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- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801002227
感想・レビュー・書評
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美しすぎてはっとした。ゆっくり読もうと思う気持ちと先にいきたい気持ちがぶつかった。クレールが土地と、シモンに固執するのは安心する場所が欲しかったからだと思っていたけれど、結婚して子供が二人いてもそれを捨てて、ひとりを選んだのはシモンのことしか、見ていなくて不幸そうにも見えた。ギリシャ人の美しい母親のような、でも想像するクレールは薄っぺらい体の背の高い彫りの深い彫刻みたいな女だ。土地を歩き回って、徴を残していたのかもと思う。母親は、父を愛していなくて出ていこうとし、父は自殺して母親も二日後に自殺するとか、過去が後からわかるけれど、読んでいる途中から分かってしまった。あと、シモンの魅力が分からない。それ以外はとてもとても良かった。また何度も読み返すと思う。
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ずっと手元に残したいと思えた本。出逢えて幸せ‥
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