シグマフォース シリーズ⑥ ジェファーソンの密約 上 (竹書房文庫)
- 竹書房 (2014年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801900349
作品紹介・あらすじ
アメリカ・ユタ州山間部の洞窟で謎の爆発が起こった。現場の大地や岩盤は細かい砂と化し、火山の噴火を誘発してしまう。シグマフォースのペインター・クロウ司令官は、現場に居合わせたハンク・カノシュ教授らとともに、爆発の謎を追う。同じ頃、シグマのグレイ・ピアース隊長と女暗殺者セイチャンは、テロ組織ギルドの手がかりを求めて国立公文書記録管理局に向かっていた。トーマス・ジェファーソンら建国の父たちとアメリカ先住民との間の密約とは?「十四番目の植民地」とは?「大いなる秘薬」とは?それらは爆発と、ギルドの起源と、関係があるのだろうか?ニュートリノの謎の放出と、トーマス・ジェファーソンの書簡の内容を手がかりに、グレイたちはアイスランド沖合の島へと向かう。
感想・レビュー・書評
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アメリカのユタ州山間部で爆発がおきた。それが火山の噴火を誘発させる。ペインターは爆発の謎を追い、クレイはセイチャンと共にギルドの手がかりを追う。古代のナノテクノロジーであるおおいなる秘薬と建国の父トーマスジェファーソンと先住民との約束。14番目の植民地を追い求めて地球規模の大災害を止めるべく奔走する。
あとがきを読んで本作は対ギルドの三部作の二作目だと知る。ギルドの正体についてさらなる核心に踏み込んでいる
相変わらず面白い。科学、歴史、宗教、あらゆる要素を絡めて、謎解きとアクションも楽しめる作品はこのシリーズしか知らない。このシリーズをきっかけに科学や歴史をもう一度勉強し直そうと思える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回の科学技術は、ナノテクノロジー。日本のカミオカンデも登場。ニュートリノの観測で大きな役割を担います。
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読書録「ジェファーソンの密約(上)」3
著者 ジェームズ・ロリンズ
訳 桑田健
出版 竹書房文庫
p170より引用
“生き残り、強くあるためには、十三の植民
地が一つにまとまらなければならない。一つ
になって初めて、新しい国家は折れることの
ない存在になれる。”
目次から抜粋引用
“侵入
火災旋風”
機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
長編アクション小説。シリーズ第六弾上巻。
18世紀アメリカ、未開の地に一人のフラン
ス人科学者が探検に訪れた。調査していた墳
丘で、発見された物には…。
上記の引用は、部族の族長が教えた十三本
の矢の逸話についての一節。日本でも毛利家
の3本の矢の話があって、世界中で同じよう
な教訓が語られているのかもしれないようで
すね。
今回の話で、日本のとある実在する科学施
設が登場します。それほど大きく取り上げら
れてはいませんが、世界的にも珍しい施設の
ようですね。
前回の話に続き、司令官が最前線で奮闘し
ています。困った身内がいると、管理職の仕
事もままならないようで、苦労の絶えない
キャラクターです。
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ナノマシン、そして本格的なギルドとの対決。どちらも対処するのが困難を極めるだろうなあ、というところがワクワクします。前回グレイとベッドインしたのはセイチャンじゃなかったのかぁ。残念。
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下巻で
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ちょっと荒唐無稽な設定なような・・・
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グレイ。あんたいったいいくつになった?一作目から何年経ったのだろう?
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シグマシリーズ第6作目。今回は謎の先住民の秘密に迫る。相変わらず面白い。下巻へ。