薬が人を殺している 知っておきたい有害作用と解毒のすすめ (竹書房新書)

著者 :
  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801902244

作品紹介・あらすじ

一般的に「効く」と信じて飲まれている薬の大半は効果がないどころか危険な副作用で健康を損なうものばかりである。気鋭の内科医が知られていない薬の危険な真実を解き明かす。また健康を取り戻すための解毒の方法についても解説する1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 薬と言えば、子供の頃に祖母が糖尿病の薬だと言って、毎食後に何種類もの色とりどりの錠剤を服用していたのを記憶しています。

    子供心に、薬は病気を治すために飲むものと思っていたのに、なぜ会うたびに飲み続けているのだろうと不思議に思っていました。実は、今も同じ思いで、薬は飲み始めたら一生飲み続けなければならない、という一種の恐怖のようなものを感じています。

    そんな私にとって、この本のタイトルは一見して過激とは思いましたが、不思議と違和感はありませんでした。危険な薬を飲むよりは、ちゃんとした食事を1日3回ではなく、2回にする等、ためになる内容が多かったです。

    以下は気になったポイントです。

    ・夕張市の病院は財政破綻したので縮小・集約されたが、現実的には死亡者数は減少して以前より人々は元気になった(p15)

    ・熱を下げるとは、病気を治すことに成功したのではなく、発熱という不快症状を取り除いたに過ぎない(p21)

    ・現代西洋医学の基本は、対症療法、この事実こそが病院は病気を治してくれない(p22)

    ・昔の平均寿命が短い理由は、幼児死亡率が高かった、緊急医学が発展していなかった、外傷・感染症死亡率が高かった、貧富の差などに起因していることが分かっている(p29)

    ・現代西洋医学で治療すべき3ケース、1)そのまま放っておいたら死んでしまう、2)死にそうになる、3)体の機能を喪失してしまう病態(p33)

    ・抗生物質が細菌など他の生体への攻撃性があるのは事実、しかしその攻撃性がプラスの方向に働くかどうかは個々人の生命力、体質に左右される(p47)

    ・危険な薬として、1)ワクチン(予防接種)、2)精神薬、3)抗がん剤(p51)

    ・ワクチンは直接注射で成分が入り込んできて、血液の中に入り込むので、特に注意が必要(p54)

    ・ワクチンを打った子供と、打たない子供では、打った子供のほうが圧倒的に緊急外来にかかりやすい。2004-2008年まで追跡調査した32万人の研究から(p59)

    ・イタリアの裁判において、三種混合のワクチンを打って自閉症のような症状になったとされ、勝訴した件は、日本では一切報道されなかった(p62)

    ・インフルエンザワクチンの予想はほぼ外れている、予防注射をしておけば安心だ、というのは信憑性が疑われてきたので、「予防注射をしておけば重症化しない」とい言い出した。しかしちゃんとした研究機関のデータでは、むしろ病気にかかりやすい、ことが分かっている(p69)

    ・昔はワクチンの一部で強制接種の時代があったが、あまりに効かないばかりか副作用や後遺症が多数認めらたので、国も任意接種にせざるを得ない歴史があった(p72)

    ・ワクチン後進国といわれる国ほど、幼児死亡率が低いという衝撃的なデータがある(p77)

    ・精神薬は、ヘロインやコカインには及ばないものの、大麻やLSDなどより依存症の高い物質である(p82)

    ・多くの事件が、精神薬を飲んで発生したことがわかっている(p92)

    ・精神病院では死亡退院が年換算で、2万人を超える。四分の一以上は入院して3か月以内に亡くなっている(p98)

    ・世界最初の抗がん剤は、マスタードガスという毒ガス兵器で、ナイトロジェンマスタードというもの(p102)

    ・99%の医師は、自分が癌になったときに抗がん剤治療はしない、という良く知られた逸話がある。癌の大御所の先生達は知っている。(p104、106)

    ・癌を治す方法はいくつも存在する、医学不要論・抗がん剤で殺される・3日食べなきゃ7割治る・家庭でできる自然療法・あなたの体の設計にミスはない、が参考文献(p111)

    ・コレステロールがないと、細胞膜がつくれない、脳の神経線維を保護しているのもコレステロール。胆汁酸の生成、脂溶性ビタミンの代謝にも欠かせない。善玉悪玉コレステロールは誤解で、種類は1つのみ。肝臓から運ばれていく「リポタンパク」か、肝臓に運ばれていく「リポタンパク」かの違い(p116)

    ・コレステロールが高いと、動脈硬化や脂肪肝のリスクは高まるが、低いと、免疫力が低く、癌や感染症にかかりやすいという統計がほとんど(p116)

    ・血圧の基準は昔は、160/95程度、筆者は年齢に100を足せと指導している(p120)

    ・胃酸は食物を消化するのみならず、その強い酸性で殺菌をする効果もある。胃酸を抑制すればするほど、食物消化が困難となり、栄養摂取が阻害される(p123)

    ・現在使われている代表的な強い咳止め薬は、コデイン系であり、モルヒネに類似した麻薬に準ずる薬(p126)

    ・感冒などにおいて、ウイルス疾患が主となるが、これを倒せる薬は存在しないので、自己免疫力がカギとなる(p128)

    ・人間が発熱するとは、免疫反応によって、ウィルスや細菌を殺すためであることを忘れないこと(p128)

    ・人間の体は、もともと砂糖を直接取るようにはできていない、糖は糖化をもたらすが、活性酸素を生み出し過酸化を誘導したりして、様々な病気を誘発する(p149)

