- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801400023
感想・レビュー・書評
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「女」度が低い、高い、自分を分析してみたらどちらにも当てはまる要素があった。
できるだけ自分の中の「女」を減らして、自分を大切に自由な日々を過ごしたいと思った。
前を向いて進んでいくことが大事。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
姪の積読を借りたもの。
女子の人間関係とあるが、「受動的でなく、自分の価値観をもって能動的に生きる」、という趣旨では男性にも当てはまるもの。
とはいえ、女性とは傷つけられた心だという指摘はすごくふに落ちる。男性は違うのかどうか知らないが、多分女性はそうだと、自分を振り返っても思う。
面倒な女性をスルーするスキルは、自分自身の注意で身につけることができるものとして、他人を変えるより自分を変えることを推奨。また、聞く力を重要視し、他人の話を聞くことが自分も癒すことがあるというあたり、精神科の先生ぽい。この辺りは自分でも注意しようと思う。いろいろ身につまされるところがある。
作者は精神科医でもあるので、ここで出てくる面倒な女性は患者さんにも多いのかもしれない。大変そうな仕事だと思った。 -
子どもの頃から大人になった現在まで、女子の人間関係はどうしてこうもめんどくさいんだ~!!!と、叫びたくなる経験は女子のみなさんなら1度や2度ではないはず。
友達、職場、ご近所、ママ友…あ~もうめんどくさい、実にめんどくさい(笑)
そんなあなたに贈る『整理整頓 女子の人間関係』
日々のイライラモヤモヤから少しだけ解放されるかもしれません。 -
本書でカギカッコに括られて登場する「女」とは、「選ばれる性」としての女性という、いささか古めかしい観念に囚われている女性のこと。
「選ばれる」ためには、好かれる必要があります。
必然的に、「女」の言動は、全てこの「好かれる」を判断基準になされることになります。
本来、好かれるべき自分より、別の女が好かれるのは、「女」にとって看過しがたい事態です。
「女の敵は女」と言われるのは、つまり、そういうことです。
本書を読んでいると、「女」の具体例が、これでもかというくらい出てきます。
嫉妬して張り合ってくる「女」、他人のライフスタイルを非難する「女」、「女」である母もまた困った存在で、「私を生きがいにする母」なんてのも出てきます。
でも、ご安心を。
本書は、そんな面倒臭い「女」たちに、どう対処すればいいかを懇切丁寧に教えてくれます。
また、読者自身が、そんな面倒な「女」にならないためにはどうしたらいいかも懇切丁寧に教えてくれます。
カギは「女」度を下げることにあるそうです。
自分は男ですが、幸いにも、これまで、こうした「女」とはほとんど出会わないか、出会ってもそれっきり、親しい関係には発展せずに来ました。
私ははじめ、これを自分の人徳ではないかと考えました。
そういう面倒な「女」が寄ってこないのは、藤井聡太六段ではないですが「僥倖」であり、これはひとえに自分の人徳であると、そう考えたのです。
ただ、よく考えれば分かる通り、「女」が寄って来ないのは、私の人徳などではありません。
「好かれたい」という欲望を持つ「女」が好かれたいのは、私のようなうだつの上がらない男などではなく、見目よくお金もたくさん持っている男だからです。
なるほど、だから自分の周りには「女」がいないのか。
私は声を殺して泣きました。
でも、悲しむことはありません。
私の周りには、「女」を脱し、自分のために生きる、自由でのびやかな女性が両手に余るくらいいます。
そんな彼女たちを、私は全力で応援しています。
共に頑張りましょう。 -
久しぶりに読んでいて痛い。
これは私の中の「女」が「イヤマジ無理っすよ」って叫んでいるのか、あるいは書き手が女性だと知っているせいなのか。
なんとなくなんですが、周りの視線を気にする空気読みスキルの高い「女」に対し、不用意にこの本に書いてある通りの事を行うと、「裏に透ける気持ち」がバレて酷いことにならないかなぁ?と。
悪口を言わないとあるけれど、結構酷いコト言ってるし考えているぞ。作者の言う「女」を超えたものって何なんだろう……。
私がここに書かれているほど酷い「女」を見たことが無いからかもしれないけどね。うん。やばいときは逃げようって思った。やばくなりそうな時も逃げようって思った。 -
考え方次第で気持ちは楽になるなると思う。
でも、根本的な「女」に対するイライラや嫉妬は消えないかもしれない。
それは、自分の中の「女」の消し方が解決できなかったから。
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どうにも食傷気味になる本でした。
良い方だなと思っていた女性達も、もしかしたら「女」度の高い方だったらどうしようかとうろたえてしまいます。
この本を男性に読んでもらった後に、よければ感想を頂いてみたいです。 -
·自分の「女」度を下げて対応する。
·女性にも、男性にも アドバイスしてはいけない。
·愛想よくする必要はある。
·陰口をたたかれても実質害はない。 -
2022.7
女は癒されていない存在という表現に何だかすごく納得してしまった。今までもやっとしてたことが、この本を読んで少しすっきりし、体験したことのある事例もあったので、参考になった。 -
会社の同僚との関係に思うところがあり、読んでみた。
・女性にありがちな嫉妬心・競争心・劣等感・意地悪さなどを「女」と定義
・「女」度の高い人は上記の感情を向けてくることがある
・不快に思う相手の言動は、相手の「女」が傷つくことにより生まれる
・相手の「女」に出会ったときには
→物理的には、距離を置く(相手を否定し「女」を傷つけないように気をつける)
→精神的には、相手に巻き込まれて自分の中に「女」を生み出さないよう、相手の行動は単なる「女」のパターンだと理解する
・自分の中に「女」を生み出さないためには
→「相手に好かれたい(=選ばれたい)」という意識から抜け出し、「自分はどうしたいか」を意識する
本の中では、様々な事例とともに対処法を記載しているが、全てを取り入れるのは現実的に難しいと思う。
自分がそういう相手に出会ったときに対処できるかというと、そのまま実践すると時折八方美人になりかねないし、ストレスの溜まる相手には自制心が保てる自信もあまりない。
また、自分がこの本のように接したからといって相手は機械ではないのだから、すんなり事が収まる事は少ないと思う。
ただ、本書を読んで、自分の中の「女」に自覚を持つことができた。
察して欲しいと思う自分、選ばれないことに傷ついている自分がいたことに気づけた。今までそこに定義付けをしたことはなかったけれど、今後は「ああ、今は自分にそういう現象が起きてるんだな」と冷静になれそうな気がする。
察して欲しいは「女」、相手の中に存在を残してやろうとするのも「女」。
相手への対処法というよりも、自分の中の「女」度を高めないために、気づきを与えてくれた本だった。