東京暗渠学

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著者 : 本田創
  • 洋泉社 (2017年8月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800313041

東京暗渠学の感想・レビュー・書評

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  • 第2巻。

    実は第1巻で東京の「失われた川の跡」暗渠のアウトラインは出そろっていた。
    だから第2弾のこちらは当然違うアプローチをとってくるわけで。

    それは「自然の川」と「人口の川」である上水、用水の複雑な水系としてのつらなりを「静脈」と「動脈」のような「水のネットワーク」として捉えようという仮説だ。
    実のところ慢性的に水の不足していた江戸、東京ではさまざまな水の争いから、用水の水はあるところに付け替えられたリ、あるいは権利の移転で流域そのものが変わってしまったりしていた。近代に入っても暗渠化をうながしたのが、人口の増加にともなう下水からの「匂い」からの要請であったり、あるいは工業用水としての利用から水そのものが足りなくなり、干上がってしまったりと。
    関東大震災からの復興、そして東京オリンピック直前の昭和36年の「下水道36答申」(東京都)が東京の川の「暗渠化」を決定づける。東京の「暗渠」は政策によるものだったのだ。
    近年の「自然に返る」流れの中で天然の川や水路に新たに流されているのは各地の浄水場で「高度処理」された水であり、自然の湧水ではない。

    それでも雨は降り、水を流す役割としての「川」は生き続ける。

    登場する主な河川、用水
    三田用水、仙川、石神井川、神田堀、藍染川、立会川、白子川、渋谷川。

  • いまだにたくさん残っているものだ。大雨が降ったら、大丈夫なのか気になるところ。

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