コミケにて「おっさんレンタル」で売り子をお願いした話 (バンブーエッセイセレクション)

著者 : いづみみなみ

• 竹書房 (2016年12月22日発売)

作品紹介・あらすじ

同人誌即売会でのストーカーに悩んでいた作者が、対策のために使用したのは「おっさんレンタル」!!1時間1000円でおっさんをレンタルできるこのサービスでコミケに初参加するおっさんはどんな活躍を見せてくれるのか!?表題作に加え「開運オッサン編」と「うんちマン編」の全3編を収録。

感想・レビュー・書評

[mさんの感想 · 2023年9月10日]

以前「おっさんレンタル」というサービスを始めた西本さんの書籍も読みました。本書はサービスを利用したユーザー目線のエピソード。それぞれの個性的な色を持つおっさんが登場します。著者は悪質なストーカーに悩まされて、イベントに参加できずにいたため対策として、おっさんレンタルを利用したことが始まり。そのサービスの魅力を知り、占いや悩み相談などができるおっさんもレンタルして取材していきます。様々な人と接してきたことも含めて人生経験が豊富、更に聞き上手なおっさんというのは、そこかしこに居そうで、なかなか居ないように思います。居ても関わる機会が無い。おっさんも、おっさんじゃない人も、現代は自分の話を聞いて欲しい人で溢れているからです。一人で商売をするには心細い時もあり、何かを決断する後押しが欲しい時、赤の他人からの意見が欲しい時もあります。だからこそ、ニーズが絶えないサービスなのではないかと感じます。

[suitokuさんの感想 · 2017年6月30日]

うんちマンの言葉が深い。

[朱夏さんの感想 · 2017年6月28日]

コミケ売り子、開運おじさま、ウンチの人をレンタルした実録漫画。
皆さんいろんな経歴をお持ちで人生聞いても面白そう。
開運の方が理解が難しいのかちょっと悩んでるのがかわいい。
おっさん達も何となく今まで知らなかった世界を見てるんだろうなって思えた。
ウンチの人は普通に講演？公演？でも食べてけそう。
あと嫌いな人に無理して合わせてしまうのは自分を信用していないからだとかってのが響いた。

[もゆさんの感想 · 2016年12月25日]

ついにおっさんをカートに入れる時代が来てしまったんだな… コミケの売り子におっさんをレンタルしてみたところからスタート。おっさんがゲシュタルト崩壊。登場するおっさん達の濃さ。運気アップのための前向きな爆破とは。うんちマンさんの「信用を稼げばお金は必ずついてくる」は確かにそうだなって思った。人と違った経験を積んだ人の話って面白いもんな。