時代劇の「嘘」と「演出」 (歴史新書)

  • 35人登録
  • 3.21評価
    • (0)
    • (4)
    • (9)
    • (1)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : 安田清人
  • 洋泉社 (2017年8月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800313072

時代劇の「嘘」と「演出」 (歴史新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 日本において時代劇や歴史小説は人気のジャンルで、日本人の歴史好きの最大要因と思う。考証の正確さと物語の面白さは全く別物だが、ある時代を扱う以上それに準ずる制約が掛かるのは当然で、考証というフィルタリングが、エンタメとしての歴史モノの質を担保したのは間違いないだろう。すなわち考証家が時代劇や歴史小説家を育てた側面がある。昭和期に比べ、国民的に人気の歴史小説や時代劇はめっきり少なくなったが、素人ですら誤りをネットですぐ調べられる現代こそ、逆に精密な考証をものともしない作品が求められているのかもしれない。そこで興味を持った人達が歴史を勉強し、やがて歴史エンタメに一家言もつほどに育てば、両輪は上手い具合に回っているという事なんだろう。

全2件中 1 - 2件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
吉田 豪
ピーター ナヴァ...
塩田 武士
ジェイコブ ソー...
ジャレド・ダイア...
有効な右矢印 無効な右矢印

時代劇の「嘘」と「演出」 (歴史新書)を本棚に登録しているひと

時代劇の「嘘」と「演出」 (歴史新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

時代劇の「嘘」と「演出」 (歴史新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

時代劇の「嘘」と「演出」 (歴史新書)の作品紹介

時代劇狂の歴史編集者が綴る、偏愛的時代劇論!時代劇をみて、「時代考証がなってない」という批判はもちろん無意味ではない。しかし、史実を押さえて時代考証をしっかりやれば、面白い作品ができるかと言えば、そんなことはない。真実を追究する歴史学は犯すことのできない固有の価値を持つし、歴史を扱うフィクションにも、エンターテインメントを追求する絶対の自由がある。ならば、その両者が交差する地点にこそ、時代劇の理想の姿があるのではないか。本書は、時代考証という「視点」から時代劇を眺め時代劇とは何か、なぜ日本人は時代劇を愛してきたのか、これからも時代劇は続くのか、そんな問いかけにこたえるヒントを探る。

ツイートする