- Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801954632
感想・レビュー・書評
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優等生×ヤクザの息子。
高校時代から大人になり、
ヤクザの若と子分として生きる2人を描いた作品。
ヤクザの息子がヤクザらしくなく、
優等生がヤクザらしいという設定が面白かった^^
あらすじでも分かりますが、執着攻のお話しでもありまして、印象としては「受のすべてが欲しい」のではなく「攻のすべてを受に捧ぐ」って感じ。
ヤクザものとしては意外な展開なのも良かった!!
ラストはスピンオフとして、別カプの話が収録されていますが、こちらはこちらでまた破天荒な展開で良かったです(≧∀≦)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一冊ヤクザさんです。読みながらずっとハラハラしてました。読み終わっても、二人の今後の事とか、ドキドキ(恋愛要素ではない部分で)してます。
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ごく普通の家庭に生まれ育ちながらもその計算高さを持て余していた優等生の畑中と、ワルを演じながらも実は家がヤクザの家系である重圧に辟易していた城田。
畑中はことあるごとに城田に関わろうとしますが城田はその理由が分からず、遂には大人になってから畑中は城田の組の組員にまでなってしまいます。
ここまではあらすじにもあるのですが、ここから先の展開はこの本丸々一冊使って描かれています。
この漫画で気に入っているところは何よりも話が丁寧だなという印象がしたところです。よくある一巻完結のBL漫画ならまずここで終わりだろうなという展開からさらにその後まで描かれていて、物語として重厚で面白かったです。
ヤクザと言えどドンパチするような感じではなく上の幹部が腹を探りながら裏のある会話をするような静かな話。ストーリー重視の方はまず気に入ると思います。
あとは絵柄の好みの問題です、少しざらっとしたタッチの絵柄なので可愛い系やキレイ系が好きな方はストライクではないかもしれませんがぜひ挑戦してみてほしいです。 -
いつもたうみさんのタイトルに唸る。惚れ相手がヤクザの息子だったので、優等生は金を生み出す学歴を得て彼の元へ…と言うBLにはありがちな設定なんだが、普通に漫画として読んでしまった。『隅田川心中』であほっ子描くのが上手い人だなぁ、と思ってから読んでるが、あほっ子と言ってしまえばジャンルくくりになるんだが、あほではなく極端に一途になると誰もがあほになるんだな、と言うあほっ子が持ち味の作家さんなんだなぁ、と。金本と鈴木の番外編的お話も良し。