- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800311894
感想・レビュー・書評
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浦安在住で都内に通勤するの雑誌編集長の読書生活体験談という印象で、あまり一般化はされてはいない。よって所謂「読書術」として参考になる部分は多くはないし、中身もかなり冗長で無駄が多い。書籍化時にかなり膨らましたせいだろう。ただし、通勤通学時間を上手く活用して読書したいという人には、ヒントになる部分はあるのかもしれないので以下の元記事を参照して興味を持てるようなら、本書を読んでみればよいのかと。
「通勤通学スーパー読書術」
https://diamond.jp/category/s-superdokusho -
著者の実例紹介が多め
内容は薄い。 -
ダイヤモンド社で編集の仕事に携わった著者が自身の経験をもとに効率的な読書の方法について書いた一冊。
読書を行うための方法から選択眼を向上させるための書店やネット書店、古書店での活用法など読書生産性を上げるための手法がたくさん書かれており勉強になりました。
また、読書時のグッズの紹介や斜め読みやペンでのライン引きによる書き込みなどの本の内容を自分のものにするための方法も書かれており勉強になりました。
本書で書かれた編集者として多くの書籍を読んできた著者の経験を活かして読書をより深いものにできると感じた一冊でした。 -
微妙だった。
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著者は元『週刊ダイヤモンド』編集長。
多忙なサラリーマン生活のなか、時間をこじ開けるように読書をしてきた経験に基づく、実践的読書術が開陳される。
「本が好きでたまらない」という感じが伝わってきて好感が持てるし、一般的サラリーマンに実践可能な方法に絞っている点もよい。つまり、「こんなやり方、金持ちの自由業者にしかできないだろ!」と言いたくなる記述が皆無なのだ。
とはいえ、本書に書かれていることの大半――たとえば、電車内での読書のコツ、図書館活用法、定点観測としての書店巡回など――は、並レベルの読書好きならとうに実践していることであり、目からウロコが落ちるような新鮮味はない。
私が本書で知った有益な情報としては、都心にある会員制の「有料自習室」は「読書室」として活用できる、という話と、薄い紙をホールドしておく「クリップスタンド」が便利だ、という話くらい。 -
移動中の読書に対する熱量がすごい。読書時間を捻出するためには遠回りのルートで帰宅するのがよい、なんてことが普通に書かれている。でも確かに、電車の中って不思議と読書に集中できるよなあ。私は新幹線でも本を読んでいると酔うけど電車だと酔わない。タイトルに「時間がない人のための」とあるだけあって、読書時間を捻出する方法まで教えてくれるのはおもしろいなと思う。
これも比較的そういうスタンスだけど、読書術の本ってたいてい死ぬほど読書が好きな人が書いてるから、「なんで『本を読む時間がない』とか言うのかわからん。ご飯食べる時間とか寝る時間とか削ればよくない?」みたいなこと平気で言うから好き。他のことをする時間の隙間に読書をするのではなくて、他のことをする時間を削ってでも読書をするための時間をつくろう、という考え方。好き~!
それから、図書館の利用についてここまで詳しく触れている本は初めて読んだ。ふつう読書術の本は「お金を出して買うべき」「買った本に書き込みを入れるべき」ということをよく言うけど、この本では「図書館で借りた本のコピーを取ってそれに書き込む」という方法を紹介している。うーん。私はやっぱり買う派だな。自分が所有している書籍に好き放題書き込むのが好き。
そして妙なゆるさがあるので読んでいて楽しかった。たとえば先述した「読書時間を捻出するために帰宅ルートを変える」話で、複数の帰宅ルートを用意してあるという話について、こういう一文がある。
「どうして同じ時間なのに経路を変えるのかって? 気分だよ、気分。気分を変えれば同じ時間でも生産性は上がる場合があるのだ」(本文から引用)
気分、というとふわっとしているけど、でもそれってすごく重要だし、確かに気分は生産性に影響するよなあ。
それから、大量のwebメディアがはびこっているこのご時世において、プロの編集者によってきちんと編集された書籍を読むことの有用性についても書かれていた。あまりにも情報が溢れているから、編集されたものだけを読んで生きるのはすごく難しくなってしまったけど、それでもきちんと編集されたメディアを読むということは自分の軸にしていきたいなと思う。
【読んだ目的・理由】読書術に関する本を10冊読むチャレンジの一環
【入手経路】借りた
【詳細評価】☆3.5
【一番好きな表現】他の文献からの引用文でごめんなさい!
「本は直ぐ役には立たない本と、直ぐに役に立つ本と二種類ある。直ぐに役に立つ本は書いてある通りに役立ってくれる。直ぐには役に立たない本は、ちょっぴりだが、いつも無限のむこうから手を振って、あなたの喜怒哀楽に応えてくれる。本は言葉で織りあげられていて、すぐに本の表情を知ることはできないかもしれない。そんな時には、すこし本と遊んでいると、昼間の星のようにかすかでも、珠玉のような表情が浮かんでくるものだ。それは愉しい経験ですよ」(吉本隆明『読書の方法』光文社 2001、光文社文庫 2007)。 -
図書館の活用法がなかなかリアル。使えるかもしれない。あとの情報はなんてことない。
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選書の効率化による読書効率の改善というアプローチ。なるほど。
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本好きな人の書いた、いかにして本を読むかをまとめた本。これを読んで電子書籍リーダーが欲しくなった。