- Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801901971
作品紹介・あらすじ
トリスタンは公爵の次男として生まれながら、14歳のときにすべてを失った。それ以来、海に生き船長にまでなった彼は、もはや自分のことを貴族だとは思っていなかった。ある日、トリスタンのもとを伯爵令嬢アンが訪れ、4年前にクリミアへ出征した婚約者に会いに行くために船を出してほしいと頼む。一度見たら決して忘れられないアンの銀の瞳にトリスタンは心を奪われる。それは悲劇を見てきた瞳だった。トリスタンは船賃はいらないと断るが、船を出すのにひとつだけ条件を出す。それは、航海の途中でただ一度だけキスをさせるというもの。急がない、ゆったりした長いキスを…。憤慨したものの、結局その条件を受け入れたアン。ふたりの旅路の果てに待つものは-
感想・レビュー・書評
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「ペンブルックの失踪した三兄弟」シリーズの二作目です。
最近はロレイン・ヒースの作品は、ちょっと読むのがキツいんですが...。
ヒロインが思ったより好きだったかな。こういう航海ものってわりとパターンで、今一つ好きじゃないんですが、これはそうでもなかった。
トリスタンが無理押し過ぎるのがどうかと思ったけど、自制が効いていたのでよかったです。
あとはレイフの話か...読むのきつそうだな~ -
女たらしの次男のお話。三男の闇はなんなのか、楽しみにしています。
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ペンブルック兄弟シリーズⅡ。ヒーローは前作の双子の弟。ヒロインは婚約者の喪にふくす伯爵令嬢。亡き婚約者の眠る場所への移動に船長ヒーローを雇うところから始まる。この航海、どれぐらいの旅かわかんないんだけど、意外とすんなり行ったよね。嵐は一度あったけとそれぐらい。ヒロイン宅では大騒動だったと思うんだわ。一人娘が置き手紙残して船旅に出たんだから(笑)貞操は合意の上で喪ってしまったものの、無事帰宅したヒロイン。あの時代って貞操は重要視されると思うけど、月のものが来たから、で話すすめるんだ、、って思っちゃった。亡き婚約者の兄が良い人だった。彼もまた亡弟の手紙に囚われていたからね。次は3男レイフがヒーロー。一番心の闇が深そうだわ。