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- Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800312426
感想・レビュー・書評
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カタルーニャ州が独立を宣言した週に読了。カタルーニャにとってFCバルセロナはスポーツ以上のものであることはなんとなく知っていたし、それがフランコ政権のクラブであるレアルとの闘いによって増幅されてきたことも、そしてバルサのサッカーがクライフによってもたらされたものであることも知っていましたが、そういった点の知識が本書によって大きな流れとして繋がりました。クライフ=トータルフットの始まり、という認識もビートルズ=ロックの始まり、みたいな簡単な話じゃなくもっと時代を背負っていることを知りました。ドイツ、ユダヤ、オランダ、フェイエノールト、エルンスト・ハッペル、プレッシング、アヤックス、リヌス・ミルケス、ヨハン・クライフ、バイエルン、ベッケンバウアー、FCバルセロナ、1974年、ファン・バステン、ルイス・ファン・ハール、ベップ・グアルディオラ…「ボールは疲れない」クライフの言葉のようにどんどんサッカーというボールは時代と時代、人と人を、世界と世界を繋いで転がり続けています。それにしてもクライフという存在は眩いばかり。この本を読んだ後、クリエイティビティという言葉て思い出す人はスティーブ・ジョブズでもジョン・レノンでもなくヨハン・クライフという単語になるかもしれません。
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少々大げさという気はするが、大筋においてクライフが偉大であることは誠にもってその通りです。ただし、この本の評価となると難しい。ただ、何年か前に読んだグアルディオラの本よりかはずっと良かった。
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