベース
日経BP記事検索サービス
日経ビジネスなど
Web OYA-bunko
雑誌記事索引検索データベース
ブリタニカ・オンライン・ジャパン
英語百科事典
D1-Law.com
法令
JDream Ⅲ
世界中の科学技術の文献
ルーラル電子図書
農文協による食と農業がテーマのデータベース
Webcat Plus
連想検索が可能なサイト
レファレンス協同データベース
レファレンス事例
リサーチ・ナビ
公共図書館が公開しているパスファインダーへのリンク集
p141
「本を借りる」「調べものをする」プラスαの魅力ある図書館は、本を通じて人に出会い、地域を活性化し、新しい知識や創造力を育む場として機能している。 -
実際図書館を活用している方の利用方法、情報の調べ方、探し方、いろんな専門図書館、などなど読みやすく紹介されているので、これ使えるかも!と気軽な気持ちでワンステップアップできるように思います。国立国会図書館へ行ってみたくなりました。
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都会さはええべなー。田舎の図書館もがんばんねば。