    ・人工甘味料は、砂糖と同じかそれ以上に危険な代物、最も危険なのが、アスパルテーム、脳腫瘍などの発癌性、知能低下、てんかん、精神病の原因となる。そこででてきた、スクラロースも同じ(p150、152)

    ・乳製品を取らない老人は、股関節の骨折率が非常に低い。カルシウムの摂取源として、大豆・海藻・ギャベツ・ブロッコリーを推奨(p154)

    ・国債環境NGOグリーンピースが発表した、日本の遺伝子組み換え食品使用ランキングに掲載された大手企業として、明治・味の素・山パンがある(p164)

    ・肉はアメリカ産牛、ブラジル産鶏を避ける、魚は産地と青魚を重視して養殖モノはさける、甘いモノはさけて、塩・酢・コショウ・醤油・味噌は激戦する、フッ化物なしの歯磨き粉、ファーストフード・ジャンクフードは回避、チェーン店で食べない、異性化糖入りジュースを飲まない、コンビニ食は危険、牛乳・乳製品は避ける、マーガリン・トランス脂肪酸は避ける、石鹸・化粧品を見直す(p182)

    ・一日二食、ブランチと夕方くらいがベスト(p183)

    2015年12月13日作成

  • ユーチューブで著者である内海先生の動画をお見かけし、手に取った一冊です。その要旨は薬などのあらゆる人工合成物は有害であり摂取しないこと、またそのためにどのような行動をしたら良いのかをお示しされた良書です。現代では知らない間に摂取してしまうことがほとんどであるため、全てを除外することは難しいことかもしれませんが、知ることと意識することが重要であると感じました。意識した行動をしようと思います。

  • 図書館で借りたが、読めず返却。

  • 薬のリスクとは?
    人間にとっては毒
    薬を飲むことで病気のリスクが高まる

    なぜ薬は害があるのか?
    含まれている物質が体に危険なものばかりだから

    どのように解毒していけばいいのか?
    薬は対症療法だと理解して、生活している中の社会毒(砂糖、甘味料、食品添加物など)に気を付け、今まで溜め込んだものは汗で毒を排出させる

    薬は体にいいものだとは思っていなかったけど、薬が原因で体に沢山の悪影響があることを知り恐ろしいと思った。身近な食品や日常何気なく使っているもの(シャンプー、リンスなど)の中にも体に悪影響を及ぼすものがあるため、極力避けながら生活出来るようにしていきたい。

  • 薬については僕もなんとなしには良い面ばかりではない、とは思っている。ただ根拠はない。その根拠となるデータを示されているが、データは採用者の意向により、どうとでも見せる事が出来る。と言う考えが僕にはあるので、決定打にならない。要は何を信じるかは自分次第だと思う。信じて、服用して、安心ならそれで良いのでは?

  • ベンゾシアピンの功罪 →常用量依存を起こすことにより、患者が受信を怠らないようにする

    医原病 iatrogenic disease

    心身一如(しんじんいちにょ)・・・仏教で、肉体と精神は一体のもので、分けることができず、一つのものの両面であるということ。

    ワクチンを打てば打つほど感染症にかかりやすい→ アメリカで行われたコホート研究

    風疹患者の70%はワクチン接種済み

    麻疹にかかった人の66%は麻疹ワクチンを接種していた。風疹に罹った男性の76%は風疹ワクチンを接種していた、女性の65%は風疹ワクチンを接種していた

  • 内容は面白いけど、いかんせん素人には判断できないのがなんとも・・・
    ジャンクな食べ物我慢して寿命の伸びても・・・

  • うちの母は認知症で毒を盛られていると思うらしく薬を一切飲まなくなった。まあそれでも健康に暮らしているわけで、本当に必要は薬がどれだけあるのか本当に疑わしい気はする。最近のお医者さんは診療所にしてもそれなりに大所帯になってきてそれを維持していくのが大変だろうなあ。医者も大きな組織の意向に従って行動せざるをえなくなってきているというのが実情だろうなあ。その結果として飲まなくてもいいような薬がどんどん供給されてくるのが今の姿なのかも知れん。

  • うちの母は認知症で毒を盛られていると思うらしく薬を一切飲まなくなった。まあそれでも健康に暮らしているわけで、本当に必要は薬がどれだけあるのか本当に疑わしい気はする。最近のお医者さんは診療所にしてもそれなりに大所帯になってきてそれを維持していくのが大変だろうなあ。医者も大きな組織の意向に従って行動せざるをえなくなってきているというのが実情だろうなあ。その結果として飲まなくてもいいような薬がどんどん供給されてくるのが今の姿なのかも知れん。

  • センセーショナルな内容だが、真偽が定かでない。取捨選択が必要。

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著者プロフィール

内海 聡:医師。2013年、断薬を主軸としたTokyo DD Clinicを東京都台東区に設立。NPO法人薬害研究センター理事長。市民がつくる政治の会代表。日本再生法人会代表理事。Facebookフォロワーは17万人以上、Twitterは15万人以上。執筆活動も精力的に行っており、精神医学の本質を暴いた『精神科は今日も、やりたい放題』(PHP文庫)や、『新型コロナワクチンの正体』(ユサブル)などがベストセラーに。また、先住民に関する造詣も深い。医学の正体や、社会構造、健康になるための食事法、量子医学にいたるまで著作は多数。近著に『2025年日本はなくなる』(廣済堂出版)がある

「2023年 『世界が滅ぶ前に私たちは何ができるのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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